5月の例会は、当会初めての武蔵丘陵森林公園でしたが、前夜からあいにくの雨模様で、早朝5:30時点での現地(滑川町)の天気予報も、夕方までずっと「雨」とのことで、これではせっかく遠いところを出掛けて貰っても、森の中のコースは湿っていて危険が伴いますので、今回は残念ですが「中止」とさせていただきました。(「自然のひろば」で事前に中止連絡済み)
ただ世話役としては一応集合場所の「森林公園駅」まで行って、インターネットで連絡のとれない方に備えましたが、幸い連絡が行き届いたのか、どなたも集合場所にはお出掛けにならず、ほっと致しました。・・・と駅の外を見ると、何と!雨があがっているではないですか。せっかくここまで来たのだからと、以前の下見で見落としたところを回って、次の機会に備えようと独りで「武蔵丘陵森林公園」行きのバスに乗り込みました。
公園内に入って間もなく、次々と鳥の声に包まれ、至福のときを過ごさせて貰いました。雨模様にめげず、ここまでやってきたご褒美かのように、イカル・キビタキ・シジュウカラ・ヤマガラ・エナガ・ソウシチョウ等々約20種、雨上がりの森の道は賑やかでした。せっかくですから、この下見行をざっとご紹介し、この観察地の魅力をお伝えしようと思います。
武蔵丘陵森林公園
埼玉県比企郡滑川町と熊谷市にまたがる比企北丘陵にあり、1974年に開園した全国初の国営公園で、東西約1km、南北約4kmの敷地は東京ドームの約65倍ほどの広さがあり、総面積304ヘクタール程の広大な自然公園です。
園内は、クヌギ、コナラ、アカマツなどの豊かな雑木林に覆われて、山田大沼、西田沼、あざみくぼ沼などのたくさんの池もあり、緑と水に恵まれて動植物や野鳥の宝庫なのです。ほかに園内を一周する全長17kmの自転車専用道路が整備されているのですが、歩行者道とは区分けされており、安心して散策を楽しむことが出来ます。