琵琶湖の環境を守る活動
「びわ湖エコアイディア倶楽部」のご紹介

 
大津在住 増渕貞夫さん      
 
◆はじめに
 パナソニック アプライアンス社(AP社)の社員有志で結成した任意団体「びわ湖エコアイディア倶楽部」の事務局長として、環境活動ボランティアやこどもエコクラブのサポーターなどのお世話をしています。

 設立の趣旨は、『琵琶湖のすぐ近くに集結したホームアプライアンス社は、今後、商品や工場のエコはもちろん、地元に根ざした企業市民として、また、一人ひとりの社員ができることを具体的に取り組む「ひろげるエコアイディア」の実践をする』です。

 こうした市民としての取り組みを具体的に進めるために、琵琶湖の水質保全と生態系維持 を目的に、「環境宣言」 に合わせて、ホームアプライアンス社構内に事務局を置いた「 びわ湖エコアイディア倶楽部」 を設立しました。

◇同倶楽部は、2008年6月5日 松下ホームアプライアンス社「環境宣言」にて中村会長(現相談役)が倶楽部の設立を発表しました。今年は設立10周年を迎えます。


設立時事の
榎坂HA社社長 橋川草津市長 嘉田滋賀県知事 中村会長


中村会長(現相談役)

「地域の皆様と一層連携を強めつつ、さまざまな取り組みを通じてその輪が広がっていくことを
強く念願する一人です。 」中村会長(現相談役) 談 

  【団体名称】  びわ湖エコアイディア倶楽部
  【発  足】 2008年6月3日(設立総会)
  【住  所】 滋賀県草津市野路東2丁目3番1-1号
         パナソニック株式会社 アプライアンス社 気付 びわ湖エコアイディア倶楽部 事務局

  【受賞など】 (社団法人)日本水環境学会関西支部 第6回 社会・文化賞 (2011年)

    ※関西地域で水環境の保全・創造に関する社会・文化活動が顕著な団体または個人 が表彰されます。
 
◆【主な活動】
 琵琶湖の水の恵み受ける私たちは、個々の力の結集で市民として出来る環境活動を実践し、四季折々に美しい姿を見せる琵琶湖の景観とそこに育まれる自然生態系の保全および琵琶湖の水の昭和30年代への回復を目的として「びわ湖エコアイディア倶楽部」を設立します。

 具体的には関連機関・諸団体と協同しながら以下の事業を通じて、活力ある暮しと自然の調和した地域社会の実現を目指します。

  1. 琵琶湖畔や琵琶湖に繋がる河川の清掃活動、森林・里山の保全活動、琵琶湖のヨシ・藻の刈り取り活
    動など琵琶湖の環境保全活動全般への参画。
  2. 「こどもエコクラブ」など琵琶湖の水質や生態系の観察・調査・研究活動の実施。
  3. 琵琶湖の環境問題について会員がさらに深く学ぶ活動やより多くの方に琵琶湖について知ってもらう
    啓発活動の実施。
  4. 上記活動・研究を通じた新たな活動目標の設定と推進。

 
◆環境保全部会
◇ヨシ刈り活動への参画

 2018年1月20日(土)、草津市下物町(おろしも)で行われたヨシ刈りボランティア活動に、倶楽部理事長の山口常務、パナソニック松愛会滋賀支部(松崎支部長、植木副支部長、久泉地区委員) 
 パナソニックエコリレージャパン、地元自治会の85人が汗を流し、AP社の本間社長も初めて参加しました。

 この活動は、びわ湖ヨシ松明(たいまつ)まつり実行委員会と環境NPO法人ノース・ウィンド・ジェネレイトクラブが主催したもので、びわ湖周辺のヨシ帯保全や回復のために毎年実施されています。


【集合写真】


【挨拶する本間さん】


【笑顔で作業する植木さん】


【松崎さんと久泉さん】


【植木さん】


【松崎さんと久泉さん】

 
 また、近江八幡市下豊浦町の西の湖湖畔でも「ヨシでびわ湖を守るネットワーク(事務局:コクヨ工業滋賀)」
パナソニックエコリレージャパン・参加団体・企業と連携してヨシ刈りを毎年実施しています。
 


