第4回勉強会


日  時:   平成28年9月8日(木)
場  所:   茅ケ崎市老人福祉センター
出席者:   7名(登録会員13名)        


内 容: 1) 福助菊の生育状況の確認;
         ・各位が育成している福助菊を持参又は写真を見ながら、意見交換を行った。
         ・藤本さんが生育状態をチェックするゲージを各人分、作って来て頂いた。(写真参照)
         ・5号鉢の高さが13cmで、菊の高さの標準は、9月1日で18cn、10月1日で23cm、
         11月1日では花の根元部迄の高さが28cm程度になるのがよい。
         従って、勉強会当日は19〜20cmが適切。
         多くの方はそれ以上に伸び過ぎている模様。
         ・B9をしっかり散布すう必要がある。蕾が見えたら、蕾を完全に覆い、薬をかけない事が必須。
          場合によっては筆を使い、茎だけにB9をしっかり塗る。
          伸び過ぎている場合は250倍位の濃い液を使ったりして、成長を調整する事。
          B9散布後は3日位は雨、水に掛らないよう配慮する。

      2) 福助菊への増し土、乾燥肥料の施肥、水遣り、支柱の立て方方、輪台の取り付け;
         ・経験の浅い方の為に、財慮を準備し、実習して頂いた。
         ・増し土は後3回行うので、10日の増し土後の鉢端部からの深さは3cm余り有る事。
         ・乾燥肥料の施肥は10日迄とする。
         ・水遣りは水苔の乾き具合や鉢の重さをみて行う。100cc程度が望ましい。
          水遣り時点で、そのまま使うのでなく、水道の水を数時間前にバケツに汲んで置いて、
          多少温まった水を施すのが良いのでわ!のご意見があった。
          雨水を溜めて置いて、使っている方 もおられ、感心した。
         ・支柱は今の時期に立てるのが望ましい。鉢の上端部から1cm位の処を細い紐(写真参照)
          で、支柱に茎をしっかり固定する。
         ・花びらが3〜4枚横に伸び始めたら、取り付ける。福助の花の根元を支柱にしっかり結び、
          輪台は支柱に結び付け、花が大きくなるに従って、下にずらせるようにする。
      
       3) ザル菊の生育状態;
         ・持参されたものは1鉢、写真提供はお三人、写真を参照頂きたい。
          形は、 鉢の渕迄枝が伸び、全体の形がザル状になるのが理想だが、茎が立ちあがってから
          横に枝が伸び出してしまうため、下が大きく空いてしまうものが多い。
         ・ 勝俣さん、杉崎さんも今年は生育が思わしくないと言われているが、幾つかは立派なザル菊
          になって来ているとの事。
         ・ 挿し芽や株分けの時期や鉢上げ時の苗の扱い、鉢の大きさ形状を十分に考えねばならない。
      
        4) ドーム菊に就いて;
          写真を持ち寄り、生育状況を確認し合った。

        8) 次回は;
         ・ 11月10日(木) 10〜12時 展示会。
         ・ お互いの評価、反省と来年度計画についての意見交換。
         ・ 各位は2鉢以上を持参願いたい。
         ・ 場所は茅ケ崎市老人福祉センター・第2会議室。
               



 福助菊の育成状況
 
吉兼さんの9月4日の福助菊鉢:鉢下から15cm程度になってるとの事(写真を送って来られた)
 
近藤さんの福助(持参したもの)、中央は鉢底から20cm位(当日)

 川久保の標準的な福助、鉢底から18cm程度(前日)

藤本さん作成の福助ゲージ(参加者に配布)

福助ゲージの使い方(鉢底面からの高さ)
32cmは花が咲いた時の花の基部迄の最大高さ

増し土、乾燥肥料施肥後、支持棒を挿し、茎に結びつける実習、

 増し土前の鉢の表面に根がこの様に伸びている事が望ましい
 
支持棒に福助の茎を結び付ける紐の一例
 
増し土は左側カップ1〜2杯、水遣りは右側の100ccカップ1杯

 福助の作業回転盤(藤本さん手作り 自転車ペダルを活用)
 
福助菊・ドーム菊の川久保宅花壇(前日)

 杉崎さんのザル菊:手前が黄色、奥が赤色(前日)

 杉崎さんの地植えのザル菊(前日)

勝俣さんのザル菊(9月2日) 

 川久保のザル菊・黄色・内徑25cm(前日)

 川久保のザル菊・赤紫・内徑25cm(前日)

 川久保ドーム菊・赤色・5号鉢(前日)

 参加の皆さん(川久保撮影)