“みずものがたり”那珂川上流編

  那須野ヶ原から那珂川町へ那珂川をたどる旅

          ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
第14回社会見学会は“ みずものがたり:那珂川上流編 ”と題して、那須塩原市の那須野ヶ原から那珂川町までの那珂川流域を探訪する旅。
当日は、すこし冷え込んだものの、まずまずの天気。参加人員27名(会員家族その他2名含み)は、JR宇都宮駅東口を出発し、最初の見学場所「那須野ヶ原総合開発水管理センター」に到着。
早速研修室で「水との闘いに尽きる」と言い伝えられる、那須野ヶ原開拓での先人達の英知や苦労を学び、生活に不可欠な「水」の重要性を考えさせられました。
そして、不毛の荒野那須野ヶ原を初めて灌漑用水で潤した日本三大疏水の一つ「那須疏水」の那珂川からの取水口「西岩崎頭首工」を見学。先人たちの「水さえ引ければ・・・」という悲願で完成した、明治時代の土木遺産(重要文化財)です。
次に那珂川町に移動し昼食、今や那珂川町ブランドとなった「温泉トラフグ」を使った料理を美味しくいただきました。
 昼食の後は、全国唯一の内陸部における水産専門学科のある「馬頭高校水産科実習場」でチョウザメをはじめ、珍しい淡水魚の飼育・研究の様子を見学。
「温泉トラフグ養殖場」見学では、養殖を始めた経緯や養殖技術の話、また、那珂川流域での古墳時代の古代人の生活をふれることができる「那珂川町なす風土記の丘資料館」などを見学。普段、あまり訪れることのない場所を見聞できた、有意義な社会見学会となりました。 

 社会見学会に参加者された方から感想が寄せられました。
  昨日の社会見学会、大変勉強になりました。那珂川水路の歴史と現状。
那須、那須野が原の地形や開拓の歴史。那珂川町の歴史等、私にとっては初めて知ることばかりで、改めて感動を覚えました。
 又、役員さんが歴史を良く勉強されていることに驚きです。
歴史や 知識をサッシで配付していただいたお陰で、現地の説明も理解でき楽しい1日でした。
事前下見をする等、役員さんの気配りに頭が下がる思いがしました。
 開拓と言うと、私の先祖(祖父の時代)も、滋賀県から北海道へ移民した経過があり、幼少時期は貧しく、学校へ入る前から畑仕事をした記憶があります。那須野が原の開拓話を聞いて、当時を思い浮かべてしまいました。
 今後も支部主催の行事に、積極的に参加したいと思いますので宜しくお願いします。
 楽しい1日を有難うございました。