第141回松愛会静岡歩こう会
2017/4/29(土)
〔今回のウオーキングコース〕
JR飯田線・小坂井駅➡五社稲荷神社➡兎足神社➡豊橋さかなセンター➡瓜郷遺跡➡湊町公園➡吉田宿本陣跡➡ヤマサちくわ本店➡水上ビル群➡JR豊橋駅までの約7.5㎞。
◆ゴールデンウィーク初日の4月29日(土) の朝、会員・会員の奥様・会員の友人ら合せて
15名がJR飯田線の小坂井駅 (豊川市) に集合。当日は全国総会と重なり、白石副支部長は門真市へ出張されたので、支部の連絡はありません。
新リーダーの紹介と挨拶・コース説明後、小坂井駅の駅舎をバックに集合写真を撮り終え、700m程離れた西に建つ、五社稲荷神社に向って出発。
【 写真 】
JR小坂井駅前で朝の挨拶
JR小坂井駅前で朝の挨拶
集合写真
※小坂井宿:吉田宿と御油宿の間には、設置や廃止の時期は不明ながら、少なくとも慶長10年代に小坂井宿が設置されていたのでは? と伝えられている。
◇小坂井駅前の住宅街を100m余り行くと旧東海道に出る。街道を横切り、後に立ち寄る兎足神社を横目に進むと国道1号線に出た。交差点を渡り、進むと朱色の鳥居が見えた。
五社稲荷神社
五社稲荷神社
五社稲荷神社
◆五社稲荷神社:文政13年(1830)2月に京都伏見稲荷大社より、五神を勧請し五社稲荷社となり、延享4 年(1747)に社殿が改築された記録があり、実際の創立年代はそれ以前で不明です。五穀豊穣、商売繁盛、福徳円満の神として 崇敬。
◇参拝後、ゆっくり境内を散策、次の立ち寄り先である兎足神社に向う。
【 写真 】
兎足神社
兎足神社
兎足神社
兎足神社
兎足神社
◆兎足神社:7世紀後半頃に建てられたと伝わる。菟上足尼命(うなかみすくねのみこと) が祀られています。稲の豊作を願った「田まつり」、風に対する信仰を寄せた「風まつり」 が行われます。
◇小坂井駅から近くの場所に建つ2ヵ所の神社を参拝後、コースは旧東海道に戻りました。下見の時には、満開の桜を見物しながら歩いた、辺りの景観はすっかり変貌していました。県道496号(旧東海道)は、道幅が狭くて歩道もなく、対向車に注意しながらの一列行進。やがて豊川市内で最後の立ち寄る場所で街道沿いにある「子だが橋碑」に到着。
◆子だが橋碑:子断が橋ともいわれ、明治時代には「小田橋」と書いてあつた。およそ一千年前、兎足神社には人身御供があり、春の大祭の初日に、この街道を最初に通る若い女性を生贄にする習慣があつたと伝えられている。
ある年のこと、贄狩に奉仕する平井村の人の前を若い女性が故郷の祭礼と父母に逢う楽しさ
を胸に秘めて、暁の街道を足早に通りかかり橋の上まで来た。見ればわが子である。
「ああ いかにすべきか」と苦しんだが神の威光の尊さに「子だが止むを得ん」と遂に生贄にして神に奉った。それからこの橋のことを子だか橋と呼ぶようになったということである。
現在、兎足神社では、12羽の雀を贄に替えて神事を行われていると、説明板にあつた。
「12羽の雀を贄に替えて神事を行われている」と説明板
◇豊川放水路に架かる「高橋」を渡ると豊橋市に地名は変わる。次に立寄る場所である、「豊橋魚市場」の建物が見え、程なく到着。隣に一般の人も入れる「おさかなセンター」もある。向いには魚市場前センターがあり、うどんや鰻、中華などボリューム感が期待できそうな店が多い。しかし残念なことに当日は3ヵ所とも休みで、入口で小休だけで終った。
おさかなセンター
◇再び旧東海道を東へ800m余り進み、小川に架かる橋を渡り左折、120mほど行くと右手に復元された竪穴住居があり、「瓜郷遺跡」に到着。
【写真】
瓜郷遺跡で
瓜郷遺跡で
瓜郷遺跡で
◆瓜郷遺跡:弥生時代中期の遺跡。昭和22年から発掘調査が行われ、黒く炭化した籾や農工具、弥生土器が出土した。昭和28年11月に国の史跡に指定された。
◇瓜郷遺跡の見学と小休の後、旧東海道に戻って東へ少し行くと「コンビニ」に到着。各自弁当、飲み物などを購入し、約2km先にある昼食場所の「湊町公園」に向う。途中で「下地一里塚跡」左に通り過ぎ、豊川に架かる「豊橋」を渡ると湊町公園に到着。
◆下地一里塚:日本橋から74番目の一里塚。芭蕉句碑「松葉塚」のある聖眼寺の少し先に標柱がある。
◆吉田大橋:東海道三大大橋の一つとされた旧吉田大橋は、現在は「豊橋」と呼ばれている。国道1号線の開設に伴って、1959年に架設されたものである。
◆湊町公園:豊橋のたもとには湊町公園があり、神明社が鎮座する。この湊町・船町辺りは吉田湊の舟運の拠点であり、伝馬業務には携わらず、船役を勤めた。
◇湊町公園で約1時間の昼食・休憩後、旧東海道を吉田宿本陣跡へ歩を進める。途中にある入川屋(菓子店)に寄ると、思い思いにみやげ用のお菓子を購入されていた。吉田宿本陣跡は路面電車の札木停留所傍の鰻料理店「丸よ」の前に石碑が建てられている。
【写真】
◇ここで旧東海道と別れ、ヤマサちくわ本店に立ち寄り、「豊橋名産ヤマサのちくわ」を購入されていた。リュックにみやげ物を詰め込んだ後、路面電車を横目に最後の目的地の水上ビル群に向った。
◆水上ビル群:豊橋駅から東に向かって路面電車が走る駅前大通りが伸びており、その南には駅前大通りに並行して牟呂用水が流れている。昭和40年前後、この牟呂用水を暗渠化しその上に水上ビルを建てられた。東西に連なる板状建築物群である。
下の商店街は800mにも及ぶ。花火や駄菓子屋の店が軒を連ね、早朝から開いている店もある。豊橋は駄菓子の産地でもあり、交通の要衝でもあったことから、菓子問屋を中心に花火や玩具などの卸問屋が軒を並べた。
通りを見物しながら豊橋駅方面に向かって歩いていると公園がり、そこで最終の休憩後、JR豊橋駅へ向かい、改札口前でお互いの完歩を労って解散しました。
◇平成29年度最初の歩こう会でしたが、当日の天気予報は午後から大気の状態が不安定になり、晴れ間がでていても急な雨や落雷、竜巻などの突風に注意が必要!!とのことでしたので、雨具を持参してのウォーキングでした。でも、参加者全員の思いが天に通じたのか、天候に恵まれ、良かった! 良かった!
歩こう会世話人 幸岡(記)
次回
5月28日(日)焼津駅 10時00分集合です。