★2008年11月度撮影会

                 11月11日(火)〜12日(水)  於: 大山周辺・蒜山高原
                 課題 『秋色』
                 世話役: 井上頌一  杉山征夫
                 参加者: 15名

 今秋も井上・杉山両氏のご尽力で、一泊撮影旅行が実施された。昨年は上高地と乗鞍での撮影でしたが、趣を変えて大山山麓と蒜山高原での撮影旅行となった。
 11月11日、8時の予定時刻前に全員そろいパナソニックライティング社を出発。高速道路の渋滞もなく予定通り蒜山高原SAに到着。SAのレストランで昼食。幸い15名全員が中央の大きなテーブルで揃って食事が出来さいさきが良い。
 米子道の溝口ICで高速を降り、最初の撮影地「桝水高原」へ。桝水高原は大山の山麓にあり冬はスキー場となる草原のスロープが広がっている。
大山はガスの覆われ見れなかったが、ススキと紅葉を中心に高原の風景を撮り、人懐っこいヤギと戯れる。

蒜山高原SAのレストランで昼食

桝水高原  ヤギと戯れる八木さんとアゴヒゲのおじさん
 次の撮影地は、大山への登山口でもある大山寺。ブナなどが多く黄色や橙色に色ずいた木々が見事。どこを向いてシャッターを押しても作品になりそう。霧雨も降りしっとりとした雰囲気もいい。ここでじっくり撮りたいが、秋の日は短い。次の撮影地に向かう。
 鍵掛峠は、紅葉の林越えに大山が望める撮影ポイント。しかし小雨が降り、大山は姿を見せてくれない。しばし粘って最後の撮影地「鬼女台
(きめんだい)」に向かう。鬼女台につく頃、雨は上がり日も射してくる。すばらしい夕景をほんのちょっとの間見せてくれた。慌ててシャッターを切る。
 日も落ち宿泊先の「休暇村 大山鏡ヶ成」に到着。風呂で疲れを癒し宴会場の大広間へ。アルコールも入り、和やかに一日の出来事を語り合う。

 

 大山寺周辺の紅葉

一日目の撮影を語り合う

 二日目は良い天気に恵まれる。昨日夕日を撮影した鬼女台で、日の出を迎える。眼下に雲海が広がり、その先の山の頂から太陽が顔を出す。空には適度に雲があり感動の一瞬であった。夢中でシャッターを切っている内に、今度は雲海がすばらしい顔を見せてくれ再び感動に包まれる。
 自然の恵みに感謝しつつ宿舎の休暇村に戻り朝食を取る。 

鬼女台の朝日

鍵掛峠からの大山

 朝食後、昨日は雨に降られた鍵掛峠に再び向かう。今朝はよく晴れ、大山も姿を見せてくれた。紅葉した山の向こうに男性的な大山がくっきりと見える。青空に浮かぶ雲がアクセントとなり、申し分のない光景である。しかし作品にしようとすると難しい。
 

記念撮影
 鍵掛峠から少し南に下がったところの奥大仙スキー場に寄り、記念写真を撮る。草原の周りの林には紅葉した木々が一杯。皆撮影に熱中。
撮影に熱中   至福の時が流れる

 昼食場所の大山鏡ヶ成休暇村に向かう途中、茅葺きの小屋を前景に大山を撮影できる御机(みつくえ)に寄る。茅葺き小屋の隣に柿の木が2本、その向こうに大山がくっきり見える。

おばあさんにお願いして一輪車を押してもらう
 たまたまお婆さんが一輪車を押して通りかかる。八木さんがお婆さんに強引にお願いして茅葺き小屋の前を歩いて頂く。 お婆さんを点景としてうまく生かせただろうか?
 午前中の撮影を終わり大山鏡ヶ成休暇村に戻り昼食。すばらしい食事に舌鼓を打つ。
 昼から蒜山高原に向かう。「休暇村蒜山高原」に到着。八木特別講師の提案による『テーマ設定による撮影会』を実施。休暇村前の数本の山もみじ等に限定して紅葉の撮影に挑戦。後日、各自2枚ずつ提出し、八木特別講師の講評を頂く。

 撮影も無事終わり、高槻に戻る。
今回は、撮影ポイントの設定もよく、時期と天候にも恵まれ、お世話役の配慮も行き届き、最高の撮影旅行となった。

八木塾  八木杯を目指し場所を限定して紅葉に挑戦


    文 写真: 見城好豊