◇第38回 川島織物・三千院拝観
              
2007年6月14日(木)と28日(木) 
              参加者  93名(高槻90名  茨木摂津0名  その他3名)

見学先の都合で、2回に分けて実施

 川島織物は、西陣で160年余日本の民族衣装の帯、着物の文化を育んできたが、レース織物のセルコンと合併し、伝統を踏まえつつ、近代的なインテリア文化を創造する企業。
劇場の緞帳では、松下電器もお世話になっている。最近では新幹線や航空機の座席も開発しているとか。

 市役所前に集合し、8時10分出発、10時前に鞍馬街道沿いの川島織物セルコンに到着。
先ず、会社案内のビデオを見た後、2班に別れ、ショウルーム、緞帳・帯などの手織りの工場(手作り工芸品を見ているような)を見学した後、創業以来の歴史的に貴重な文化商品がある織物文化館を見学した。
 歴史の深さ「明治宮殿 正殿・豊明殿」想像復原のもの、現在もバッキンガム宮殿にある「武具曝涼」や旧日本丸の客室内装などの織物工芸品は目を見張るものばかりでした。
叉レースの織物の多岐にわたる展示が女性には好評であった。
手染めの技では、藤の木古墳の織物の復元とか、宇治正倉院の宝物を復元するとかを作り出す職人技など、数え切れない程の織物技術を育んでいる貴重な会社。
それらの古い技術を現代の織物に生かしていると聞きました。
緞帳の大きなもの国立劇場へ、身近なものでは、天満繁盛亭の緞帳も納品されたとか。

 12時前に工場を出発、大原の三千院前の<旬味草采の宿 セリョウ>で美味しい湯豆腐付ちょうちん弁当を頂き、折角三千院の前に来たので拝観。
14日は生憎雨の中、叉28日は天候に恵まれ、三千院を拝観・自由に散策し、一日をのんびり楽しんだ。
 昨年秋に開館した円融蔵展示室の往生極楽院舟底型天井画(極楽浄土に舞う天女や菩薩の極彩色画)の復元模写を見る事が出来た。
特に28日は天候にも恵まれ、綺麗なアジサイや緑が映える綺麗な庭園を散策・観賞した。

世話役のぼやき
 最近はいつも定員をオーバーしていたが、今回は大幅に定員割れした為電話で勧誘したが残念ながら、最終的には7名も不足で、大幅赤字運営になり会員の皆様にご迷惑をお掛けしたことをお詫び致します。
 他支部在籍者を含め、最終26名勧誘して、8名参加して頂いた。
松愛会「高槻支部総会議案書」によると、家族や他支部の参加を云々する意見があるとあったが、この様な事態には、どうしたら良いのでしょうか? 


 今回の世話役
    14日: 内田頼久
        佐藤隆重
    28日: 田中雪夫
        古谷幹雄

28日参加者の皆さん 三千院の門前で記念撮影
(14日は雨天で写真屋不在でした)
到着後 会社ロビーでくつろぐ見学者 川島織物の美女の説明を真剣に聞く参加者
案内の学芸委員から綴織の説明 帯の手織りの作業を真剣に見学する
緞帳の工場 緞帳の工場
《川島織物文化館は貴重な作品が保存されており、残念ながら フラシュ撮影禁止》
《14日》 《28日》
旬味草采の宿 せりょうで 湯豆腐付きちょうちん弁当をいただく


三千院の境内のわらべ地蔵
三千院へ向かう風情のある坂道を登る
わらべ地蔵を撮影する
観音堂前で記念撮影 極楽往生院前の散策
満開の紫陽花苑(金色不動堂)


文、写真 : 内田ョ久