愛知県渥美半島先端の伊良湖岬は、昔からタカの渡りが観察できる場所として有名です。
鷹一つ見付けてうれし伊良古崎 芭蕉 (「笈の小文」より)
日頃世話役がお付き合いいただいている友好団体「タウンウォッチング会」「鳥博友の会」からも有志の方々をお迎えし、秋の渡りの最盛期を迎えて、貸切サロンバスを仕立てて1泊2日の行程で行ってきました。幸い心配された天気にも恵まれて、山影から湧いてくるようなハチクマ・サシバなどのタカの群れや、同じく南方に向かっていくツバメ・ヒヨドリなどの小鳥たちの渡りの姿、そして海上を滑るように飛び交うオオミズナギドリ・カモメなどの海鳥たちを認めることができました。
また愛知県渥美半島までとなると、長距離で道中が退屈されるのではないかとの担当の懸念をよそに、ご参加の皆さんは初対面の方もあったのに、すぐに和気あいあいとなって、笑いが絶えない状態が続きました。あらためて皆さんの気の若いエネルギーを感じさせていただいた2日間でした。お疲れ様でした。
観察種
カイツブリ、オオミズナギドリ、ウミウ、アオサギ、コサギ、カルガモ、ハチクマ、トビ、
ノスリ、サシバ、ハヤブサ、コジュケイ、セグロカモメ、オオセグロカモメ、キジバト、
ヒメアマツバメ、アマツバメ、ツバメ、キセキレイ、ハクセキレイ、ヒヨドリ、モズ、ノビタキ、
イソヒヨドリ、ウグイス、ホオジロ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス
(計 30種)