藤原昌平さんが「外務大臣賞」を受賞されました



「東京写真月間2009」実行委員会―
(社)日本写真協会・東京都写真美術館、
主催
外 務省、文化庁、東京都、マレーシア
大使館 後援 「写真の日」記念 [公募に
よる写真展 2009]に、応募数835人
応募枚数2,041点の作品中から、
栄えある
外務大臣賞(最高位1点)
藤原昌平さんが受賞されました。


外務大臣賞 「伊那の春」



カメラは元気の源泉  藤原昌平さん




 藤原昌平さんは、昭和38年に大学を卒業し、松下電器(現パナソニック社)に入社。

旧松下電子工業電子総合研究所に配属となり、発光ダイオード (LED)の研究開発に携わり、その後長岡工場での事業の立ち上げ、旧鹿児島松下への生産移管など、現在のパナソニック社のLED事業の基礎を築かれまし た。



 


 その後、電子総合研究所、照明事業部R&Dセンターで研究企画を担当。

 研究 開発テーマの発掘と推進管理、特に若い技術者の指導育成に努められ、平成13 年に定年退職されました。




 定年になり、それまでの超多忙だった会社生活が一変。
暫くは、心身ともにゆっくりとしたのですが、次第に何かやらなけ ればとの思いが募り、何をしようかと思い悩んだ結果、ふと思いついたのが現役時代から興味のあった写真であったそうです。
 そこで、写真の基礎から学ぶべく、写真の専門学校であるキャノンのEOS学 園へ入学し、初級・中級・上級と約1年をかけて写真のイロハから勉強されたとのこと。
同時に、高槻支部の北摂写真クラブに入会し、活動を開始。
 お一人で、奥様とご一緒に、そしてクラブの仲間と共に、愛用のカメラを肩に 日本各地の美しい大自然を求めて撮影旅行に出かけられています。
特に、中でもお気に入りの場所は、北海道の雄大な風景と、信州の 山並みとのことです。




クラブの撮影会で北野天満宮へ

上高地での撮影会




 現在は、高槻光影社、日本風景写真協会の会員であり、北摂写真 クラブの会長を務められています。
 その他、白馬国際芸術会副理事長、日本風景写真協会京都支部長など要職も務められています。


北摂写真クラブ例会で
会員作品のご指導



北摂写真クラブ写真展にて




 高槻支部では、平成19年秋に松愛会設立35周年を記念して、「美術展」を開催しましたが、その実行委員長を引き受けてもらい、作品の募集から会場の選 定・展示・運営まで陣頭指揮をして頂き、大好評を博しました。





美術展開会にあたりスタッフへの挨拶 支部長と神田会長をご案内



出品者、スタッフと記念撮影




 撮影された作品は、毎年個展を京都祇園西利のギャラリーで奥様(郁子夫人は日本画家)と一緒に開催するなど、在野の風景写真家として活躍されています。


 写真撮影は一瞬のチャンスが全てと、早朝4時前 に家を出るのは当たりまえ。
現地に着いたら重い荷物を担いで撮影ポイントにまっしぐら。
そしてシャッターチャンスを待つ。
最後は気力、体力、運が勝負とのことです。
それに加えて、撮影旅行に費やす財力も必要かなと笑っておられました。


 撮影するのは美しい自然の風景であるが、その風景を守りそして育てている大 勢の方々がおられることを忘れず、感謝の気持ち持ってシャッターを切っているとのことです。
 最近は、その感謝の気持ちを少しでも世の中にお返ししたいと考 え、病院への作品の寄贈、介護施設での写真展示など仲間と共に活動の場を広げ、社会貢献にも力を注がれています。
 大自然から感動する心を、カメラ仲間から若さと元気をもらって いますと笑顔で話されていました





特別 養護老人ホームで写真展示 老人 ホーム夏祭りでの写真撮影と提供




 藤原さんのもうひとつの顔は、大阪大学大学院基礎工学研究科産学連携室特任教授として、産学協同研究のお仕事も勤められています。



 在職 中の研究活動、組織運営などの経験を生かして、大学での研究テーマの発掘と研究成果の実用化、文部科学省との折衝、更には産業界からの研究テーマの依頼受 諾と共同研究の実施など、大学と産業界の橋渡し役をされています。


企業からの技術相談




 








    文責 :内田秀雄
    写真 :見城好豊
 田中晃
    
産学連携室資料:大阪大学




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