第6回勉強会


日  時:   令和元年8月2日(金)
場  所:   茅ケ崎市老人福祉センター
出席者:   11名(登録会員14名)        


内 容:  1) 参加人員;体調不良のお二人とご用事のお一人が欠席、11人が暑い中参加、熱心に勉強会に参加。

       2) ポット上げした福助の5号鉢への定植;
          定植の時期は1週間先になるので、柳川講師提供のポット上げした福助の苗を使い、5号鉢への定植手法の説明を
          実技を伴い,柳川氏から説明を受けた。講師以外には、3人のメンバーの方が実習した。
          基本的な手順はテキストに準じるが、ポット上げの寸法が1cm長くなり、施肥をたっぷりにするなど、多少の修正が
          なされた手順になった。その定植した状態の構造図を下にしめす。
          ポット上げした芽の先端が5号鉢の上端から5o〜10o出る程度に、ポットの下の培養土量を加減する。
          最後に加える水の量は300t。鉢を傾けた時、水がたれる程度である事。
          ポットの下の培養土は、定植の1週間前に入れ、元肥も加え、培養土と良く混ぜて置く事。

       3) 5号鉢への直接鉢上げ;
          挿し芽の発根が不十分な福助苗は、ポットの定植時期に、5号鉢へ直接定植する。
          ポットの定植法とほぼ同じ手順、苗の先端部は5号鉢の上端部から5o〜10o上とする。定植が終わった後での
          培養土の上部から5号鉢の上端部まで4p程度である事。下の図参照。

       4) 今後の日程;
          「福助育成手引き」を基準に進める、25日にポット上げした場合
          8月 4日  一つまみの元肥(ポット上げ時に使ったもの)
          8月 9日〜13日  5号鉢へ定植
          8月15日  Bナイン噴霧(中短 400倍・中 300倍・長 300倍)、Bナイン噴霧前に水(又は液肥)を施し、
                  液肥は1000倍、Bナイン噴霧後3日以降は3日おきに500倍を施す。
                  噴霧後は3日間水や液肥は施さない事 (水を遣るとBナインが効きにくい)                  
          8月20日  増土は大匙2杯・追い肥(超・豊作又は乾燥肥料)大匙1杯・元肥大匙1杯
          8月30日  増土は大匙2杯・止め肥(超・豊作又は乾燥肥料)大匙1杯・元肥大匙1杯・炭化鶏糞大匙1杯
                  苦土石灰小匙1杯・PK液500倍
          9月 1日  ヤシ水苔マットを取り除く(培養土を日光に曝す)
          9月 8日  プロミックス2〜3粒 培養土の上に置く
          9月10日  増土は大匙2杯
          8月15日〜9月20日  液肥(ハイポネックス等)500倍、3日毎(この日は水遣りは避ける)

        5) ドーム菊・ザル菊;
          特に論議無し、昨年、柳川氏が枝のホールド金具も付けられていた。ホールドが無いと垂れた枝が折れやすい。

        6) ポットへの水遣りについて;
           前回の説明は、「水遣りは、ポットの側面が乾き、苗の頂部の葉がシンナリしそうになった時点で、噴霧器を
           使って培養土の上面に注水する。ポットの側面が濡れて来る程度行う。」としているが、第6回勉強会時点の
           日照は余りに強く、培養土上面の乾き具合をみて、噴霧器で十分に水を与える必要がある。日照と雨の具合
           を見て、調整が必要。この頃の日照りでは直接日に曝すのでなく、日照が50%位の寒冷紗で覆うのが良い。

        7) 次回は;
           9月18日(水) 内容は支柱立ての手順・輪台の取り付け方。及び開花迄の手入れ。
          実習する人は3〜4名、育成中の福助菊・支柱・輪台・ひもを持ってくる事。
           出来るだけ多くの方、育成状態を講師の柳川氏に診て貰い、指導を仰ぐ。
           場所は茅ケ崎市老人福祉センター。10〜12時
               


