第3回勉強会


日  時:   平成29年7月27日(木)
場  所:   茅ケ崎市老人福祉センター
出席者:   12名(登録会員13名)        


内 容:  1) 福助菊の苗の配布;
         会員の藤本さん13種43本、川久保25種55本、二見さん8種16本、石坂さん7種11本の
         発根した苗を持参、皆に配布された。
         各自必要な苗を選び、ミズゴケで根を包み持ち帰り、フィジーポット又は5号鉢へ定植する。
         柳川さんから提供された新しい品種は18種42本全体の30%に当る。
         (5月に挿し芽用の新種を4人に頂き、各自が、挿し芽、鉢上げ、本挿し芽、発根させたもの)

       2) ジフィーポト上げについて;
         柳川さんから「元肥」を使う方法を実技を伴って説明を受け、2人の方に実習して頂いた。
         
       3) 5号鉢への直接鉢上げ;
         同じく柳川さんから「元肥」を予め培養土に良く混ぜておく方法について、実技を伴い説明を
         受け、2人が自習頂いた。この時期直接鉢上げをすると、伸び過ぎる懸念が有り、培養土の
         使う量を調整し、苗の頂部が、鉢の淵から1cm程低くなるように定植する必要が説明された。
         
         現時点、挿し芽の発根状態が不十分の状態でも、8月10日頃まで十分に発根させ、5号鉢に
         移植すれば、その後の潅水や施肥、日照等を配慮で、立派な花を咲かせる事は可能である。         
       4) 福助菊の特徴(高さを抑え、花を大きくする)を出すためには、成長抑制剤の「B9」の扱いが
          大事である事、日々の液肥の施肥の仕方等、改めて説明した。

       5) 今回は園芸クラブ発足前からご指導頂いた柳川さんに、新しい品種の提供を受けたのを機に
          ご参加頂き、種々ご指導頂いた。園芸クラブに活気がもたらされたように感じた。

       6) ざる菊、ドーム菊は話題にで無かったが、概ね順調に生育している模様。
         
       7) 次回は;
         9月5日(火) 生育状態の確認と支持棒の設置、輪台の取り付け、「B9」の扱い等、
         開花迄の作業について説明、確認し合う会にする。昨年から計画に入れた。
         各自は1〜2鉢持参し、夫々評価し合う予定。
         場所は茅ケ崎市老人福祉センター。10〜12時
               



 皆さんに配布する福助の苗
 
配布した苗の内容(品名、花の色、提供者とその数量)


 柳川さんから提供された肥料等(乾燥肥料・カリ分少ない乾燥肥料・
元肥・土もどる・ゼオッライト・ヤシガラマット(底と上)・支柱へ固定紐
 


ジフィーポット上げの標準的手順(柳川さんの説明に基づく) 
 
@ ジフィーポット
上部外径6cm、高さ5.5cm

A 使う前に水に浸漬
 
B
培養土をポットの切込み迄入れる

C 元肥を中カップ一杯加え、
更に水を加えて、良く混ぜる
 
D 苗を準備し、培養土を堀り、
根ぐされ防止剤上面に散布
 
E 苗を穴に入れ、総高が8cmに
なるように、穴の深さを調整する

F ポットの上端迄培養土を加える
噴霧器ノズルから水を土に噴霧

G 名札を立てて修了

 この時期(7月27日)の5号菊鉢への標準的の定植手順(柳川さんの説明に基づく)

@  培養土中カップ一杯

 A 元肥大匙二杯
 
B 水を加え良く混ぜる
前日迄に行い、馴染ませる
 
C 苗の頂部が鉢上端より1cm位低い位置に設定、ゼオライトを撒く
 
D 培養土を加える。
鉢の上端迄、5cm空ける事

 E 培養土上面、鉢の内側に
乾燥肥料を中匙二杯散布する

F 乾燥肥料の上に少し培養土
水を全面に均一に500cc程度注ぐ
 
G水十分含ませた水苔を敷く
 
柳川さん久し振りの参加で、ご挨拶

 福助菊の鉢上げを指導する柳川さん
 
ポット上げの指導・柳川さんさん 長すぎる根は切る

 培養土中央に穴を開け、苗を差し込む

ゲージを当て、寸法を確認する (柳川さん)

ポット上げ修了
 
杉崎さんポット上げ実習
 
培養土を被せ、噴霧器で水を与える(余り多く無く)

 5号菊鉢に直接鉢上げ・柳川さん指導、底にヤシガラマットを敷く
(ヤシガラマットはゴロ土・水苔に替えて使える)

培養土・元肥を入れ、苗を収める。苗頂部は鉢端部より低めに設置 
 
根の上にゼオライト(根腐れ防止剤)、培養土を丁寧に入れる
 
乾燥肥料を加え、その上にヤシがラマットでカバーする
苗の頂部は鉢の上端部より下に在る事を確認

 初参加の浦田さん鉢上げの実習、皆さん注視
 
柳川さん直々指導
 

 参加者全員 (右の近藤さん後から見えて)