内 容: 1.会員及び出席者の確認
支部の他の行事等に参加された4名が欠席された。
その内1名は前日直接講師宅で、指導を受けた。他の3名へは世話役が当日の勉強内容を写真を添付して、
メールで連絡した。
2.今年度の勉強会の日程の調整
勉強会日程を以下の如く定めた。時には会議室が抽選になる事もあり、多少、前後する事はある。
今年度は、一つ一つの作業を徹底的に学ぶ事とし、頻度をふやした。
第2回勉強会:4月26日(金) 茅ヶ崎老人福祉センター
福助菊の予備挿し芽実習。挿し芽後の管理・残った台木の取り扱い
各自が育成した芽の伸びた鉢を持参し、それを使って挿し芽をする。
第3回勉強会:5月21日(火) 茅ヶ崎老人福祉センター
福助菊の発根した予備挿し芽の競技用苗を柳川講師から提供される。
鉢上げの実習をし、鉢上げ後の管理を学ぶ。
ドーム菊苗、ザル菊苗は必要に応じ、苗交換をする又その育成についての情報交換。
第4回勉強会:6月26日(水) 茅ヶ崎老人福祉センター
福助菊の本挿し芽に実習。
各自が育成した芽の伸びた鉢を持参し、それを使って挿し芽をする。
第5回勉強会:7月17日(水) 茅ヶ崎老人福祉センター
福助菊ポット上げの実習。
5月21日に提供された競技花と異なる苗が柳川氏から提供。
ポット上げ後の定植までの管理。.
ドーム菊の生育状況、ザル菊の育成状況確認。
第6回勉強会:8月7日(水) 茅ヶ崎老人福祉センター
本鉢上げの実習とその後の管理(施肥・B9散布・PK液等)
各自育成したポットの福助苗を持参する。
第7回勉強会:9月18日(水) 茅ヶ崎老人福祉センター
福助菊の秋の手入れ。
生育状況確認、増土・施肥・B9散布(塗布)・支柱立て、輪台の取り付け方等
ドーム菊、ざる菊の育成状況確認と管理
第8回展示会:11月20日(水)
福助菊、ドーム菊、ザル菊他の展示会及び反省会
来年度に向けての対応
3.伸びた新芽のピンチとその後の手入れ
台木から伸びた新芽の先端を摘まみ取る。小さな芽なので、ピンセットや細い先端のハサミ等で
先端のみを摘む。(下の写真参照)
1〜2週間すると摘んだ部分から、小さな新芽が伸び出す事がある。その場合は、その芽を摘み取る。
ピンチした部分の下の枝の股部分から小さな芽が1〜2週間後に芽が伸び出す。この芽を伸ばし、挿し芽に
使う。下の方から次々と発芽が見られるが、自分で必要王とする挿し芽用のみを伸ばし、他は取り除く。
又台木の下の方の葉は取り除く。(下の写真参照)
4.ピンチ後の施肥の仕方
鉢の内側を少し掘り起こし、大匙2杯(約20g)をその溝に施し、掘り起こした培養土をその上に被せる。
肥料は2週間後には効力亡くなる。従って3月末と4月中旬に同じ方法で追加して肥料を与える。
5.競技花の育成評価
講師の柳川さんの提案で、柳川さんが今年新たに求めた10品種の苗(同じ条件で育てたもの)を定植時に
各人に5本づつ配布する。ジフィーポット(又はビニールポット)・培養土・乾燥肥料・ゼオライトも提供される。
後は各自の育成力量が試される。
11月の展示会時に審査、賞品の提供も考慮。
6.ドーム菊・ザル菊
柳川さんの育て方:
株分けより挿し芽の方が木に力が有り、良く育ち、良い花を咲かせる。
5月初めに挿し芽、6月初め小型鉢に移植し根を張らせる。7月に大きな鉢(8号・9号)へ定植する。
7.軽石を使った新培養土の紹介
培養土に使う赤玉土は潰れやすく、目詰まりを起こしやすい。
国華園から最近、赤玉土の一部を軽石を加えた「新大菊培養土」の名前の培養土が発売されている。
柳川しはそれを解析、軽石を加えた新組成の培養土を作ってみた。そのサンプルが皆さんに配布された。
その配合は:
馬糞堆肥 4 L、 腐葉土 2L、 ピートモス 2L、 赤玉土大粒 2L、 赤玉土 4L、 軽石 3L
8.講師は毎年、年始に1年の福助菊の日程を組み、毎日の細かな作業はカレンダーを活用し、其処に何をするか
書き込んで、その通りに行っている。皆様、参考にして下さい。(下にその事例を写真で示す)
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