第113回:5月例会(登山) 「ツツジの名所大和葛城山を登る

2012年5月10日(木)  参加者 54名

 2012年度の登山コースは、大和葛城山でした。
ツツジ見物を目的に
春新緑の季節に開催いたしました。
5月10日(木)、54名の皆さんが近鉄:御所線 御所駅の北出口広場に集合。
今回は早朝からの出発で、JR経由で大阪駅~天王寺駅、乗り換えて近鉄阿倍野橋駅~
奈良県:御所駅までの道中でした。
今年のGW期間中から、異常天候が発生していました。
御所市でも連日、雷雨の天候が続いておりました。しかし、当日は朝から絶好の天候となり
ました。
秋山リ-ダ-より本日の行程の説明がありました。先ず、登山口へのバスに乗車しました。



JR環状線:天王寺駅ここで2回目の乗り換えとなる

JR環状線:天王寺駅の地上出口から、近鉄阿部野橋駅へ向かう
 
谷町筋の交差点の目の前に「
近鉄:阿部野橋駅
と近鉄百貨店

近鉄の南のターミナル駅であるため、改札口がズラリと並ぶ
 
近鉄:阿部野橋駅の中央改札口からホームへ(地下通路連絡)

駅の
正式名は「大阪阿部野駅である
 
南大阪線の特急電車は新型電車が走っている

JR環状線:天王寺駅の地上出口からの場合は、
この「中改札口
に連絡している
  ◆◇『近鉄:安部野橋駅』きんてつ あべのばしえき
 大阪阿部野橋駅は、大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋一丁目にある、近畿日本鉄道(近鉄)南大阪線の起点
駅です。近鉄の南の大ターミナル駅である。
 駅名は地名ではなく、
1889年に大阪鉄道が湊町駅~柏原駅間を開通させた際、上町台地の掘割部に架
けられた阿倍野橋が駅名の由来である。
阿倍野橋(あべのばし)は、大阪市天王寺区と阿倍野区にまたがり、JR関西本線・大阪環状線上に架かる
谷町筋(大阪府道30号大阪和 泉泉南線)の橋です。北詰は天王寺駅前交差点、南詰は近鉄前交差点となっ
ている。橋の東にJR天王寺駅(天王寺ミオプラザ館)がある。

当地の前身にあたるのは東成郡阿部野村である。

阿部野村は1889年に天王寺村と合併し、天王寺村大字阿部野となった。
駅名表示については、旅客営業制度上は「
大阪阿部野橋」で乗車券類などは以前からそのように記載されて
おり、列車行先表示板ももともとは「阿部野橋」と記されていた。
仮名混じりの「
あべの橋」も一時期使用されていた。1990年からは、駅名標表記が「近鉄あべの橋」と
変更されていた。しかし、
2004年3月のダイヤ変更から、行先表示器や駅名標などが順次大阪阿部野橋
変更された。車内放送でも「大阪阿部野橋、阿部野橋です」と放送する方式に改められた。
なお、広告・宣伝上の表記では、「大阪阿部野橋(あべの橋)」と括弧書きされることも多い。
ちなみに、大阪市営バスは「あべの橋」(正式には「阿倍野橋」)を停留所名としている。
南大阪線藤井寺・道明寺・古市・尺土・橿原神宮前・吉野・河内長野方面)のターミナル駅である。
2007年8月8日、近鉄は阿部野橋ターミナルビル旧館を建て替え、高さ約300m、59階建てのあべのハルカスを
建設すると発表した。
これが 完成すると、日本一高いビルとなる(現在日本一高い横浜ランドマークタワーの高さは295.8 m)。
 
古市を過ぎると「二上山」がすぐ見える二上山駅」がある

御所線への乗り換え駅「尺土駅
 
尺土駅」は橿原神宮・吉野行きからの乗り換え駅である

御所線で8分の「御所駅」は終点である
 
御所駅」の改札口

御所駅の駅舎前広場
   ◆◇『近鉄:御所線』(きんてつごせせん)
 
御所線は、奈良県葛城市の尺土駅から奈良県御所市の近鉄御所駅までを結ぶ近畿日本鉄道(近鉄)の
鉄道路線大阪方面への通勤路線としての役割に加え、葛城山へ向かうルートも担っており、近鉄御所駅
からは
近鉄が運営する葛城山ロプウェイに連絡するバスに接続している。
運転本数は1時間につき朝ラッシュ時5往復、夕ラッシュ時は6往復、それ以外の時
間帯は
4往復運転される。
線内折り返し列車はワンマン運転を行っている。直通列車については、朝ラッシュ時の
上り列車の一部が
大阪阿部野橋行き準急として運転されている。

