社会貢献活動
手賀沼統一クリーンディ(清掃活動)

 
首都圏支部
作成 戸谷 輝夫
 
                                  2016.12.09更新
 手賀沼は以前、水質汚染度日本一という時期が長い間ありました。それは手賀沼に流れ込む大堀川や大津川の上流にあたる柏市・流山市・鎌ケ谷市・松戸市などの急激な人口増加によって下水道整備が間に合わず、家庭排水や道路・田畑の雨水が直接流れ込んだことが大きな原因と考えられてきました。
 近年行政や市民の対策が進んで、汚染度日本一の汚名は「印旛沼」に譲りましたが、まだ代表的な水質の指標であるCOD(科学的酸素要求量)では、宮城県の「伊豆沼」・「長沼」等に続いて第6位にとどまっています。如何に過去の影響が大きかったかを思い知らされます。
 首都圏支部では、社会貢献活動の一環として、美手連(美しい手賀沼を愛する市民の連合会)の主催する統一クリーンディー(清掃活動)に、2015年より参加しております。
 手賀沼を愛する方、手賀沼上流にお住まいの方、地域社会への貢献、自然環境問題に関心のある方、ご一緒しませんか。勿論ご家族のご参加も大歓迎です。皆様のご参加、お待ちしてます。  (毎年12月第1日曜を予定しています)
2016年12月の実施報告 

場 所  手賀沼公園周辺(我孫子市)
日 時  平成28年12月4日(日) 9:00〜12:00
集 合  JR我孫子駅南口 8:15(車で乗り合わせて会場へ移動)

スケジュール: 845分 受付開始
          9時     開会式
          915分 清掃開始
         1030  閉会式・後片づけ
         11        解散
         12時〜   反省会(希望者)
 
参 加 者  五島周太郎(鎌ケ谷)、森本敬次(柏)、山下晃生(牛久)、
(敬称略)  中川康徳(白井)、佐々木茂喜(船橋)、大島耕而(千葉)、
       野津博俊(柏)、飯塚和利(我孫子)、上田 進(柏)
      、中島 繁(野田)、田口春一郎(取手)、野口隆也(柏)、
       戸谷輝夫(取手)                [計 13名]







ナガエツルノゲイトウ
(外来植物)
放置すると短期間で大群落に
報告
 今回は我孫子市役所をはじめ多くの環境保護団体や漁協・学校・土木関係者の参加のもと、各グループに分かれて手賀沼の清掃活動に参加するイベントでした。首都圏支部としては、地元でこの活動に長年取り組んでこられた松愛会野口会員を少しでも後ろから支えられればと、今回は外来植物「ナガエツルノゲイトウ」の除去作業を中心にお手伝いをさせて頂きました。

・ナガエツルノゲイトウ(外来植物)・・・毎日新聞の記事より抜粋
 印旛沼や手賀沼(千葉県)の岸辺などで、特定外来生物に指定されている南米原産の水草「ナガエツルノゲイトウ」が異常繁殖している。環境保護団体や漁協など23団体でつくる「美しい手賀沼を愛する市民の連合会」(八鍬雅子会長)は、根元からの引き抜き作業や遮光シートを敷くなどの対策を講じてきたが、駆除は追いついていないのが現状だ。
 岸辺に根を張りながら徐々に沼の内側方向に繁殖域を広げるナガエツルノゲイトウは、台風などで増水すると大きな塊となって離岸。連合会によると、長雨の際には我孫子市側のボート乗り場に塊が漂着し、営業できない状態となった。沼の東側にある排水機場のポンプ場前のブイや、手賀沼水系の亀成川の取水堰(せき)で引っかかり、計約930キロを除去した。
 連合会によると、現在は手賀沼(上沼)の岸の半分にあたる約10キロにわたって広がり、釣り人も自分で刈りとって場所を確保しているという。「いずれ排水機場を塞いで洪水を引き起こしたり、手賀沼の水を引く水田で繁殖して、農機具の故障などを招く可能性がある」と懸念している。

企画(野口)、記事(戸谷)、写真提供(我孫子野鳥を守る会の間野会長・森本・山下・上田・戸谷) 



清掃作業前で張り切っている参加者
(スタイルだけはバッチリ!決まっています)

作業開始に先だっての注意事項を聞く
(多くの団体が参加していました!)

ボート乗り場付近の大群落除去作業
(だんだん腰が!膝が!と悲鳴をあげながら)
                                   
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スナップ写真コーナー
アルバムに写真多数