◆江州音頭とは |
「商い音頭」とも言われ近江商人の影響も受けているようです。
「さてはこの場の皆様へ・・・・」から唄い始め、皆様に訴えようとしています。
掛け声も「そりゃよいとよいやままっかどっこいさのせ-」 と言いますが、「宵(夜)からよいや真っ赤(朝になるま
で)どっこいさーのせ。」夜を通して徹夜で働いた姿を踊り子の掛け声にしているあたりも「商い音頭」と言われている由縁であると思われます。
江州音頭には「屋台音頭」と「座敷音頭」があります。
口演内容は、五穀豊穣の祈祷祈願や、喜怒哀楽を表現したり人の心の訴えを語り合う庶民の歴史があるように思われます。
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◆江州音頭の歌詞 |
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◆江州音頭と盆踊り |
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◆江州音頭の道具 |
江州音頭で使用する持ち物・道具類といえば数々あるが、錫杖(しゃくじょう)・扇子・拍子木・鉦(かね)・ほら貝・笛
・和太鼓等があり三味線もお囃子にはいることもあります。踊り子さんは、うちわ・扇子・傘などを持って踊られます。
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「和太鼓・鉦(かね)」
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「錫杖(しゃくじょう)・扇子」
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◆音頭師祭文家 櫻美家天勝(深尾 勝義) |
将来に向けて「江州音頭」の保存と普及に三十年程前には「滋賀県江州音頭普及会」団体がありましたが、最近は時代の変化と師匠さんが高齢化により会員の構成も変わってきました。
幕末から明治の初期にかけて近江八日市に生まれた「江州音頭」という盆踊りが、その後の大正・昭和と百年以上にわたり地域の伝統芸能として定着してきましたが、平成に入ると陰りが出てきています。
櫻美家天勝(深尾 勝義)さんたちは、「江州音頭」の保存・振興の為に、近江八幡市のまちづくりの一環として、小学生を対象とした「江州子ども塾」を運営されています。これは子どもたちだけで舞台を務める「子供一座」という仲間づくりができ、子供たちを唄と踊りで楽しませながら伝統芸能を伝えられる活動で、彼らが将来大人になって、小学生時代の音頭熟を思い出し地域に湖国の文化を繋いでくれるものと大いに期待しておられます。
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江州音頭祭文屋と成田さん(2017年1月新春懇親会にて)
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◇あとがき
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江州音頭にも高齢化で祭文家・踊り子も育成が難しい中、近江八幡市民でありながら郷土芸能を保存振興に頑張っている私の友人を紹介させて頂きました。
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