大寒は過ぎたものの日光連山から吹き降ろす風は、肌を刺すように冷たい。
今日も大きなそば打ち道具を持って集まってくる。昨年の初段位合格者が今年さらに上をめざし挑戦しようと意欲的である。二段位となると難易度が増し、ハードルも高くなるが、技術的、知識的にもかなり成長しているので大いに期待できる。例会もますます活気づいてくるであろう。
女性会員のFさんが、「寒晒しそば」の粉を入手してきた。何人かの会員が挑戦したが、かなりの粗挽きであったらしく皆一様に苦戦を強いられたようだった。
さすが、Fさんは難なく見事に打ち上げた。
会員がそれぞれ試食させてもらう。ほのかに甘みがあり、もっちりしていてコシがあり、思わず「うーん」と唸ってしまう。久々に美味いそばをいただいた。
今日の賄い蕎麦は、「鴨なんばん」。鴨肉をステーキ風に焼き、かなり趣向を凝らした献立にも拘らず、「寒晒しそば」の美味さに影が薄れてしまった。
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