『私の趣味との出会い』

                                                                                      



2014年8月
守山市在住

打越 幸雄さん
◆定年をきっかけに新たな目標を持ち転居 
 
私は定年を迎えるにあたり家内と相談し、自分のやりたいことをするために石山から守山に生活の場を変えました。
昔ながらの風習が今も残っている地域ですが、土地が広くやりたいことが出来る場所であり、この地に決定しました。

  具体的な必要条件(目標)は

   その① 野菜づくりができる事
   その② 日曜大工のスペースがある事
   その③ ピザ窯を製作し、仲間と楽しめるスペースがある事       でした。

  
転居後の生活として、これら目標を具体的に実現すべくやってきました私の取組みにつき
まして、ご紹介をさせていただきます。

基本は、適度の仕事と自分の新たな目標の実現をめざし、あくまでも楽しくでした。

午前中はホームセンターで仕事をし、昼からは小屋づくりとジム・水泳と毎日が充実しています。
野菜づくり

冬野菜

冬野菜

夏野菜の準備

・ここでは無農薬野菜を栽培しています。冬野菜は「ニンジン・白菜・ダイコン・みずな・
 ブロッコリー・ホウレンソウ」を作っています。
・野菜づくりで1番は土つくり、肥料、水やり、「チッソ・リン・カリ」の三大要素を上手く
 やれるかがポイントになります。
・私は種を4月の上旬に蒔きます。5枚まではポットで生育していますが、温度管理が
 難しく、苗に左右されます。冬野菜は白菜がとても大きくなりました。


夏野菜

夏野菜

夏野菜

・2014年は「スナップエンドウ・イチゴ・キャベツ・ピーマン・シシトウ・とうもろこし
 ゴーヤ・トマト・キュウリ・トウモロコシ・カボチャ・スイカ・ニンニク・太ネギ・
 赤シソ・九条ネギ・オクラ・大葉」を植えました。
・タマネギ早生は4~5月、晩生は6月の収穫です。
・今年は天候が不順で野菜の育ちが心配でしたが、何とか大きく育ってくれています。
 毎日、漬物・サラダを食べていますが、新鮮で大変美味しいです。
  
☆野菜づくりの苦労話

・2014年7月は写真の状態ですが、3年前は大変な荒地でした。
・土はやせ細っていました。又、家庭ごみを土の中に入れていたためごみの山でした。
 最初はクワとスコップで耕しました。石・瓦礫等が大変多く、作業が進みませんでした。
・最初の畝は3列ぐらいでしたが、「肥料・油粕・石灰・腐葉土・鶏糞・牛糞」を混ぜて
 2週間ほど寝かせました。
・冬野菜の白菜、大根を植えましたが、大きくはなりませんでした。それでも食べること
 ができ、本当に美味しかったです。

☆害虫対策

・野菜には害虫はつきものですが、私は無農薬野菜を作りたいために農薬を散布はして
 いません。
・そのためナメクジ、青虫やウドンコ病に遭いながら、害虫駆除は木酸酢ビール酵母の薬を
 ビール缶の中に少量入れてナメクジ退治をしました。
 缶の中にはナメクジ等が沢山入っているではありませんか?びっくり。


☆収穫の喜び
・「ジャガイモ・タマネギ・九条ネギ・フトネギ・イチゴ・ダイコン・ホウレンソウ」が
 結構取れました。


しいたけ栽培

   ・2013年春よりシイタケの菌入り原木を購入し、小屋裏の
    川沿いにて栽培を開始しました。1年をすぎたばかりですが
    、家で食べるぐらいは収穫できました。

   ・日蔭と水、ストレスがあり、時々木を叩いてあげるとびっく
    りして活動を促進するようです。

   ☆シイタケ栽培の苦労

   ・小屋の横には綺麗な川が流れています。小屋の横を利用し
    シイタケの原木を10本設置していますが、今年は15本
    ぐらいしか取れませんでした。木にもストレスがかかるため
    に、叩いてあげるとストレスが取れるそうです。

