第136回 「豊島泰経と照姫の伝説」

開催日時:2018年03月31日(土)10:30 
集合場所:西武池袋線 石神井公園駅  
コース:石神井公園駅→石神井川山下橋→石神井公園→旧内田邸→三宝寺池→殿塚・姫塚→石神井城址跡→三宝寺→石神井公園駅  (約 5.5km)

  • 約5.6km 歩行:約11,200歩  参加者:22名  解散14:00

報告:楢原

更新:2018.03.31

 

桜も我々を待っていてくれた晴天の中22人が集いました。初参加の方が4名いらして嬉しい限りです。

公園に入る前に石神井川山下橋から川沿いの数珠なりの桜を愛でて武蔵野の面影深い石神井公園に入りました。桜はまだ蕾の品種もあり長く楽しめるようです。源頼朝の旗揚げに参陣し出世した豊島氏でしたが室町時代の不安定な権力構造に飲み込まれ滅亡した歴史を学び現代に思いを致しながら林の中を、柔らかな土の感触を楽しみながら歩きます。

明治20年代に建てられた茅葺の農家でお昼を大家族が取るように皆で食べました。土間には大きな竈が一つ上り框には囲炉裏と時代をタイムスリップしたようで場所に溶け込みそうになります。

午後は三宝寺池に移り上杉家臣同士の太田道潅との戦い敗れた豊島泰経の城跡と、明治の小説家遅塚麗水が小説「照日の松」で創造した照姫の悲話を偲び、「金の乗鞍」が沈んでいるという池を巡ります。途中大正天皇のお手植えの松を抱く厳島神社で小休止。

その後氷川神社を経て真言宗智山派三宝寺を訪ねます。3代将軍家光の「御成門」、勝海舟の屋敷門を移した「長屋門」、立派な根本大塔など暫し幻想の世界に浸ります。再び石神井池に出て桜の舞い散る川辺を駅に向かって歩き無事に2時石神井公園駅前で解散しました。

4月22日には練馬区最大の行事「照姫祭り」が開催されます。昭和63年に始まった町おこしの企画が大変大きく育ちました。お時間がある方は是非遊びに来てください。

報告:楢原    写真:伊藤(足立)・五島    編集:楢原


次回は6月16日(土)「芭蕉と草加宿・松原」です。

   


石神井川山下橋にて


三宝寺にて



Sice.2003.01.01 counter

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