今年納めの歩こう会は伝説と自然が息づく仙台市街西部丘陵地の山、蕃山の軽登山にチャレンジ歩こう会として久しく山(?)を歩いていなかったので先月の山寺と比すれば軽登山といっても易しいのでは・・・
仙台駅西口より茂庭台行き(9:48)バスで20分余で大梅寺前バス停に到着。現地で2名合流、16名の参加、自然石の階段を上ると正面に大梅寺への階段が続き、漱石の「草枕」の文学碑やユニークな顔をした沢山の羅漢像が左右で出迎え、庭には樹齢500年余のヒヨクヒバ(仙台市天然記念物」等がある。此処は瑞巌寺を再興した雲居禅師が庵を開き2代藩主伊達忠宗が創建した臨済宗の寺である。
大梅寺からハイキングコースに入ると太いロープに支えられて一気に上る急坂がある(急なのはここだけ)16名が揃って登ったのは大梅寺までで後は4〜5名の固まりで、途中それぞれの体調に合わせて小休止を取りながら蕃山山頂(356m)に全員到着。
ここで間近に太白山(321m)、遠くに太平洋を見ながら昼食。予定の時間通り(80分)蕃山から西風蕃山への下りでは樹木の紅葉も堪能しながら、つづら折りに木の葉が積もった溝状の急坂を膝が笑うのをかばいながら全員無事に栗生登山口に到着。すぐ横にある西舘跡[政宗の長女五郎八姫(家康の6男忠輝の正室)の居住跡]で暫し当時の様子に想いを馳せる。
ここからJR陸前落合駅まで10分余。16名全員が完歩・解散し帰路に着く。
年に1度ぐらい昔みたいに里山で汗をかくのも良いものですね。・・・・(記 坂井)
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