普段
は普通と朝ラッシュ時に運転される準急のみの運転である。葛城山の山頂付近はツツジの名所で、
ツツジ観賞客の利便のため、春の行楽シーズンには大阪阿部野橋駅 - 近鉄御所駅間で
臨時急行「葛城高原号」を運転している。
 
 
高槻から2時間の長旅、本当に朝早くからご苦労さんです

皆さん天候の心配をしながらも、予期以上の出足で集合中
 
いいよいよバス乗車のための順番待ちの行列開始です

狭い道を走行するので中型の乗り合いバスです
   近鉄御所駅よりバスに乗り、葛城山登山口、ロープウェイ乗り場に到着。
山歩きの醍醐味を味わう登山グループと空中散歩で快適に行くロープウェイグループに分かれました。 
各自ご自身の体力とご相談して登山かロープウェイか利用を決定。

 
御所駅前から20分で「葛城山ロープウェイ前に到着

ここで山登り組と「ロープウェイ組に区分するた
めの打ち合わせ 
ー 落合場所の再確認
 
 今回の秋山リーダーの掛け声で全員でストレッチ実施

早くも「登山口」に向かう通路でストレッチを
するハリキリ満々のメンバーの皆さん
   ◆◇『御所市』(ごせし)
 御所市は、奈良県の市。都市名の由来は諸説あり、あいまいである。
一つは、市内を流れる葛城(かつらぎ)川に
5つの瀬があったとする説や、次は孝昭天皇の御諸(みむろ)が
「御所」に変わった
とする説があります。
御所市は、奈良県の大和平野の西南部に位置し、
西部に金剛山・大和葛城山が峰を連ね、東南部の丘陵地から
平地の広がる緑豊かな自然に囲まれた田園都市です。
県都奈良市へは約25キロメートル、大阪の都心部へは約30キロメートルという距離にあり、交通網では御所市
から関西国際空港へ国道309号「
水越トンネル」が便利です。
豊かな自然と悠久の歴史に彩られた文化遺産を今に伝える歴史ロマンが漂う緑豊かな生活文化都市でもありま
す。
隣接自治体は、北に
葛城市大和高田市北東に橿原市東に高市郡高取町南に吉野郡大淀町
南に
五條市、西に
大阪府南河内郡千早赤阪村
がある。
歴史古代の大和国葛上郡の地で、古瀬付近は高市郡巨瀬郷に属した。
鴨都波神社、一言主神社、名柄神社、高鴨神社、葛木御歳神社など
数多くの延喜式内社を残し、
近年も2004年に極楽寺ヒビキ遺跡が、2009年には秋津遺跡が発見された。
「近つ飛鳥」と称される
大阪府の南河内と奈良県の飛鳥地方との間に位置することから、古代より在地豪族の
活躍が活発に見られた地域であり、室大墓をはじめ古代遺跡も豊富。古代豪族葛城氏の本拠地である。
時代が下がって大正期の
水平社運動発祥の地であるなど、近世から現代史の舞台として重要かつ独特な位置を
占めている。さらに、今日の登山観光ルートには
山岳修験の伝統が息づいている。
   登山グループは櫛羅(くじら)の滝コース(3.3km)を登ります。 
櫛羅の滝まで約20分滝を見ながら階段を登り、整備された杉林の登山道を道標に従って
959mの葛城山山頂まで登りきります。標高差は660m。 到着後昼食です。
ロープウェイグループは山頂到着後ツツジの園を歩き満開の大群落を堪能して頂きました。 
山頂は360度の展望で東に大和盆地、南に金剛山、北には二上山、信貴生駒山の美しい山並みが
見えます。
(これら山並みは国定公園)
 
櫛羅の滝コース」の登山口はロープウエイ駅の奥です

 登山組の出発:「やまガールズ」の面々が
先頭に立っています
   ◆◇櫛羅の滝コース(くじらのたき)
 一般的に利用される登山道は、「櫛羅の滝コース」(深谷道)と呼ばれる、登山口までの交通の
便がよい奈良県御所市から山頂に至る道である。
近鉄の葛城山ロープウェイが山麓の登山口から山頂付近を結んでおり(1.6Km 6分)、
ほぼそのコースに沿っている。道中には、櫛羅の滝、行者の滝などの滝がみられる。
この登山道は2009年10月の台風18号により壊滅的な被害を受け、通行止めとなっていたが、
2011年4月に復旧された。 途中には、崩れた旧道・崩壊した橋などが見受けられる。
 
