2010年10月20日


                
横山真知子
  上越地方には、おばあちゃん達、地域の先人から受け継がれた美味しい郷土料理が沢山あります。
  これら郷土料理の数々をボランティアで高齢者に昼食作りを行っている横山真知子さんから、写真・作り方とともに、継続して紹介していただきます。


横山真知子さんの紹介    


趣味の家庭菜園
 

  昭和49年1月に松下電子工業(現パナ
 ソニック)新井工場に入社し、 製造と、も
 のづくり革新推進チームで38年間勤務さ
 れ、工場の発展と安定稼動に貢献されま
  した。
  退職後は、趣味の家庭菜園と園芸、旅
 行、小学校行事の稲作と畑作への作業
 奉仕、友達との付き合い、孫の世話等、
 多忙な日々を過ごされる傍ら、地域の住
 民参加型高齢者福祉施設でのボランティ
 ア活動にも精を出されています。
  特に家庭菜園の収穫期には、施設で提
 供する昼食用に、菜園で採れたての野菜
 を無償で持ち込んで調理して、高齢者の
 方々に「新鮮で美味しい」と、喜ばれてい
 ます。


高齢者福祉施設でのスナップ 
 みんなでカラオケ 昼食調理風景  楽しい食事タイム 

郷土料理の数々 
○ 笹寿司 / のっぺ/ 粕汁 


* 材料と作り方 
( 笹寿司 ) 
材  料  作   り   方 
    すし飯 
    竹の子
    ぜんまい
    しいたけ
    鮭
    大根の味噌漬け
    みょうが醤油漬け
    卵 (薄焼き卵)
    しその葉 (梅漬け)
 @ 下ごしらえ 
  ・ すし飯をつくる。
  ・ 竹の子、ぜんまい、しいたけは、好みの味付けに煮付け、
    適度な大きさに切っておく。
  ・ 鮭は缶詰を使用し、水切りをして、鍋で乾煎りにしておく。
  ・ 大根の味噌漬けと、みょうが醤油漬けも、適度な大きさに
   切っておく。
  ・ 卵は薄焼きにして、千切りにしておく。
  ・ 梅漬けのしその葉を細かく刻んで、砂糖で程よい味付けにし
   ておく。
 A 盛り付け
  ・ 洗った笹の葉の上に、すし飯を適量盛り付け、@で作った材料
   を載せて、笹寿司をすべて重ねて一番上にサランラップを載せ
   て 、10分〜15分押して(雑誌などの重しにて)、押し寿司とする。
  ・ すし飯の上に載せる材料は、好みで、でんぶ等何を載せても美
    味しい。


( のっぺ ) 
材  料  作   り   方 
    里いも
    さつまいも
    こんにゃく
    油揚げ
    ちくわ
    しいたけ
    にんじん
    片栗粉
 @ 下ごしらえ
  ・ 里いもの皮をむき、乱切りにしておく。
  ・ さつまいも、こんにゃく、油揚げ、ちくわ、しいたけ、にんじんも、
    適当な大きさに切っておく。
  ・ すべての材料を、水、砂糖、みりん、料理酒、醤油で煮て味付
   けをする。
  ・ 里いも等、材料がすべて柔らかく美味しく煮えた事を確かめ
   てから、水溶き片栗粉にて、とろみをつければ出来上がり。
 A 盛り付け
  ・ 小鉢に、見栄え良く盛り付ける。


( 粕汁 ) 
材  料  作   り   方 
    酒粕
    みそ
    野沢菜漬
 @ 下ごしらえ
  ・ 鍋に水を入れて、煮干しで出しをとる。
  ・ 鍋から出しを取った煮干しを取り出す。その後に酒粕を適量
   入れて酒粕が程よく細かくなるまで煮る。
  ・ 味噌を入れて、好みの味付けの、酒粕入り味噌汁をつくる。
  ・ 野沢菜漬は、みじん切りにしておく。
 A 盛り付け
  ・ 味噌汁用のおわんに、刻んだ野沢菜漬を適量いれて味噌汁
   をそそぐ。