日曜大工
  ・バーベキユーハウスとピザ窯製作に当たり、材料の調達に時間を一番費やしました。
  ・低コストと省エネにて製作を考えました。外壁の焼杉は知り合いより調達、屋根の波板は穴
   あきを埋め再生をしました。
  ・私の今の職場はホームセンターであり、半端の板・木材を貰い、骨組みは柱を町内より調達
   しました。
  ・一番難しかったのは基礎部分の寸法出しでした。初めは「直角・倒れ・歪」が発生し、悩み
   ながら近所の人に手伝ってもらい、何とか骨組みが出来上がりました。  


ハウス側

ハウス入口薪保管

煙突用型枠コンクリート

囲炉裏兼焼肉台

カウンター付火鉢


建て初め
 

2014年
6月末に新規
バーベキュー
スペース完成


完成
☆小屋内貼りの苦労

・小屋の中は1×4の板を張り、ログハウス風の感じを出しました。
・真ん中には囲炉裏兼焼肉が出来るようにしました。
・最初は下の部分は囲っていましたが、狭い感じがしましたので板を取り、足元に火鉢を置き、
 足元を暖めるように変えました。結構暖かいです。
・照明もあり、音楽を聴きながら時々家内と昼ご飯をこの場所で食べたりします。

☆雨天用バーベキューの苦労

・3m×4mのスペースを屋根付きで製作しました、初めの予定になかったのですが車庫兼用に
 すれば納得です。

ロケットストーブ・ピザ窯

ロケットストーブ・ピザ窯:一番のお気に入りです

ロケットストーブ:冬は煙突の熱を暖房に利用します
・設置スペース:2700×1800×H1800
・今回の総工費は10万円ぐらいです。
・波板・木材・内装材はリサイクルにて再利用品を使用の為、1/5ぐらいの費用で済みました。
・ネジ、クギ等も再利用しました。

☆ロケットストーブ完成の苦労

・耐火煉瓦は全部で160枚使用し製作しました。
・並べるときに目地の部分は、楊枝をセメントの上に載せて積んでいくのですが、水平器と
 調整しながら積みました。
・耐火レンガを半分にカットをするのに、ダイヤモンドカッターを使用し切断をしながら高さ
 を合わせるのが難しく、又表面にセメントや汚れがつき、きれいにするのが大変でした。
・最後にエントツ部の枠の中にセメントを入れ2~3日乾燥させできあがりました。

☆ロケットストーブの外形寸法図・耐火煉瓦の設計仕様書等は下記に記載の通りです。
耐火煉瓦の各層ごとの配置

炎の流れ:真ん中の仕切りにより炎の流れがよくなる
 
断面図

各部の役割と暖気の流れ


部屋の様子:8~9人を収容できます 
パーティにはメニューも作成 
・部屋のスペース:2700×1800×H1800
・部屋の内貼りは1×4を使用しログハウス風に仕上げました。囲炉裏で焼肉が出来る様に
 しました。
・冬はロケットストーブの煙突の熱を利用し部屋を暖める仕組みにしています。
 下側に炭火を入れる火鉢を用意しました。結構暖かいです。

釣り仲間でパーティ開催

囲炉裏で焼き鳥と焼肉をしました

私が盛り付けをしました
☆宴会とお披露目会の開催

・町内のグラウンドゴルフメンバーに、30人分のピザを焼いてあげました。
 疲れた皆さんから喜んでいただきました。
・釣り仲間とのパーテイーも開催。
・鹿肉、猪肉なべも近所の家にて開催しました。盛り付け、さばきは私がやりました。
 鹿肉のニンニク炒めは大好評でした。鍋も全部食べていただきました。

◆まとめ

・今回のロケットストーブのレンガによる製作は私で3台目であり、近所で製作したものを
 見様見真似で製作しました。
・基本のベースが歪まないよう注意をしながら作業を進めました。目地の位置決めは楊枝を
 セメントの間に入れて歪調整を行い組み立てました。
・野菜を育てるための下準備がいかに大切かを毎回思うようになり、これからは無農薬野菜
 を追及していきたいと思います。
・建物に関しても、電気配線にしても初めての経験で、「傾き・倒れ・水」の状況を水糸と
 水平器で直角・水平方向の傾きを見ながら何とか製作することが出来ました。
・今回はすべてにおいて初めてであり、上手くできるかは自信がありませんでした。何事も好き
 であれば出来る事を実感した次第です。