第3回勉強会


日  時:   平成30年7月25日(水)
場  所:   茅ケ崎市老人福祉センター
出席者:   14名(登録会員14名)        


内 容:  1) 参加人員;登録会員全員が参加、菊作りへの会員の熱意を感じた。

       2) 福助菊の苗の配布;
          今年は会員の何人かが苗を準備し、配布するのは、基本的には止めた。
          講師の柳川さんが18種類・80本程(何本かは発根なく廃棄したが)の苗を準備、柳川さんを除く13人に配布した。
          他に予備として、藤本氏、荒武氏、川久保が苗を準備し、プラスαとして何人かが持ち帰る。

       3) 育成競技;
          柳川氏提供の苗は、この苗を育成するために、柳川氏が準備したポット用培養土元肥(骨粉入り油粕を醗酵させた
          物2に、市販の「元肥」肥料1を加えた物)、追肥(国華園菊用乾燥肥料)、止め肥(国華園・超豊作)、苦土石灰
          プロミックスゼオライト、などを使って育成する。
          そして、11月の展示会に咲かせた花を持参し、評価し合い、優秀作を表彰する。と言う育成競技である。

       4) ジフィーポト上げ;         
          「福助育成手引き」を基準に、柳川氏の若干のプラスαの手順を加えて、ポット上げの手順を柳川氏が、実技を伴い、
          説明した。(下の写真参照)
         
       5) ジフィーポット上げの実習;
          柳川氏指導の下、ポット、肥料など、既に頂いている材料を持参した3人がポット上げを行った。

       6) 5号鉢への定植;
          定植の時期は2週間先になるので、この日にポット上げした、ダミー資料を使い、「福助育成手引き」を基準に
          実技を伴い,柳川氏が説明した。肥料等は競技用に柳川氏提供の物を使う。
          ポット上げした芽の先端が5号鉢の上端から5o〜10o出る程度に、ポットの下の培養土量を加減する。
          最後に加える水の量は500t。
          ポットの下の培養土は、定植の1週間前に入れ、元肥も加え、培養土と良く混ぜて置く事。

       7) 5号鉢への直接鉢上げ;
          挿し芽の発根が不十分な福助苗は、ポットの定植時期に、5号鉢へ直接定植する。
          ポットの定植法とほぼ同じ手順、苗の先端部は5号鉢の上端部から5o〜10o上とする。培養土の上部から5号鉢の
          上端部まで5p程度である事。

       8) 今後の日程;
          「福助育成手引き」を基準に進める、25日にポット上げした場合
          8月 4日  一つまみの元肥(ポット上げ時に使ったもの)
          8月 8日  5号鉢へ定植
          8月15日  Bナイン噴霧(中短 400倍・中 300倍・長 250倍)、Bナイン噴霧前に水(又は液肥)を施し、
                  噴霧後は3日間水は施さない事 (水を遣るとBナインが効きにくい)
          8月20日  増土は大匙2杯・追い肥(乾燥肥料)大匙1.5杯・苦土石灰小匙1杯・PK液500倍
          8月30日  増土は大匙2杯・止め肥(超豊作)
          9月 1日  ヤシ水苔マットを取り除く(培養土を日光に曝す)
          9月 8日  プロミックス2〜3粒 培養土の上に置く
          9月10日  増土は大匙2杯
          8月15日〜9月20日  液肥(ハイポネックス等)500倍、3日毎(この日は水遣りは避ける)

        9) ドーム菊の状態;
          柳川氏が育成のドーム菊を一鉢持って来られた。(下の写真参照)
          枝のホールド金具も付けられていた。ホールドが無いと垂れた枝が折れやすい。
         
       10) 次回は;
           9月13日(木) 支柱立ての手順・輪台の取り付け方。
          実習する人は3〜4名、育成中の福助菊・支柱・輪台・ひもを持ってくる事。
           出来るだけ多くの方、育成状態を講師の柳川氏に診て貰い、指導を仰ぐ。
           場所は茅ケ崎市老人福祉センター。10〜12時
               



 皆さんに配布する競技用福助菊の苗
 
競技用福助苗の配布配布

配布された競技用福助菊苗一覧

ポット上げを説明する柳川講師

培養土を2p入れて、その表面を噴霧器で濡らす

苗の根をポットのサイズに合わせて切る

苗をポットに入れる

根の上に培養土を加える

総高さ9pを確認

寸法確認後、上部まで培養土を加える

ポット上げ終わった状態

噴霧器ノズルで水を滲み出す迄加える

水がジフィーポットに滲んでいる

ポット上げ実習のA氏、寸法確認

ポットサイズに合わせ根切りをするB氏

苗の取り扱いで指導する講師と実習者の重なる手

実習B氏の水遣り

実習C氏培養土を加える
 
柳川氏育成のドーム菊、8月末にはこの倍くらいになる
 
ドーム菊の枝を支持する冶具

 福助菊ポット上げの説明する講師の柳川氏と聞き入る皆さん
 
講師の説明を受ける園芸クラブの皆さん