櫛羅の滝コース」は標高差660mを、3.3Kmで結ん
でおりかなりの急こう配であることで有名である

櫛羅の滝で疲れも癒される
 
2009年の台風被害で、急こう配のう回路が設けられた
ようです

かなり急な登りが連続し始めました
 
急な登りの中でも、新緑ひばりの鳴き声出迎えあり

小休止で息を吹き返すのが唯一の楽しみでした
 
空中散歩組を上に見て、下りはロープウェイかな~
一瞬弱気が頭よぎったを方々もおられたでしょう

頂上にある食堂・売店で、冷たい飲み物や団子を購入
    山頂で登山グループとロープウェイグループが合流し、記念撮影をしました。 帰路はロープウエイ方向へ少し戻る地点で1次解散しました。ここで歩いて下りる人とロープウェイで下りる人に分かれます。ロープウェイ組は平幹事が責任者でした。
歩く人は北尾根コース(4km)を行きます。
登山口ロープウェイ乗り場より近鉄御所駅までの約3kmは、バスを利用しました

 
葛城高原ロッジの登り入口に到着
登山組はやっと最後の小休止、
皆さん登山完遂の満足に顔がほころんでいます
 
大部分の皆さんが、初めてのツツジの大群に目を
みはったことでした

つぼみ膨らむでも、一目百万本を堪能できそうで~す
 
上から見ても、下から見ても一見満開のように見えます

つぼみ膨らむ」の状態でも、ピンクに染まっています
   ◆◇大和葛城山のツツジ開花情報
ツツジの開花レベルを次のように規定しています。
つぼみ固し》 ⇒ 《つぼみ膨らむ》 ⇒ 《咲き初め》 ⇒ 《3分咲き》 ⇒ 《5分咲き
⇒ 《
見頃》 ⇒ 《満開》 ⇒ 《散り始め》 ⇒ 《散り過ぐ
今年は気温の低い日が多く、開花予報は遅れていましたが、夏日の日もあり、かなり遅れをカバー
してくれそうというのが、関係機関の開花予報でした。
5月10日は「
つぼみ膨らむ」で、かなり赤く膨らんで、赤くなってきていました。
このツツジの群が一本も人の手で植えられていないのです。
まさに神の成せる技としか表現できません。自然の造形美です!
 
昼食も終わり、展望舞台からツツジの原を
眺める皆さん ― 薫風とポカポカ日よりに満足でした

ひなたぼっこも充分に楽しみました
 
かも鍋で有名な「葛城高原ロッジ

さあ~最後に全員頂上をめざして再始動
 
三角点標石959mの地点は、大阪府と奈良県の
境界上にあるらしい

神体葛城山の頂上はなだらかな高原状になっていることから
葛城高原と通称されることが多い
 
頂上は360度見渡せ、金剛生駒山系の山並み、大阪平野
の眺望が抜群。天気の良い日は六甲山系、関西国際空港を
望むことができます

大和盆地を望む。飛鳥の山々、奈良市内も
遠くに見える
   ◆◇『大和葛城山』(しやまとかつらぎさん)
 大和葛城山(やまとかつらぎさん)は、奈良県御所市と大阪府南河内郡千早赤阪村との境に位置する山。
標高959.2m。山名の由来は『日本書紀』によると足の長い土クモのような古代人が暴れるため、葛のつるで
編んだ網で捕らえた逸話にちなむという。
御所市の西部には金剛・生駒連合の金剛山地が南北を縦走しています。この金剛山地の中でひときわ目を引く
二つの高峰が葛城山と
金剛山です。
 水越峠をはさんで北にそびえ立つ標高959.7メートルの葛城山は、四季それぞれの自然の美しい風物と変化に
富んだ登山コースでハイカーや登山者に人気があります。
金剛生駒紀泉国定公園内にあり、北の二上山、南の金剛山とともに連峰をなしている金剛山地の山の一つ。
山の形状がなだらかであるため、この付近を
葛城高原と呼ぶこともある。
5月になると、山頂から南側の斜面にかけてのなだらかな高原一面に
ツツジが咲き、その様子は「一目百万本
と形容されるほどです。ツツジ は 山頂付近に多数植生しており、5月中旬から下旬ごろに開花。
もともと山頂付近は笹で覆われていた。しかし1970年頃に笹が花を咲かせ、のちに一斉に枯れてしまった。
ツツジはその跡に自然に生えてきたものである。ただし笹は自生力が大変強いために、ツツジを維持するため
毎年2回笹刈りが行われている。
秋には、山頂一帯を
ススキの穂が埋めつくします。また、冬には樹氷霧氷の花を見ることができます。
ロープウエイがあり、バードウオッチングや四季折々の植物の観察などにもってこいの
自然研究路なども整備
されています。
また、
山頂付近にはキャンプ場やかも鍋が名物の国民宿舎葛城高原ロッジがあり、宿泊もできるようになって
います。