                   ポット上げした福助菊の5号鉢への定植の手順(下の断面図参照)

 01.5号菊鉢準備  02.大きめな目の底網を設置 03.ヤシ鉢底マットを敷く 
 04.大カップ8分目の培養土を入れる 
 05.培養土の上に元肥を大匙2杯加え、又水も加え上面の培養土と良く混ぜ、肥料と培養土を良く馴染ませる
 06.培養土にゼオライトが混ざっていない場合、中匙1杯のゼオライトを苗の根の下に散布
 07.苗を植えたポットを培養土の上に置き、苗の頂部が1cm鉢の上に出る程度に培養土を掘り高さを調整する
 08.ポットの中間部まで、培養土を加える 09.乾燥肥料大匙2杯加え箸の先端で良く突く 
 10 元肥を大匙2杯加え、箸の先端で良く突く 11.ポットの上端迄、培養土を加える 
 12.培養土の上に乾燥肥料を大匙1杯加え、箸の先端で良く突く 13.水300tを培養土全面に均一に注水
 14.培養土と鉢の上端迄は4cmある事を確認する。 15.その上にヤシ水苔マットを置く


ポット上げした福助菊苗を5号鉢へ定植した断面図


挿し芽床の福助菊の苗を直接5号菊鉢へ定植する手順(下の断面図参照)

 01.5号菊鉢準備  02.大きめな目の底網を設置 03.ヤシ鉢底マットを敷く
 04.大カップで培養土を入れる 鉢の上端から7cmの深さになるように調整する
 05.培養土の上に元肥を大匙2杯加え、又水も加え上面の培養土と良く混ぜ、肥料と培養土を良く馴染ませる
    (この作業は定植10日前に行い、培養土と元肥を良く馴染ませる)
 06.培養土にゼオライトが混ざっていない場合、中匙1杯のゼオライトを苗の根の下に散布
 07.福助苗を苗床から掘り起こし、培養土の上に置き、苗の頂部が1cm鉢の上に出る程度に
    培養土の量を調整する
 08.苗の根に培養土を加える、鉢の上端から4cmの深さにになるようにする 
 09.乾燥肥料大匙2杯加え箸の先端で良く突く 
 10.元肥を大匙2杯加え、箸の先端で良く突く 
 11.水300tを培養土全面に均一に散布する
 13.その上にヤシ水苔マットを置く



柳川氏が準備した 定植用の諸材料
 
5号鉢へ大カップ軽く1杯の培養土を入れる
定植の10日前、培養土上面に元肥を大匙2杯を
加え、水も加えて培養土と良く混ぜ、馴染ませて置く
最終高さを整える為、ポットが収まる凹みを作る

鉢上端から10mm程度出るかどうかチェックする

寸法やや高いので、更に凹みを掘り下げる

フィジーポットを安定させるため、
大カップの底を押し付け平らに均す

培養土の上に置いたポット側部に培養土を
加え、ポットの高さの中央部まで培養土を入れる

鉢の内側の培養土を箸で突き、ポットを安定させる

乾燥肥料を大匙2杯加える、鉢の内側に沿って

箸の先端で肥料とあ培養土を混ぜ、
上を突き固め安定挿せる

肥料の与え方、壁に匙を沿わせて行う

その上に元肥を大匙2杯施す

元肥も鉢の内壁に沿って施す

更に橋の先端で元肥培養土に混ぜ、突き固める

更に培養土ポットの上端部迄加える

培養土の上面を突き安定させる

培養土から鉢の上端迄の高さが4cmで
ある事を確認、乾燥肥料を大匙1杯加える

使ったポットの苗、ポット側面から根が出ている
ポット上げして2週間経過している

講師の作業に従って構造図を描き上げる

講師から現物を前に説明を受ける参加の皆さん

講師の話を聞く皆さん

資料を確認しながら説明する講師

参加者11名の皆さん