松愛会設立35周年記念事業
栃木支部の取り組みとして足尾銅山の緑化植樹をいたしました
2007年9月22日(土) 8時〜16時
参加者:31名(会員20名 ナルク会員3名 宇都宮大学8名)
今年5月の総会で地球温暖化の講演をいただいた宇都宮大学
高橋若菜准教授ご夫婦とお子様と学生5名が合流、当日は朝から
雲ひとつない晴天に恵まれ残暑ならぬ猛暑のなか30度近い
急斜面に取り付いて約2時間、皆さんのエネルギッシュな活動で
見事180本の苗木を植えることができました。
「足尾に緑を育てる会NPO」の皆さんに準備いただいた苗木、
つるはし、クワなどの道具、そしてバケツに入れた土を急斜面に
全員並びバケツリレーで100m近く運び揚げ、不安定な斜面に
足を滑らせながらガラガラの岩場に穴を掘り、土を入れての植樹は
まさに汗だくの激闘でした。
終わった後、全員で記念写真を撮りましたが皆さんの表情も
やり遂げたという充足感一杯の笑顔にあふれていました。
心を込めて植えた木は
きっと足尾の山で立派に大きく育ってくれる事でしょう。
高橋先生の感想
緑豊かな山の中を通って向って行く時、こんな近くに植樹すべき
所があるのかと感じながら、廃墟と化した精錬所跡の煙突が視界に
入った頃、本当に息を呑む思いでした。あれ程の規模で公害がこの
地で起きていたこと、そして現在も多大な負の遺産を残している
現実から目を逸らしてはいけないと思いました。
若い我々も30度もあろうかという急斜面は厳しかったが、
このような機会を与えていただいた松愛会様に感謝すると共に、
私達も年に1回は足尾に行こうという学生の意見を戴き、継続
しようと思います。
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