3月15日掲載
 
 名取市閖上地区・追悼イベント支援

 今年も松愛会東北支部として名取閖上地区の震災の慰霊行事に参加して来ました。
名取閖上地区で754名(行方不明15名含む)もの犠牲者を出した時から4回目の3月11日がやってきました。
現地では今年も犠牲者を追悼する行事が計画され、3月8日と11日の2日間、松愛会メンバー31名含むパナグループ総勢96名が2日間に亘り行事支援の為に参加しました。
 3月8日は雨混じりの悪天候でしたが、午前10時前に会場の閖上小学校に集合し、松愛会メンバー8名含むパナグループ53名で犠牲者の魂を導く道しるべとして電子絵灯篭2000基を被災地の道路沿い約1.5kmに設置、その後イベント会場の閖上小学校に戻り、2000個のキャンドルと500基の電子絵灯篭・2000基の紙絵灯篭を当日参加のボランティア参加者全員(約180名)と協力して設置し、グランドに壮大な絵文字を描きました。そして夕暮れには全ての絵灯篭とキャンドルに火が灯り、追悼の絵文字と道しるべが被災地の静かな会場に見事に描き出されました。
 震災発生日の3月11日は強風吹き荒れる天候でしたが、午後1時前に会場の閖上中学校に集合し、式典前の午後1時過ぎから松愛会メンバー23名含む(パナグループとしては43名)ボランティア約140名で中学校前の道路沿いに絵灯篭約1,000基を設置し、午後3時過ぎからは中学校玄関前での慰霊式典に全員で臨みました。
 式典では不幸にして犠牲となられた中学校生徒のご両親・関係者がご挨拶され、今なお消えないお子さんへの強い思いと無念な心の内を話され、会場の皆さんは改めて犠牲者への追悼の気持ちと共に防災への強い思いを新たにされている様でした。そして、津波到達時刻の午後3時56分にはサイレンを合図に全員で1分間の黙祷をささげ、犠牲者への追悼の思いを書いた白い鳥型の風船が閖上の空に放たれ、犠牲者の皆さんのご冥福をお祈りしました。慰霊の光は夕方から約2時間程の点灯の後、両日共にその日の参加者の皆さんで2時間程かけて後片付けがされ午後8時過ぎに行事は終了しました。参加されました皆さん、大変ご苦労様でした。

 
   
 3月8日の参加者 3月11日の参加者(作業終了後) 
   
グラウンドでの絵文字  避難路の絵灯篭