憩と趣味「木彫りとの出会い 
 
彦根市在住:目戸 律夫

 ■木彫りとの出会い
  
  私が、木彫りを始めたきっかけと言うか原点は
  小学校3年の夏休みの宿題に提出した工作で金賞
  をもらったことです。すぎ板の木目通りに浅く
  彫り込んで色を付け熱帯魚を作りました。


 

金賞再現 イメージ  
 

 ■熱中した中学生時代

    
  中学生までは木彫りより、クラブ活動と木製の模型飛行機キットを
  購入し、小型エンジンを付けて公園で飛ばすことに熱中していました。
  

 ■いつから木彫りを始めたのかと言うと・・・

  学生時代は寮生活でしたし、20代、30代は遊ぶことが優先でした。もちろん仕事第一
  ですが・・・そういう事で、木彫りを始めたのは、40歳過ぎからです。
  物を作ることで仕事のストレス発散ができ、新たな気持ちで月曜日から仕事に頑張れる
  ということを体感できたことを思い出します。 
  もっとも、会社では ”君は、仕事でストレスを感じたことはないだろう” なんて ?
  言われていましたが ・・・・・ !
 
 ■再挑戦への転機
 
  丁度、大阪高槻市から滋賀県彦根市への引っ越しを機に休みの日に彫るようになりました。
  再挑戦の最初は図書館でバードカービングの本を見て見様見真似で始めました。
  それから野鳥、魚、椅子、机、家の中の細々した木工製品を手掛け、現在は魚(鯛)を作る
  ことが多くなりました。作るものが徐々に複雑で大きくなると、木くずも多くなり 家の中
  での製作には家族の批判も出始め、外で作れる環境をという事でプレハブの倉庫に机を持ち
  込み木を削っていましたが、夏の暑さ 特に彦根は冬の寒さが厳しくその内に工具類も増え、
  プレハブの改造倉庫では手狭になってきました。
 
 ■自分の城づくり
 
  そこでいっその事、長年の夢でもあった自分部屋を作ることを決意し、3年ほど前に狭い庭
  ではありますが2X4工法で6畳ほどの小屋を2ヶ月掛けて建て、現在は専用の工作室と
  なっています。以来、休みの土日(現在は毎日)は自分専用の工房?で好きな事、例えば工作
  の合間にラジオを聴きながらコーヒーを飲んだり、椅子で使える囲炉裏を作り酒の魚を炙って
  一杯! もちろん、木も削って楽しんでいます。
 
我が城・・・目戸屋敷

 
木彫りの工作室

 
憩の場 囲炉裏

 ■楽しみの人生へ

  これからの「楽しみ目標」は生きた魚(水に放つと今にも泳いで行きそうな動きのある)の
  作品を作る事です。ただ、他に自転車、釣り、カヌー、キャンプなどチョイかじりの趣味も
  多く・・・、自分の城での小鮎の干物を炙りながらの一杯はこたえられない為、いつになっ
  たら生きた魚が彫れるやら・・・! まだまだ人生は長いのでゆっくり焦らず楽しみます。
 
 *ストレス解消に付き合ってくれた魚たち一部を下記に掲載させていただきます*
 
20数センチの鱒

 
60cmのレッドサーモン


30数センチのイシガキ鯛


30数センチの落ちアユ5匹

 
80cmの樺太鱒 雌雄


50数センチの真鯛

 
30数センチのカレイ&ヒラメ




 
 
 
50数センチの真鯛を持つ手

 *これからも趣味と人生を楽しみながら生きた木彫りを続けます。ご覧頂き有難うございました!!