東京都・首都圏支部
作成 戸谷 輝夫


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6月定例行事の実施報告   

場 所  西印旛沼 (佐倉市)
日 時  平成23年6月19日(日) 10:00〜14:30
 
コース  京成臼井駅〜宿内公園〜星神社〜臼井城址公園〜西印旛沼遊歩道
     川鉄浄水場水路(昼食)〜京成臼井駅(懇親会)

参 加 者  佐藤正弘、福津 恒、倉光幸司、石毛稔恭、中嶋 繁、中村文雄、
(敬称略)  杉山英夫、鈴木通弘、岩川久子、戸谷輝夫、
       山崎雄一(担当)、野口隆也(担当)      [計 12名]



(キジ 雄♂)
報告
 当会としては初めて訪れる観察地ですが、今回は日本野鳥の会千葉県の定例行事に合流させて貰いましたので、ゆっくりと説明を聞きながら、歴史や自然の学習をすることが出来ました。日本野鳥の会千葉県の皆さん!ありがとうございました。

 佐倉市臼井地区は、西印旛沼の南端に位置しており 平安時代から戦国時代までの約500年間 千葉氏の一族臼井氏や原氏の城下町として栄え、当時の史跡とともに、印旛沼の自然が楽しめる地域となっています。臼井城の砦跡であったという宿内公園は、緑の樹木がとても美しく、エナガ・シジュウカラなどの野鳥の声が上から降ってきます。イチョウやムクノキの巨樹などがある星神社は臼井城築城のとき城南の鬼門の地に創建された社とのことでしたが、先日の地震の影響か、石造りの鳥居が地面に横たわったままになっていました。さらに近くには大田道灌が臼井城を攻めた折、道灌の弟大田図書がここで戦死したといわれ、その墓があり、臼井城は永久 2(1114)年に千葉常兼の子 臼井常康の築城と伝えられています。古い歴史を持つ町だということが分かりました。

 臼井城址公園から成田街道を横切り、印旛沼畔へ向かう途中の水田には、キジ♂が
そこかしこに存在をアピールするかのように出現してくれ、西印旛沼畔まで到着すると、ここにも地震の爪あとなのか、遊歩道に陥没した箇所が続いていて、あらためて地震の被害のすさまじさを実感した次第でした。お目当てのカワセミは一瞬でしたが、沼の水面を掠めるようにして飛び去って行きました。そろそろ腹が減りましたので、観察よりも食い気がまさってきましたよ。休憩しましょう!

観察種
 カイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、カルガモ、トビ、キジ、コアジサシ、クロハラアジサシ、
キジバト、ホトトギス、カワセミ、コゲラ、ツバメ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、
ヒヨドリ、ウグイス、オオヨシキリ、
セッカ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ、メジロ、ホオジロ、
カワラヒワ、スズメ、ムクドリ、オナガ、ハシボソガラス、
ハシブトガラス                                          (計 33種)

案内人(野口隆也・山崎雄一)、記事(戸谷輝夫)、写真(野口隆也・戸谷) 



京成臼井駅前の懇親会場にて (写真クリックで拡大します
観察コースでの記念撮影を失念するほど夢中でした!(石毛さん鈴木さん!入って貰えず、ごめんなさい!)

皆さんの笑顔が素敵ですね!
(あれをご覧と♪指差す方に♪)

ツバメのヒナが巣立ちました!

(まだ親鳥に餌を運んで貰っています)
                                   
*このページは低速通信利用者に配慮して画像解像度を押さえて作成しています。
 右の「スナップ写真コーナー」では、ここでご紹介出来なかった画像も含めて、
 少し解像度を上げた写真(拡大可)を掲げて、当日の雰囲気をお伝えしています。
 

スナップ写真コーナー
(アルバムに写真多数)