一般的に利用される登山道は、「
櫛羅の滝コース」(深谷道)と呼ばれる、登山口までの交通の便がよい奈良県御所市
から山頂に至る道である。近鉄の葛城山ロープウェイが山麓の登山口から山頂付近を結んでおり、ほぼそのコースに
沿っている。道中には、櫛羅の滝、行者の滝などの滝がみられる。
(この登山道は2009年10月の台風18号により壊滅的な被害を受け、通行止めとなっていたが、2011年4月に復旧された)
新登山道「
北尾根コース(秋津洲展望コース)」が急遽整備され、2010年3月27日開通した。
コース終端は
ダイヤモンドトレールと接続している。
しかし、この霊峰金剛山地で忘れてはならないのは、山岳修験盛業をもたらし、さらにその開祖である
役行者」の
生誕の地ということもあって、信仰の地であるということであろう。
関西のハイカーや登山者にとって「役行者」はいたるところでお目にかかる人物である。『日本書紀』によれば、
役君小角
という名の呪術者で、奈良時代に葛城山を中心に活動したが、国の秩序を乱す者として、699年に伊豆島へ流されたという。
平安時代に密教が発展すると、
修験者の開祖として崇拝されろようになり、神聖視されるようになっていった。
   
頂上を後にして、下山の開始 ― 
徒歩組とロープウェイ組に分かれる

 ロープウェイ組はロープウェイ山上駅
をめざして出発
   ◆◇『北尾根コース(きたおね こーす)
 新登山道「北尾根コース(秋津洲展望コース)」が急遽整備され、2010年3月27日開通した。
この登山道は全く新しいものではなく、過去に登山道であったものを再整備したものである。
下山口はダイヤモンドトレールと接続している。「櫛羅の滝コース」とロープウェイ登り口で合流します。
 
ロープウェイに追いつこうとはやる気持ちを、
頭上のロープウェイが一層かきたてる

右手に国見山、左手に本馬山が見えます。
この2つの山がコース別名「
秋津洲展望コース
命名の決め手となりました
 
しばらく、このような急勾配の道が続きます。
かなり疲れてきたころ・・・、

急勾配の道が続きます ―
ロープが張られています
 
登りと違って視界が開けているところが多くなる

それにしても急な下り坂である
 
樹齢何百年かの山桜の巨木の下をくぐります。
上に気を取られて転倒寸前でした

やっと下り坂道も終わって、柔らかな笹道となりました
   
 今年度の登山は「
大和葛城山」の春の風物詩「一目百万本」のツツジ見物でした。
開花はまだ1週間ぐらい後のようですが、これだけのツツジの大群ですから「つぼみ」でも
全山満開のようなピンクに包まれていました。満開の様子が充分に予想されました。
心の中で満開にめぐり逢えそうです。
おそらく当分はこのピンクのツツジ群が脳裏から離れることはないでしょう。
現地の天候も心配されましたが、前雨の影響もなく、当日は時に暑く、時に涼しい山風を
感じて歩くことができました。
 また、遠方で現地情報が不足がちでバス・ロープウェイなどの接続タイミングも心配
されましたが、参加の皆様のご協力で乗り越えることができました。
また一部の方々は乗車できず、最後の道を歩かれたケースもありました。
誠に申し訳ありませんでした。
それでも全員無事に完歩できましたことは、何よりでした。
これも皆様方のご協力のお陰と感謝申し上げます。
今回の登山担当のリーダーの皆さん御苦労さまでした。
 これからも北摂歩こう会幹事一同、皆様に喜んでご参加いただけますように運営して
まいります。
ぜひ一人でも多くの皆さん、一回でも多くのご参加をお願いいたします。
今回ご参加いただきました
54名の皆さん本当にご苦労様でした。
今後もお互いに元気に、北摂歩こう会でお会いしましょう。

次回、7月例会は「7/12(木): 洛西の竹の径から長岡宮趾を歩く」です。楽々コースです。
多くの皆様方のご参加をお待ちしています。


大和葛城山』頂上で記念撮影
   


高槻1
17名参加されました。

ありがとうございました。

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高槻2
13名参加されました。

ありがとうございました。

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茨木摂津・他
24名参加されました。

ありがとうございました。

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今回の【世話役】  秋山 充久  田村 勲  松下 寛