歩こう部会活動報告



25年3月度 活動報告

開  催  日  : 平成25年3月19(火)
開催場所   :  復旧の亘理を歩こう
参加人員  : 21名



3月度の歩こう会は、あの大震災からちょうど3年目を迎えます。何人かの会員が暮らす“亘理を歩く”事にしました。仙台駅を10時24分に出発。天候にも恵まれ、参加会員は21名。11時前に亘理駅着。
現地の今野さんが迎えてくれました。今回は仮設住宅などをまわりますので、従来とは異なり色々な点で配慮して歩こう会と、注意点などあってスタートしました。   
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駅から15分程歩いた所に、東郷地区仮設住宅がありました。   現在620戸の方々が暮らしてます。

地域には小さいながら、商店街などもできてました。Panasonicの店も、あり、会員の方が挨拶に行き喜ばれました。

そこから歩いて、10分程の所に中央工業団地仮設住宅があります。
ここには200戸の方が暮らしてます。
 いずれも海から5キロ程内陸ですが、ここまで波が来たとのことです。 
 
  中央・仮設の入り口に“波来(はらい)の地”記念碑があります。「災いを払う、支援者に敬意をはらう、永久に注意をはらう」の意味だそうです。高さは80センチ程、この高さまで津波が来たそうです。
災害の大きさを実感しました。もっと困った事には塩害が強く残り、農業のメドが立たないそうです。

 
(塩害で一面の荒野に言葉もない会員) 
 
 (620戸が暮らす東郷地区仮設住宅) (200戸が暮らす中央団地仮設住宅)  
 
 近くのラーメン屋で昼食を済ませ(いつもはコンビニのおにぎりですが、今回は地元にお金を落とす事も目的でした。)、体調が充分でない方もおり、13名で最終目的地の“鳥の海”を目指しました。

ここから直線で4キロ以上、歩いているこの地が殆ど塩害にやられ、復旧の障害になっていると思いますと、気持ちまで重くなります。  久々の“鳥の海”は、活気のある漁村には程遠く、荒浜地区は、一面の平地となってました。この二年で後片付けはされたようですが、嵩上げをしないと暮らす事は無理だそうです。

  何度か訪れた“わたり温泉、鳥の海”は、建物は残ってましたが、本格的な営業には、あと1年程かかるようです。港の整備は進んでいるようです。帰りのJRもあり“鳥の海”に別れを告げ、一時間ほど歩いて亘理駅戻りました。心身共に疲れてましたが、今日一日良い体験をしたと思います。

海から駅まで7キロ程、津波は約6キロ迄押し寄せた事となります。今日その一部を歩いてみて、今回の大震災の規模の大きさを改めて実感しました。
 (鳥の海の変わり様に、言葉がありません)
 
 (整地された荒浜地区)  (整備されつつある鳥の海、遠くわたり温泉)