第8回 愛媛・高知地区 歩こう会のご報告
Last updated : 15/11/2004


第8回 愛媛・高知地区 歩こう会のご報告

第8回の歩こう会「面河渓谷の紅葉と渓谷美を訪ねるウォーク」が
予定通り実施されました。



日時 : 2004年11月13日(火) 集合9:00〜解散16:00
参加人員 : 10名(面河渓谷には、毎年来る人から初めてという人の混成)
天候 : 快晴/微風(当日は特別の快晴でした)
感想 :
今年は夏の猛烈な暑さに加えて、台風が連続して何度も襲ったことから紅葉は如何かと少し心配でしたが、「もみじロード」と名が付いた車道に面した紅葉は結構楽しめました。
先の台風で激流が倒木を流したばかりか、川床に堆積した土砂を思い切り下流に運んだようで、川床はピカピカに磨かれ、真っ白に光り輝き、水深の深い渕では深い緑、流れる水はあくまで透明で、魚も住めないくらい清らかな流れでした。
国民宿舎「面河」を起点に上流の「水呑獅子」までの往復と下流の面河山岳博物館往復を合計した約6kmの距離設定では歩き足りないということで、世話人が帰路久万高原町古岩屋にある紅葉谷というポイントで、国道から不動尊まで往復するという追加メニューがあり、距離も最適、紅葉もバッチリでした。

面河渓谷
面河渓谷の国民宿舎前五色河原に集結した参加者10名
後方左より 鈴木、石川、曽根、菊地、澤田、北沢
前列左より、金子、中藤、前田、西本の各氏



【行 程】
am 9:00 砥部町「陶芸館」駐車場に集合・マイカー4台に相互便乗して出発
am 9:45 旧美川村役場庁舎裏の「御三戸嶽」着 河原にて休憩15分
am10:40 国民宿舎「面河」第2駐車場到着 (砥部より約60km)
am10:45

渓谷美探訪として上流の「水呑獅子」「虎ケ滝」まで往復(約3km)に出発

pm12:00 国民宿舎「面河」前の河原「五色河原」到着 昼食・歓談 30分
pm 0:30

紅葉と渓谷の美探訪U 面河山岳博物館往復(約3km)に出発

pm 2:00 次ぎの目的地「紅葉谷」へ向け移動
pm 2:45 久万高原町の国民宿舎近くにある紅葉谷入口に到着(往復1.5km)
pm 3:30 紅葉谷出発
pm 3:55 砥部町「陶芸館」に帰還
pm 4:00 来年のウォークコースの候補地に関するミーティングをした後 解散


【ポイント説明】
最初の休憩ポイントでの光景であります。

久万高原町(旧美川村)支所庁舎裏の対岸にあり、正式には「御三戸嶽」(通称軍艦岩と呼ばれる)という巨岩に生えた紅葉が美しい場所として有名な場所であります。

先の台風で増水し、川岸の砂が流失し、車で軍艦岩の突先まで回り込むことはできませんでしたが、歩いて紅葉を楽しむことが出来ました。
面河渓谷の今年の紅葉は、台風と遅くまで夏の暑さが続いたために、とくに見事とは言えないかも知れません。

観光客の歓迎アーチがある「もみじロード」から国民宿舎にかけての道路沿いのもみじは深紅や淡い赤のグラデーションが充分楽しめました。

遊歩道を行きますと、そこは左の写真のような黄色の世界でありました。
国民宿舎「面河」から上流に向けて1.5kmほど行った「水呑獅子」という景勝地を見下ろす場所で撮影されたものです。

もう少し上に「虎ケ滝」があります。
これから先は通行禁止になっており、引き返しました。

本来ですと、ここは紅葉も美しいところですが、先の台風で肝心の木の葉は飛び散ってしまったようでした。
国民宿舎から「水呑獅子」までの中間地点に、石鎚山への登山口があります。

赤い箱があり、その中には登山計画書の台帳が納められ、当日入山した人の計画書もありました。

遊歩道には、倒木が横たわっておりました。
国民宿舎前の五色河原は水量が多く、適当な広さが確保できそうもありませんでしたので、やや上手の広い河原で昼食を取りました。

増水時に激流が流れる水嵩の範囲は、岩肌が磨かれて秋の日を一杯に受けてひときわ白くなっておりました。

すぐ横には、「面河茶屋」があり、食事をしている人も見かけました。
売店の土産物の品数は少なく、観光客の多い割りには静かな茶店でした。
昼食後は、国民宿舎から下流の渓谷美を探訪に出かけました。
歩きやすい車道を行く歩こう会の一行です。

行き着いた場所には面河山岳博物館があり、そこで折り返しましたが、その建物の側に「猿飛佐助」発祥の地という記念碑がありました。

作者の一人、今治市ゆかりの福田蘭子氏が面河渓谷をイメージして「猿飛佐助」の活躍を立川文庫に書いたという趣旨のことが述べられていました。
台風の影響で遊歩道にも通行止があったりで、ウォーク距離も控えめ、皆の紅葉に対するやや物足りなさを察した世話人が左の写真のような紅葉のポイントをオプションウォークの追加をしてくれました。

久万高原町の古岩屋にある「紅葉谷」で、渓流に沿って紅葉があり、不動尊を祀ったお堂、正岡子規の句碑もありました。

第8回のウォークも、天候、渓谷美、紅葉、距離、上り下りの負荷の変化に富んだコース設定に皆さん満足して、無事終了しました。
(注)上の写真は北沢世話人の提供で作成しました。


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