【2018年2月 近江八幡市 西の湖】
 
 
◇マザーレイクフォーラム運営委員会への参画
 
 2010年より第二期がスタートした、滋賀県の「琵琶湖総合保全計画(通称:マザーレイク21計画)」
進行管理を目的に、2012年度より年1回開催される「マザーレイクフォーラムびわコミ会議」の企画・運営に参画すると共に、参加団体としてテーマ討議のコーディネート、こどもエコクラブ運営の事例紹介も実施。
         (マザーレイクフォーラム発起人としてびわ湖エコアイディア倶楽部が参画)
 





 
*マザーレイクフォーラムHP(http://mlf.shiga.jp

 
◇身近な水環境の全国一斉調査への参加
 
 「身近な水環境の全国一斉調査」は市民グループと河川管理者等が2003年より連携して実施している全国規模の河川水質調査(モニタリング)です。びわ湖エコアイディア倶楽部は2009年より調査に参加し、2017年度はパナソニックエコリレージャパンと連携して109地点の水質調査を行いました。


 
◇こどもエコクラブの運営
     クラブ名称 :エコアイディアキッズびわ湖  (通称:アイキッズ

 次代を担う子ども達による琵琶湖の水質や生態系の観察・調査・研究活動を実施しています。
現在の活動内容は、「人のつながり・命のつながり」をテーマに活動中で、毎年の活動テーマはメンバーが
話し合いの中で決定しています。
 2012年度からは、琵琶湖・滋賀の食文化をテーマに、自然環境と人の暮らしのつながりを、体験を通して
学ぶ活動を展開中です。 (月1回を基本に、年間を通して活動中)

 コーディネーター :
 メンバー:草津市の玉川学区・南笠東学区在住の児童・生徒を中心に、小学生18名、 中学生5名、計23名
 






 
【これまでの活動に対する受賞など】 
 
淡海こどもエコクラブ活動交流会 (主催:滋賀県2008年度より参加)

  ・奨励賞(滋賀県知事)   6回
  ・活動賞(琵琶湖博物館館長)3回







【写真は2017年12月10日 三日月知事表彰 奨励賞受賞】
 
 
■第6回 淡海の川づくりフォーラム (主催:滋賀県2012年度)

  ・グランプリ


 


 


 
■第6回いい川・いい川づくりワークショップ (後援:国土交通省2013年度)

  ・入賞  (全国より36団体が参加)







 
生物多様性アクション大賞 (主催:国連生物多様性の10年日本委員会) 

   ・2013年度 大賞

 






 
 
ESD KIDS FESS!!! (主催:環境省2013年度 環境大臣表彰)

  ・地域貢献賞









 
【書籍などへの掲載】
 
・あおいびわ湖〈小学校編〉 (滋賀県 環境教育副読本 2010年)
・M・O・H通信43号(新江州㈱ 発行の環境情報誌2013年)
・国連生物多様性の10年日本委員会 COP12 活動紹介 冊子(2013年)
・今から始める生命のアクション(国際自然保護連合日本委員会 冊子(2015年)
 




(国連生物多様性の10年日本委員会 COP12 活動紹介 冊子 紙面)

 
 
【地域との連携】
 
・ESD広報大使としての活動(環境省)

  2名(2014年度 ユネスコ世界会議のESD広報大使として活動発表)

・ユネスコ世界会議開催地(岡山市・名古屋市)訪問・活動発表
・ESDの10年・地球市民会議(国連大学)での活動発表
・滋賀県「びわっ子大使」へのメンバー派遣
 2名〈2010年度〉世界湖沼会議(中国)参加
 2名〈2013年度〉KODOMOラムサール国際湿地交流(タイ)参加
 1名〈2014年度〉ESDのためのKODOMOラムサール(滋賀・宮城)参加
 1名〈2016年度〉KODOMOラムサール国際交流(インドネシア バリ)参加 








 

・草津市こども環境会議ワークショップへのサポーター派遣 (4回)

  「こどもとおとなの環境井戸端会議」のコーディネートと、会議当日のファシリテーターを派遣。









 
【広報媒体】

・びわ湖エコアイディア倶楽部 ブログ(http://blog.canpan.info/biwakoecoidea/
・エコアイディアキッズ琵琶湖(アイキッズ)ブログ(http://blog.canpan.info/i_kids/