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Last updated : 08/05/2010

第33回 愛媛地区 歩こう会のご報告

第33回 歩こう会の松山市北条『一茶の道探訪』が予定通り実施されました。
この『一茶の道探訪』は、森山世話人最初のウォークとして計画されましましたが
当日絶好のウォーク日和、道後平野は麦秋を迎え黄色の麦畑と玉ねぎの濃い緑が鮮やかでした。


日   時 : 平成22年5月8日(日)
 集合:伊予市 ウェルピア伊予駐車場         8:45〜解散14:00
     松山市北条 スーパーマルナカ北条店駐車場 9:45〜解散15:00
参加人員 : 総勢 11名&犬1匹
天   候 : 快晴、微風で絶好のウォーク日和でした。
徒歩距離 : 約 12km
内   容 :
北条は、平成の大合併で松山市になりましたが、古くから開けた土地で風早地方の中心として発展してきました。
江戸時代には、俳人小林一茶が俳友と会うために、寛政七年(1795)北条を訪れたのは有名な話ですが、松愛会のメンバーも、一茶から215年遅れて彼の地を訪れました。

 一茶の道を散策するだけでは、健脚ぞろいのメンバーには失礼と思ったのでしょう、新進気鋭の世話人が用意したのは、立岩川に沿って奈良時代以前に開けていた風早郷の遺跡である仏教遺産を訪ねるウォークでした。
この時期、北条の沖に浮かぶ鹿島は全島新緑、瀬戸内海は春の海ひねもすのたりのたりかな
空ではひばりのうるさいまでのさえずり、遠くに鶯の鳴き声、すつかり色ずいた麦畑、濃い緑の玉ねぎ畑、初夏を満喫するウォークでした。
肝心の一茶の道のウォークは、実質的には彼の詠んだ句碑を訪ねて歩く旅は、俳句王国の住民として近代俳句の正岡子規より前の松尾芭蕉、与謝蕪村らとともに教科書に載っていた俳人小林一茶が辿った道は、30回を超えるウォークでも一味違ったウォークだったと思います。

今回参加した全員が、次回のウォークへの期待を抱き、歩こう会を 無事終了しました 。

↑北条一茶の道ウォークに参加した仲間(庄薬師にて)
後方左より曽根、森山、桑島、石川、鈴木、北沢
前列、金子、西本、ボギー、中藤、新井、樋田の各会員


【ポイント説明】

一茶の道ウォークは、伊予市から50分走った北条の市街地の入り口にあるスーパーマルナカの駐車場からウォークは始まりました。

森山世話人のコース案内と所注意の伝達のシーンです。

北沢会員から前回の積善山登山の模様を収録したCDが参加者全員配布されました。

いきなりでありますが、庄という集落にある薬師堂に安置された木造の薬師如来坐像とそれを中心にした十二神将や吉祥天などの仏像群であります。

当初は通過するだけだった庄薬師堂でしたが、北条在住の知人から、せっかくの機会だから、薬師堂を管理しているお寺へ仏像見学を申し込みなさいというお勧めがあり、一人200円の負担で拝見しました。

中央の薬師如来像は室町時代後期の作だそうで、高さ250cm、ひざ幅185cmとかなり大きく、愛媛県で一番大きいとされ、総檜材の寄木造りです。
年代から松山市指定の文化財ですが、周りにある仏像群は薬師如来像よりは古いものだそうで、この地方の集中していた多くの伽藍にあったものを集めたと考えられると案内板に書いてありました。
御堂の管理を任された近くのお寺の住職夫人が説明をされているのが、平安初期の作と言われ木心乾漆菩薩立像、右が奈良朝の雰囲気を残している木造菩薩立像でいずれも昭和40年に国指定の重要文化財指定を受けました。

高さは台座を除いて250cm程度あります。

日ごろは、文化財や文学の話題など無縁な顔ぶれですが、本日ばかりは皆さん熱心に見学し当初の見学予定時間の20分を大幅に超過してしまいました。

説明を終えた奥様は持参したお茶と蓬の天婦羅を振舞って私たち一行を歓待していただきました。
本日のウォークは二部構成で、第一部は庄薬師堂の見学で、第二部は寛政七年(1795)旧暦の1月に風早難波村の茶来を訪ねて来たところを巡る一茶の道ウォークであります。

空には雲雀が煩いほど囀り、黄色く色づいた麦畑と濃い緑色の玉ねぎ畑が一面に広がる田園地帯を歩くウォークは気分爽快でした。

ウォークの一行の足取りも快調そのものでありました。

俳人小林一茶は、寛政七年(1795)旧暦の1月13日に風早難波村の最明寺に茶来を訪ねて来たところを、彼は15年前に亡くなっていました。(一茶も迂闊で出発の時に面会のアポイントを取るのを抜かったようです)

お寺の住職も冷たい人で、一茶の一泊の宿泊要請を拒絶してしまいます。

途方に暮れて、嘆いていますが、幸い近くの土地の庄屋高橋伝右衛門邸に泊めてもらうことが出来、そこで詠んだ一句が月朧 よき門探り 当てたるぞ でその句碑が高橋邸の庭にありました。

最明寺に建立された小林一茶の代表的な俳句三首を刻んだ句碑です。

小学校で習った記憶があります。

痩せ蛙 負けるな一茶 是に有

雀の子 そこのけ そこのけ 御馬が通る

やれ打つな 蝿が手をすり 足をする
最明寺では仏教行事でも大切な花祭りが、ご当地では月遅れ、三日でなく日曜日ということで本日行われておりました。

きれいに花で飾りつけられた甘茶の容器に、小さな仏像が立っていました。

甘茶が全員に振舞われ、懐かしい味という声が聞かれました。

   これが庄部落にある薬師堂で在ります。
 

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