第129回 「だいたらぽっち伝説の地」

 開催日時:2017年 2月18日(土)10:30 
 集合場所:京王井の頭線 東松原駅
 

  • コース: 東松原駅→羽根木公園→代田八幡神社→北沢川緑道→森厳寺→北沢八幡神社→駒場野公園→旧前田侯爵邸→駒場東大前駅

  • 約5.2km 歩行:約11,500歩 参加者:26名 解散14:10     

  

報告: 木村 

更新:2017.02.19

昨日の小春日和から一転、肌寒い冬日となりましたが、京王井の頭線東松原駅には26名の健脚が集いました。さて本日の標題「だいたらぼっち」とは。武蔵野の面影深いここ旧代田村の昔から伝わる土地の麦打ち唄に「代田の名所が三つある。鶴塚にだいたらぼっちに花見堂・・・」と唄われ、大太郎法師(だいたろほうし)とか大多坊(だいたぼう)と書かれた伝説の巨人のことで代田の地名の由来ともなっています。土を集めて山を作ったり、足跡が池になったりしたとされていて、最近ではジブリ映画の「もののけ姫」に出てきたシシ神様として描かれたりしています。今日はその伝説の地、世田谷の散策です。

 まず始めは羽根木公園、都内でも屈指の梅の名所で約650本の紅白梅が見事です。丁度「世田谷梅まつり」が開催中で多くの人で賑わっていました。地元ボランティアの振る舞い抹茶や地元野菜の廉価販売に早くも捕まりながら誰もが携帯で写真を撮っていました。公園を抜けて小田急線路沿いに行くと代田八幡神社があります。世田谷の地には八幡様が沢山あるのだとか。参拝し境内から続く歩道橋で環七を渡ります。やがて小さなせせらぎが続く北沢川緑道に出ます。目黒川支流の北沢川は今は暗渠になっていますが、せせらぎを作り豪徳寺から梅が丘、池尻までのサツキとサクラの散歩道を作っています。桜の頃にも訪れたいと思わせる穏やかな散歩道でした。

しばらく行くと森厳寺へ。徳川家由来の名刹で、境内には見事な神木、その横には幼稚園がありました。寺から少し行くと北沢八幡神社、室町時代、世田谷吉良氏による創建、旧北沢村の鎮守とか。世田谷百景の一つにもなっています。境内への石段を上ると富士が見えるスポットがありました。生憎と今日は雲に隠れて残念でした。ここから淡島通りを渋谷方面へ歩きます。目指すは駒場野公園、江戸時代の将軍様のお鷹場だった雑木林です。ここで、少し遅い昼食としました。 

  昼食後は駒場野公園を出て、京王井の頭線を渡り駒場公園です。ここは今は東大教養学部の駒場キャンパス。元は加賀百万石の前田家十六代当主の本邸だったところで、旧前田邸洋館と和館があります。生憎と洋館は東京都知事名で大改装工事となっていて平成30年まで見学が出来ず残念でした。そのほか日本民芸館や近代文学館がありました。近代文学館は定期棚卸中とかで休館。なんと運が悪いだいたらぼっちとなりました。近代文学館の前で記念撮影をして帰りは京王井の頭線駒場東大前駅で解散としました。だいたらぼっちなら一跨ぎ約5.2kmをてくてく歩く健康散歩でした。参加の皆さん、桜の時期にまた来ましょう。

 次回は4月1日(土)「幕張メッセとパナソニックさくら広場」です。


                                報告:木村   写真:八代・楢原    編集:楢原

   

羽根木公園にて

旧前田邸 和館をバックに




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