第1回勉強会


日  時:   平成29年4月12日(水)
場  所:   茅ケ崎市老人福祉センター
出席者:   12名(登録会員12+2?名)


内 容:  1.会員の確認
        1)お2人が新たに参加、他に1名は検討中、他に福助菊についてお1人から助言を頂ける事になった。
      
      2.ザル菊の鉢での育成法
        1)昨年園芸グループの課題として取り上げたザル菊、今年も続けて力を入れる。
        2)昨年web等で調べた資料を活用と杉崎さんの知人からの情報を活用、育成に役立てる。
          新しく加わった方には昨年度の資料を配布。
        3)今年は6種類の品種を明確に、株分けした苗を参加した各人に配布した。
        4)株分けした苗の予備鉢上げを実習。鉢の大きさ(写真参照)、培養土、肥料について意見交換。
          この鉢上げでは必ずしも施肥は必要無いとのコメントもあった。今後の経過を見て行く。
        5)挿し芽による植え付けの方法もあるが、今回は此の会では取り上げなかった。
        6)以上の内容を基にして、各自家に帰って鉢上げ、育成に努める。
        7)5月中頃、生育したザル菊を、大鉢に移植する。大鉢は7号鉢、8号鉢、9号鉢が対象、各自検討。
      
       3.ザル菊苗の配布
        1)杉崎さん、川久保が各自で株分けした苗を持参、各人が必要な苗を持ちかえる。
        2)別に各自が、育てた苗があれば、各自株分け、挿し芽をして、育成する。

       4.福助菊の発芽生育状況、情報交換、芽の伸び方は必ずしも順調ではなさそう。
      
       5.今年度の勉強会の日程
        
         第2回勉強会:5月24日(水) 茅ヶ崎老人福祉センター
                 予備挿し芽で発根した福助菊及びドーム菊の苗の交換・配布
                 福助菊の予備鉢上げの実習
                 ザル菊の育成状況チェック、情報交換定植鉢への移植
        
         第3回勉強会:7月26日(水) 茅ヶ崎老人福祉センター
                 発根した福助菊の本挿し芽用苗の交換・配布、定植方法とその後の管理
                 ドーム菊の生育状況、ザル菊の育成状況確認
        
         第4回勉強会:9月5日(火)  茅ヶ崎老人福祉センター
                 福助菊のB9の使用状況、生育状況確認と支柱立て、輪台の取り付け方
                 ドーム菊、ざる菊の育成状況と枝の支柱等に因る保持管理
        
         第5回展示会:11月15日(水) 
                 ザル菊等、大形菊の展示、より多くの福助等の展示を考慮し、
                 運搬を考えると、駐車場がある適切な会場を如何するか- - -検討事項
      
                  



 ざる菊育成につての耕作者の意見や実例抜粋:昨年と同じ内容、参考までに

       

 例1: ・鉢植えよりも畑や花壇などへの地植えにした方が簡単、成功し易い(畑だと直径1m位になる)
    ・鉢植えは黄色が成功しやすい            
    ・最初から牛糞を土に混ぜて置く
    ・苗作りは「根分け」がお進め             
    ・日当たりの良く風通しのいい場所が望ましい
    ・鉢植えは毎日1回の水遣り必要           
    ・アブラムシは消毒する
    ・夏に追加の顆粒肥料を与える            
    ・鉢植えの場合支柱を立てて、枝を縛った方が良い場合あり
    ・菊の芽は丸くしようとして摘みたくなるが、積まない事(勝手に丸くなる)

例2: ・ザルのように丸くなるザル菊は古株をそのまま使うのでなく、古株から伸びた芽を新しい苗にする
    ・苗作りは「挿し芽」と「根分け」がある        
    ・此の例は「根分け」で苗を作っている
    ・「挿し芽」でも苗はできるが、株が大きくならない
    ・昨年の古株の根から左右に幾つもの芽が伸びる 
    ・新苗側に根が多く残るように古株から切り離す
    ・花の色に因っては良く成長するが、黄色以外の難しい色は貧弱の芽になる
    ・4月下旬に根分けを行う               
    ・移動など直ぐに使わない場合はポットに仮植えをする
    ・肥料は牛糞の堆肥を元肥えにする         
    ・夏期に顆粒肥料も撒くが、全体的に元肥えが頼り
    ・黄色以外の色は生育し難              
    ・神奈川のザル菊の本家でも鉢でも育成している

例3: ・ザル菊作りの信条のような物を畑に掲示されている例を下に示す。

 

例4:挿し芽の例 


 ここで使う挿し床培養土の組成: 赤玉中粒2.5、赤玉小粒2.5、鹿沼土3、腐葉土1の比率で混合する
大きな鉢への移植時の培養土 : 昨年の土を石灰で中和した土を使う、肥料は球状に乾燥した油粕

                  

 第1回勉強会の関連


昨年の古株から発芽し伸びた苗
 
持ち寄ったザル苗の内容
          

ざる菊の種類 

 持参した本数
 
花の色 紫色 

17 本
 
花の色 黄色 大

10 本
 
花の色 黄色 小

32 本 
 
花の色 赤色

22 本
 
花の色 白色

35 本
 
花の色 縁がピンク

18 本

 合計
 
134 本

 左は古株から切取った苗の状態  
 
右は長すぎる根を1cm位にする
長すぎると根の先端から芽がでる

もし寄ったザル菊の苗

 予備鉢上げに使う鉢、苗の状態で適宜選んで使う 
左はプラ鉢:内徑9.0cm、深さ7.5cm
中は4号駄鉢:内徑11.0cm、深さ9.5cm
右は5号駄鉢:内徑13.5cm、深さ11.5cm

4号の駄鉢を使い予備鉢上げしたザル菊

 本鉢上げに使う大きな鉢(参考:此の形の鉢に限定はしない)
左は7号菊鉢:内徑20cm、深さ18cm
右は9号菊鉢:内徑28cm、深さ23cm
写真には無いが8号菊鉢:内徑20cm、深さ25cm
経験者の意見では8号鉢程度が適切とのアドバイスあり

 今回配布した種類は下の写真の6種類