夢中人に替ります

四国88カ所徒歩巡礼

江口秀一さん(S16年生) 7班

 江口さんは定年退職1ヶ月後の2001年9月長年の会社勤めの間にこびりついたであろう自分では認識出来ていない埃を、早くこそぎ落としたい。もう手遅れかも知れないがほんの少しでも真人間に近付く修行をせねば。又そこここ何処にでもゴロゴロ居る単なる一人のオッサンになる訓練をしよう。と会社人間からの脱却のため。
それといま一つはご縁があった事だと思う。(多分祖母のDNA)と四国88カ所の巡礼が始まったとおっしゃつています。

6週目の逆うち巡礼姿 6週目スタートのお寺88番大窪寺
6週目60番雪が積もる横峯寺 6週目別格10番興隆寺


 5年間で
5周約6300qを歩き、年中行事化したがいまだ悟りは得られないと、毎年巡礼の旅に出かけておられます。

非日常的な面白さ、古き良き日本との出会いを求め。健康的であり、感動・感激も得られる。宿到着後のビールがなんとも美味いこの感覚が忘れられずにまだまだ続いています。

 家からの行き帰り3回から5回に区切って、48日(108寺)プラス事前の予定検討と事後の写真入りお遍路日記(A4で130枚・約850MB)作成、配布(20名)に50日。計年間約100日がお遍路関連。予定検討・実践・お遍路日記作成の三段階で楽しめると簡単に言われますが、年間の3分の1近くを巡礼関係に費やすバイタリティーに敬服しました。

輪袈裟、おいずる、ザック 特製金剛杖3本
シューズ6足目 85番八栗寺近くのお接待所

 一周目二周目とも、肉刺が潰れたり腰や足首を痛めたり苦戦して、家と四国を九回も行き帰りしたと聞き、体力造と周到な用意の必要性を感じました。
輪袈裟、白衣、金剛杖、10sのザックを携え、朝六時出発、平均30qを歩きお寺でお参り、17時迄に民宿に入り、洗濯、風呂、そして夕食。この時の女将、同宿者との語らいが実に楽しく、盛り上がるりこれも楽しみの一つだそうです。

40番観自在寺から41番龍光寺間からの宇和海 81番白峯寺近くの宿からの瀬戸内海の夕日
82番根来寺 41番龍光寺から42番仏木寺間コスモス街道
楽しい夕食 民宿谷口のおかみと

あと10周ぐらいは歩いて廻りたい。とまだまだ意欲的に巡拝を続けています。

2009年9月掲載

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