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Last updated : 10/10/2009

第29回 愛媛地区 歩こう会のご報告

第29回 歩こう会西条市『うちぬき』ウォークが予定通り実施されました。
西条の街がもっと元気になる秋祭りの時期、だんじりの組み立てを明日に控えた
 西条市の街は各町のだんじり収蔵庫に風を入れる作業程度で意外と静かでした。


日   時 : 2009年10月3日(土)
 集合: 東温市 レスパスシティ駐車場 9:30〜解散15:30
      西条市 グランドフジ 駐車場 10:30〜解散14:30
参加人員 : 総勢 12名
天   候 : 仲秋にしては強い日差し/涼しい風はあるものの、距離も長めで疲れを口にする人もありました。
徒歩距離 : 約 13km
内   容 :
年中水不足気味、節水という文字が頭から離れない松山・伊予市民には羨ましい水都市西条を訪ねうちぬき≠フ実態を見聞するウォークで、市内の有名なうちぬき∞@弘法水Aアクアトピア水系の観音水Bうちぬき公園C嘉母神社の御神水(うちぬき発祥の地)の4つを巡りました。
歩いた距離は13km。
本陣川河口の漁師町の道、江戸時代の陣屋の石垣に沿った道、加茂川の堤防の道、農免道路、市街地の道路、など色々な道を歩きました。
西条市の総合科学館的建物「こどもの国」でうちぬき≠フ定義と規模を確認できたのが大収穫でした。
西日本最高峰の石鎚山を主峰とする石鎚連峰に源流をなす加茂川。この加茂川を流れる水が地下にしみこみ、それを透し難い地層では溜まり、圧力を受けて地上に噴出して来た水を「うちぬき」(自噴水)とと呼びます。地下に水を溜めている地層が西条市の東側半分、それも山裾から海岸まで、市街地のほとんどと広大な水田や畑におよんでおりました。
今回のウォークは、東予地区に在住の会員全員(15名)の参加を呼びかけましたが、参加していただいたのは北風会員と歩こう会の常連鈴木会員だけでした。
今回参加した全員が、秋晴れの西条平野で汗をかき 無事終了しました 。

↑西条うちぬきウォークに参加した仲間(うちぬき公園にて)
後方左より樋田、桑島(松寿会)石川、北沢、鈴木、北風、前田夫妻、
前列、正木、曽根、森山、新井の各会員


【ポイント説明】
最初に立ち寄ったのは、西条市「こどもの国」で、科学博物館的建物で、プラネタリウムもある。一階に、うちぬき≠正しく理解するための電動立体地形図がありました。

一行はこの地形図を見て、うちぬき≠ェ東西には平野の西半分、南北には山裾から海岸まで市街地のほとんどと、加茂川の左岸(西側)の農地をすべてカバーします。

写真の背後には、西条の各町が保有する西条まつりの「だんじり」の土台や、装飾など多数と、組み立て後のだんじりの実物2基が展示されておりました。
西条市内には約2000のうちぬき≠ェあるそうですが、市街地のあちこちに写真のような標識があり、ポリタンクを積んだ車が止まり、水を汲んで帰る市民が耐えません。

西条市内の民家にでうちぬき≠セけで生活する家もあるようですが、西条市の水道局は、自噴水を水源とした簡易水道式の配水で事が足りるようで、市民は格安の水道料金の納付で済むということでありましょう。
写真は、最初のうちぬき=u弘法水」を見た後、陣屋跡の堀端を歩き、アクアとピア遊歩道を進み「観音水」に立ち寄り、モニュメントで記念撮影をしました。

市街地と農地を分ける加茂川の左岸上喜多川という場所にある、湧水を利用した「洗い場」、農家の人が収穫した野菜をその場で洗い、手足をきれいにしたり、日常に溶け込んだうちぬき≠フ利用光景です。

上喜多川には、写真の水槽が横に7つ並んだものが2個所ありました。

すぐ上の水槽がある場所から田園地帯、堤防や農道を歩き、大きな写真の「うちぬき公園」で昼食、休憩をする時間も無く、慌しく出発。(4名は少し離れたJR駅から西条駅へ移動)

早足で30分、うちぬき#ュ祥の地といわれる「嘉母神社の手洗い水」(写真右端)に到着。

数年前、日本一おいしい水(名水)と通商産業省から認定された水を飲みました。

そこから、スタート地点のグランドフジ駐車場へ移動、西条駅からの人とも合流、ウォークは終了しました。

これは、こどもの国に展示されていた西条祭りのだんじりの実物、正確には引退しただんじりで、歴史は西条藩の成立の頃ということであります。
 

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