内 容: 1) 展示会;
・1年の成果の福助菊38鉢、ざる菊2鉢、ドーム菊2鉢が持ち寄られた。
根張りに大切な8月の日照が悪く、又立派な花を咲かせる日照が欲しい10月は毎日が雨模様。
菊作り泣かせの陽気で、途中諦めの声も聞こえたが、皆さん種々工夫を凝らし頑張って、沢山の
菊鉢を持って来て頂いた。感謝。
・出席者も登録メンバー全員と更に関心を持った方のプラスしての参加者もあって、賑やかな
展示会になった。終わりのころにはこの会館を使っている他のクラブの方も参観、嬉しい限り。
・柳川講師は皆様のご努力を大変喜ばれ、優秀作品を表彰したいと賞品を3点準備された。
優秀作品の選出を支部長にお願いし、3点を選んでもらった。
・展示会を昨年とほぼ同じ11月15日にしたが、去年より開花が1週間位を選択早かったようで、開花は
オーバー気味になってしまった。展示会時期の設定は難しい。
2) 懇談内容;
・初めての生育で、今やる正しい処置が判らず、戸惑いながらの1年になった。窒素抜きを誤った感じ。
B9の濃度や頻度を誤ったとの初見もあり。
色々な意見質問に対する柳川講師のコメントは:
・品種ごとの今年の生育状態をチェックしておき、来年に備える。挿し芽の時期、鉢上げの時期、B9の
濃度を如何するか?又塗布の頻度など如何するか、基準を参考にして配慮する。
・品種により、長、中、中短、がある、B9は250倍、300倍、400倍が標準。
・水遣りは大切な作業、根が張るまで(8〜9月)は3日に1回程度が適切、多過ぎると肥料が流れてしまう。
・花芽が付いたら、PK液に類する液肥以外は与えない事。
・生育を均等にさせ、花を均等に咲かせるために、鉢を一週間毎に少しづつ回す事も必要。
・蕾の根本を支柱に結びつけたのち、更に茎が伸びて、花が大きくなって不安定、花が傾いてしまう。
花弁がある程度伸びてから、支柱にキッチリと結び付ける事が肝要。根本部にB9を塗布、伸びを抑える。
・柳川講師は今年の状況を見て、来年度の計画を既にたて、培養土などの準備を始めている。
培養土の基本は:
腐葉土4:赤玉4(大玉を多く、中玉も):燻炭1:パーライト1の割合が基本、牛糞、鶏糞など、各自の考えで
試用して見るのも面白いのでは?
・腐葉土はよく乾燥させて使う、赤玉は崩れ易い、一度水に漬け、その後、天日で十分に乾燥させると
日干し煉瓦のように崩れにくくなる。大玉は培養土に隙間を作り、根が伸びやすくなる。
花が済んだ後の処置:
・福助菊は花が崩れだす前に、根元に近い4〜%枚の葉を残し、幹をハサミで切断する。
・培養土を鉢の上面に1cm程度加え、その上に乾燥肥料を大匙1杯を散布する(お礼肥)。
・冬期は休眠状態だが、培養土が乾いてしまわないように、状態を見て、灌水する。又培養土が固まったら、
根を傷めないように、鉢の内側の培養土を竹櫛のようなもので解す。
・2月末から3月になると鉢の上面から芽が出てくる(今時点で既に発芽しているものもあるが、それは自然に
伸びるに任せる。
・芽が伸び始める時期に乾燥肥料を大匙1杯施す。
・お彼岸の頃、伸びた芽の頂部をを摘み取る(ピンチ)
・4月に入ると、芽は伸び、葉も茂りだす、葉の付け根から、更に新芽が伸びる。
・5月1日頃、伸びた芽を挿し芽に使う。
・ざる菊、ドーム菊に付いても扱いは同じ。
3) ざる菊;
・概ね順調に生育した模様。特に地植えしたザル菊は大きな株になったようだ。
・展示化には2株が持ち込まれた。もう少し花数を増やす工夫が必要。
・柳川講師の話によると、5月初めに、6〜7cm位の高さで挿し芽、6月に7号鉢位の小鉢に移植、7月に
所定の大きな鉢に移植、7月中旬、真ん中の芽をピンチ、8月中頃、夫々の芽をピンチする。沢山の花が付く。
4) ドーム菊;
・夫々育成をしている。
5) 28年度の勉強会、展示会の開催のおおよその日程はこの会合での話し合いは抜けてしまったが、本年とほぼ
同じ日程で進める事になろう。
6) 会員の勧誘に努める。
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