第1回勉強会


日  時:   平成30年4月12日(木)
場  所:   茅ケ崎市老人福祉センター
出席者:   14名(登録会員14名)


内 容:  1.会員及び出席者の確認
        研修会員のお一人が正式メンバーになって頂き、14名になった。 
        今日の会合には全員が参加され、今年の菊の育成への皆様の意欲が表明された。
                
       2.今年度の勉強会の日程の確認
        
         第2回勉強会:5月23日(水) 茅ヶ崎老人福祉センター
                  福助菊・発根した予備挿し芽苗の交換・配布、鉢上げの実習とその後の管理
                  競技花用の材料配布を予定している。全員の参加を望む。
                  ドーム菊苗交換、ザル菊の育成についての情報交換
        
         第3回勉強会:7月25日(水) 茅ヶ崎老人福祉センター
                  福助菊・競技花用苗(柳川氏準備)の提供(1人5本)、定植方法とその後の管理
                  ドーム菊の生育状況、ザル菊の育成状況確認
        
         第4回勉強会:9月12日(水))  茅ヶ崎老人福祉センター
                 福助菊の生育状況確認、支柱立て、輪台の取り付け方、B9使用法
                 ドーム菊、ざる菊の育成状況確認と管理
        
         第5回展示会:11月15日(水) 
                  福助菊、ドーム菊、ザル菊他の展示会及び反省会
                  来年度に向けての対応
                       
       3.福助菊育成の手引き

         福助菊の育成法もそれなりに変化してきているので、過去使ってきたテキストを現状に合わせ、
         「福助菊の育成手引き」として12頁に及ぶテキストを作成し、このホームページに掲載した。
         その手引書を世話役から説明した。
         特に福助の定植迄を詳細に説明、理解いただいた。講師の柳川さんもポイント・ポイントでは詳しく
         一部実技も交えて説明頂いた。
         特に力を入れたのは、「福助の本鉢上げを、基本に戻して、ジフィーポット(又は同等の大きさのビニール
         ポット)に一旦植え、2週間、根を十分に発達させて後に、5号鉢へ定植する方法
」である。
         根が十分に伸びていないと、良い花を咲かせられないのは当然だが、次の年に使う苗を育てる為の新芽
         の育成にも悪い影響を与える。

       4.予備挿し芽用の元木の手入れ

         伸び始めている新芽を立派な挿し穂に育てるための、枝葉の処理の仕方や肥料の与え方を、柳川さんから、
         持って行った実際の資料の元木を使って処置して頂いた。乾燥肥料は2週間置きに施すこと。

       5.競技花の育成評価

         講師の柳川さんの提案で、柳川さんが今年新たに求めた10品種の苗(同じ条件で育てたもの)を定植時に
         各人に5本づつ配布する。ジフィーポット(又はビニールポット)・培養土・乾燥肥料・ゼオライトも提供される。
         後は各自の育成力量が試される。
         11月の展示会時に審査、賞品の提供も考慮。

       6.ドーム菊・ザル菊

         柳川さんの育て方:
         株分けより挿し芽の方が木に力が有り、良く育ち、良い花を咲かせる。
         5月初めに挿し芽、6月初め小型鉢に移植し根を張らせる。7月に大きな鉢(8号・9号)へ定植する。
         ピンチは7月15日と8月15日

       7.その他

         挿し芽の方法、水遣りなどの管理についても柳川さんから懇切な指導あり。
         挿し芽後、1週間は日陰に置けば、水を遣る必要はない。その後は苗の状態、床土を掘って確かめ、
         必要な時は水は霧吹きを使って与える位にする事。水分を不足気味にしないと発根しない。
         水が十分あると根が無くても水を取り込めるので、根を出さない。



剪定前の 新芽が伸びた元木 3種類

剪定後の 新芽が伸びた元木の状態 3種類

新芽が伸びた元木 ピンチ後 施す大匙1杯の乾燥肥料

鉢の内側を少し掘り込み、そこへ乾燥肥料を施し、土を被せる

講師の柳川さんを中心に勉強会

新芽が伸びつつある元木を対象に手入れ法を指導

平成30年度 第1回勉強会に参加の皆さん 和やかに懇談