2006年11月度撮影会

        2006.10.31(火)〜11.01(水)  上高地(大正池、田代池、穂高連峰)
        今回の担当:  井上頌一さん    杉山征夫さん
  今回は、バスで上高地一泊撮影旅行。
朝8時、照明社を出発。 途中、高山市の食事処「魚祭」で昼食。 上高地バスターミナルに午後3時過ぎに到着。
  河童橋横のホテル白樺荘にチェックインするのももどかしく、カメラを持って飛び出す。 日没まで余り時間がない。
  河童橋近辺でしばらく撮影後、梓川沿いに上流に移動。 太陽は低く、陽は谷間にはとどかず。 光を追い、時間を惜しんでシャッターボタンを押す。
  太陽が西穂高、奧穂高の山頂を赤く染める。 梓川沿いは、すっかり暗くなり、川面だけが白く光る。 これもいい被写体である。 足下が見えなくなる迄撮影し、懐中電灯でホテルに戻る。
  風呂につかり、楽しい夕食。 一日の撮影談議に花が咲く。
  翌日は、4時過ぎ起床。 ホテルが準備してくれた朝食弁当を持って、5時にホテルを出発。 一路大正池に向かって歩く。 暗闇がだんだん白んで、周りが見える様になると、霜で真っ白な光景が目に入る。 撮影したい気持ちを抑えて1時間歩き、大正池に着く。 早速シャッターを切る。
  ひとしきり撮影後、朝食。 寒い。 多分氷点下だろう。
  寒さに震えながら食べる。 冷たいご飯がますます身体を冷やす。 ホテルの三段弁当もあまり味が分からない。
  寒いながらも腹が一杯になるとまた元気がでる。
焼岳に陽が当たり、大正池に映る映像が美しい。 かじかんだ手でシャッターボタンを押す。
  大正池から田代池に移動。 ここは未だ陽がさしていない。 霜が葉の落ちた木々にも付き、幻想的な光景である。 少し離れた所には陽が当たり、霜が輝いて、これもまた美しい。
  美しい光景に心残りはあるが、予定の時間がきたので、ホテルに向かい、歩きながら撮影。
11時、上高地バスターミナルを出発し帰途につく。
  途中、郡上八幡近くの「せせらぎ街道」に寄り紅葉の撮影をする。

  19時、予定通りに照明社に帰着。
今回は、担当の方の調査・計画がすばらしく、いい撮影旅行になった。


    文、写真:見城好豊