松下に勤めている間は、毎日の朝会(フレックスタイム導入後は昼会)で「所感発表」がありました。話の上手い人がいたり、逆に人前で話すのが不得手な人がいたりしました。大体は慣れてくると話が上手くなり、「技術の松下」ならぬ「話術の松下」と揶揄する社外の人もいたそうです。皆さんも所感発表の順番が近づいてくると、ニュースや新聞から所感のネタを探したことでしょう。
定年後はそういう機会が全く無くなりましたが、身についた癖は消えません。事件や事故があると、再発防止を考えて「こうすれば防げる」と考えたり、「こうすれば、被害は最小限になる」と考えたりします。そこで、新聞の読者投稿欄に投稿することを思いつきました。40年間購読している産経新聞には「談話室」というコーナーがあり、400字程度の投稿を募集、掲載しています。6年前に再就職先を退職してから時間ができたので、このコーナーに投稿を始めました。最初の2年で4件が掲載された後、しばらく掲載がありませんでしたが、今年は5件が掲載されました。ここに紹介させていただきます。
産経新聞では投稿されたものを、編集の方が読みやすく、判りやすい文章に変えてくださいます。
また、謝礼として図書カードが送られてきます。
掲載されると、親戚やOBの方から「読んだよ」と言われたり、市内の人が私の投稿に対しての感想を手紙でくださったり、感想が後でまた掲載されたりとコミュニケーションが続くのも楽しいものです。
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★2015年12月掲載
ホームページの原稿を一旦書き終わった後でまた掲載されたのと、パナソニック松愛会にも関係のある内容なので、
一番上に書きます。これは、ときどき企画されるテーマ投稿で「友達」というテーマでした。
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この投稿では「ある本」とありますが、テレビ番組の「兼高かおる
世界の旅」の兼高かおるさんの本にあった言葉です。
この人を知っている世代が減ったのでカットされたのでしょう。
「会社のOB会」とあるのは、もちろんパナソニック松愛会です。
いくつかの同好会に入り、また役員も勤めたお陰で多くの友人
が増えたことに感謝しています。
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★2015年4月掲載
飛行機の操縦士が自殺に乗客を巻き込むという事故に対しての対策案を考えてみました。
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★2015年5月掲載
日本と韓国の間がギクシャクしていますが、以前に知った韓国のことわざのことを書いてみました。
後で、別の方(常連の投稿者です)が、これについての考えを投稿してくださいました。
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★2015年7月掲載
明治日本の産業遺産がユネスコの世界文化遺産に登録さらた時の思いを書いてみました。
すぐに、市内の方が電話帳で私の住所を調べて、感想の手紙をくださいました。
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★2015年11月掲載
マンションのくい打ち偽装や電気会社の赤字隠し、自動車メーカーの不正プログラムなど
不祥事が多いので、私の体験を書いてみました。
投稿時のタイトルは『ねつ造を思いとどまった私』でしたが、投稿担当者が『不正への誘惑絶つ勇気持て』に
替えてくれました。
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下記のものは、2010年から2012年にかけて掲載された投稿です。
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★2010年5月掲載のもの
63才になって公的年金を受給されるようになった時
に感じたことです。
「一利を・・・」は、1991年の松下電器経営方針
発表会で谷井社長が引用された言葉です。
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★2010年10月掲載のもの
福知山線のような事故の再発防止で考えた提案です。
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★2011年8月掲載のもの
福島原発のような事故の再発防止提案です。
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★2011年2月掲載のもの
原産地表示のズルさについて書いたものです。
PRCというのは、Peaple's Repubric of Chinaです。
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15日付談話室の「『PRC』知らず情けない思い」を読み、私も情けなく、悲しくなりました。それは、知らなかったことに対してでなく、「MADE IN PRC」という表示をした輸入店に対してです。その輸入店は消費者に対して中国製であることを判らせないようにしているということが見え見えだからです。「CHINA」か「CHN」とすべきです。「不当景品類及び不当表示防止法」では「商品の取引に関する事項について、一般消費者に誤認されるおそれがある表示であって、不当に顧客を誘引し、公正な競争を阻害するおそれがあると認められるもので、内閣総理大臣が指定したもの」は表示してはならないとあります。PRCの意味の判る人が多ければ、この法には抵触しないでしょう。でも、かなりの消費者が知らないのですから、不当な表示と言えるでしょう。その輸入店のコンプライアンス(法令遵守)の姿勢の低さに憤りを感じます。
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