第3回勉強会


日  時:   平成28年7月28日(木)
場  所:   茅ケ崎市老人福祉センター
出席者:   10名(登録会員13名)        


内 容: 1) 福助菊の苗の配布;
         会員の藤本さん10種41本、川久保13種51本の発根した苗を持参、皆に配布された。
         各自必要な苗を選び、ミズゴケで根を包み持ち帰り、フィジーポット又は5号鉢へ定植する。
         今年は気候の関係か、発根が不十分の方が多かったようだ。
         持って来れたのは藤本さんと川久保の2人だけだったんは残念。

      2) フィジッポト上げ、5号鉢定植、について;
         二見さんは柳川さんから指導頂いて以来、フィジーポットに移植して、10日後に5号鉢に
         定植している。
         新しい方も居られたので、この会合で、ポット上げの方法を実習で説明、初めての方には
         その場で実習して貰った。
         苗の頂部に培養土等を掛けない様、注意深い扱いを知って貰った。
         
         7月10日頃挿し芽した苗は根が十分に出ていないので、小さなは器、フィジーポットに
         移植した方が、発育し易いし、日蔭や日向など、小さなポットだと、置く場所を簡単に変える
         事が出来る。との二見さんの見解も示された。
         
       3) 5号鉢への直接鉢上げ;
         石坂さんから鉢上げ法を実技で皆さんに説明。お二人の新しい方には、その場で実習頂き
         苗の扱い、培養土の充填や根ぐされ防止剤、乾燥肥料の施肥の仕方を理解頂いた。
         
         現時点挿し芽の発根状態が不十分の状態でも、8月10日頃まで十分に発根させ、5号鉢に
         移植しても、その後の潅水や施肥、日照等の配慮によって立派な花を咲かせる事は可能である。         
       4) 福助菊の特徴(高さを抑え、花を大きくする)を出すためには、成長抑制剤の「B9」の扱いが
          大事である事、日々の液肥の施肥の仕方等、新しい方に説明した。

       5) 育成し易い品種とし難い品種があるようで、種類が可なり減って来ている。
         各自福助育成に努力して、品種が減らないよう、努力が望まれる。

       6) ざる菊の生育状態について;
         勝俣さん、杉崎さんのお宅での生育状態の写真や川久保が持参した実物について討議した。
         植え付け当初よりヒョロヒョロと長い苗は、ボッチャりしたザル状に成り難いようだ。
         品種によっては枝分かれがあって、ザル状にさせるのが難しいものも有りそうだ。
         今時点で高く伸びた物は、頂部を摘芯する事も、ザル状にするためには必要のようだ。

       7) ドーム菊に就いても実物を持参、生育状況を確認し合った。

       8) 次回は;
         次回は、9月8日(木) 生育状態の確認と支持棒の設置、輪台の取り付け、「B9」の扱い等、
         開花迄の作業について説明、確認し合う会にする。昨年までは計画に無かった日程。
         各自は1〜2鉢持参し、夫々評価し合う予定。
         場所は茅ケ崎市老人福祉センター。
               



 挿し芽後20日、発根した福助菊の苗
   

 二見さんによるフィジーポット上げの説明 
 
ポットに培養土を1cm加える

苗を置き、根腐れ防止剤を加える

 培養土を加える

 上部に培養牛糞を加える

石坂さんによる 五号鉢への定植
 
ゴロ土の上に培養土、乾燥肥料を加え
根腐れ防止剤(白)を中央に加える
 
発根した福助名を根腐れ防止剤の上に置く

 培養土を根の上に被せる

 培養土は鉢の上部から6cm迄とする

 鉢の際に乾燥肥料を加える

 水を含ませた水苔をたっぷりと置く
 
5号鉢への定植実習・吉兼さん

 5号鉢への定植実習・近藤さん
 
ポット上げした福助菊の状態

 5号鉢へ定植した福助菊の状態

 杉崎さんを中心にしたザル菊育成に就いての意見交換

 写真提供された勝俣さんのザル菊、6月末の状態、

 杉崎さんのザル菊、7月末の状態
 
川久保のザル菊、7月末の状態
高く伸び過ぎた物は上部カットをする予定
鉢の内径は24cm
 ドーム菊の7月末の状態(川久保)
鉢の内徑は14cm