◆5日目 7月5日 初山別~稚内 120km |
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オロロン街道をさらに北上して、今日は稚内へ。宿泊はレッドバロンの
バイクステーション。レッドバロン稚内バイクステーションは7月~9月
の夏場だけ営業。部屋は2段ベッド。
レッドバロンのバイクステーションは、北海道に13箇所あるが、宿泊施設
があるのは稚内・北見・釧路の3箇所。
レッドバロン稚内のバイクステーションは、1泊2100円(会員)。 |
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ノシャップ岬 利尻富士が見える
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三色丼
(いくら・うに・ホタテ・2千円)
ご飯のおかわりをした。美味い!!
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昨年テントを張った巨大な防波堤ドーム
ビデオ(事)のOBに出会いお世話になった
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この裏にテント200張り出来る芝生のキャンプサイトがある。
8月の最盛期には500人位のライダーが集結するらしい。
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この女性は、長野県の介護士で夏場
だけライダ-のお世話をしている
ボランテイア。 宿泊は無料。
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◆6日目 7月6日 宿舎~稚内港 8km 礼文・利尻島 |
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昨夜は宿泊しているライダーでミイーテング。
殆んどが私と同年代の中高年で、この時期に長い休暇を取って北海道に
来るのは、現役のサラーリマンでは到底無理な話。
宴会で利尻島と礼文島の話で盛り上がりました。長野の介護師の女性が
松本さん、ここまで来たら是非とも利尻・礼文へ行くべき!後悔するよ」
と言われ、明日は礼文・利尻に行く事に決めました。
朝8時に起床してバイクで稚内港へ。礼文・利尻周遊のフェリーチケットを購入。
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礼文島
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礼文島は50ccのレンタルバイクで島観光
礼文最北端のスコトン岬 海の色が綺麗。
晴れた日には、サハリンが見えるらしい。 |
利尻富士
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昼食に、礼文の港で本場の、うに丼 (2500円)と ビールを頂く。
美味かったがビール2本飲んだのが悪かった。礼文から利尻に向う船の中で
船酔いだ。利尻島は観光せず、フェリーターミナルの 待合室で昼寝。
ぐっすり昼寝をした後、喉が渇いたので、フエリーターミナル前の食堂へ。
又、ビールと焼酎を飲む。
食堂のおかみさんとお話。利尻島の人口は約5000人程。観光客の半分は、
日本百名山利尻富士」への登山客らしい。稚内港行きのフェリーに乗船。
17:00に到着。本日の宿もレッドバロン稚内バイクステーショ-ン 三連泊だ。
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今夜もミーテイグ(宴会)。みんなでお金を出し合い、ジンギスカンだ。
色んな人がいる。大阪のバス会社のOB・設備会社社長・元高校の教師・東京のフリータで
会社を辞めて北海道へ来た人等々。
目的は同じだから、話はすぐに盛り上がる。旅の情報・バイクの事・・・。
ほとんどが一人のソロツーリングだ。 |
レッドバロン稚内バイクステーショ-ンに
三連泊し、夜はライダーたちの宴会
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◆7日目 7月7日 稚内~紋別 300km |
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レッドバロン稚内を後にして、日本最北端の宗谷岬を目指す。昨夜、酒を酌み
交わしたライダーが旅の無事を祈って見送ってくれた。
宗谷岬に到着。ここでも、中国系の旅行客が多い。ロード用の自転車に乗って
いる人を見かける。車に自転車を積込み北海道の観光地を自転車で巡るツアー。
中国・台湾人に人気のツアーらしい。
そらそうだろう。こんな景色は中国・台湾には無いと思う。
本日の最終目的地はオホーツクの紋別。オホーツク海を南下するのは
平凡なコース。面白くないので、白鳥で有名なクッチヤロ湖のある
浜頓別(はまとんべつ)から内陸地に入り、音威子府(おといねっぷ)、
美深(びふか)を経由して名寄(なよろ)から紋別を目指すことにした。
それにしても、北海道の地名の読み方はむずかしいわ。
こんな読み方の地名があります。新冠(にいかっぷ)、占冠(しむかっぷ)
、弟子屈(てしかが) |
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宗谷岬 写真を撮るのは順番
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樺太を発見した間宮林蔵 |
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浜頓別手前の道の駅で、自転車で北海道を回っている(チャリダー)大阪の女性に出会った。
25歳ぐらいの美人。会社を辞めて6月に飛行機で北海道へ、自転車はバラバラにして宅急便で送り
、北海道で組立てたと言う。自転車で1日の走行距離を聞くと、100キロがいいところで
向い風・坂が多いと60~70キロの時もあるらしい。 |
今日は、クッチヤロ湖でキャンプ予定 別れ際に笑顔で手を振ってくれた。クッチヤロ湖まで30キロ
ガンバレ |
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道の駅で適当に休憩しながら走行する。交通量が少ない。
2時間ぐらい 一人旅が続く時がある。
17:00頃 紋別に到着
宿舎は飛び込みで「紋別プリンスホテル」。
予約していないので、夕食はない。コンビニで弁当とビール
と焼酎を買う。
ホテル内の温泉「紋別美人の湯」で疲れを癒す。
部屋からオホーツク海に沈む夕日を見ながら、
ビールと焼酎を飲む。
心地よい疲れと酔いだ!! 奥さんに電話で現在位置と
旅の状況を報告。
それと、畑に植えた夏野菜(ナスビ、トマト、キュウリ)の収穫をお願いした。
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◆8日目 7月8日 紋別~知床 230km |
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ホテルの朝食バイキングをしっかり食べて出発。
オホーツクを、さらに南下して知床を目指す。
天気は最高。ライダーにとって一番嫌なのは雨。
3年ほど前の事、2週間北海道を巡るうち10日間が雨。
あれは辛かった。
今回は最高。本日は温度25度・快晴、
絶好のツーリング日和。
いよいよ知床、世界遺産だ。ウトロから羅臼への
「知床横断道路」を走る。何だこの道は、絶景だ!!
思わず「知床旅情」を口ずさみながら走ると、
前方に国後島がうっすら見える。
こんなに近いのに、なぜあの島はロシア領かと思う。
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網走刑務所を見学。ここの囚人は、主に 旭川から北見につながる道路建設に従事したらしい。
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知床五胡から徒歩約30分で、「カムイワッカの湯」がある。秘湯の湯で滝つぼが温泉。
来年はぜひとも行きたい。
今夜の宿泊は、飛び込みで羅臼の民宿。国後を見ながら 温泉につかり、疲れを癒す。 |
部屋でビールと焼酎を飲みながら奥さんにTEL。 |
羅臼岳
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知床横断道路
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◆9日目 7月9日 知床~北見 200km |
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今日も天気は快晴。知床半島を南下して、中標津(なかしべつ)に入り、摩周湖、
美幌峠から、北見のレッドバロンを目指す。途中、ホクレンでガソリンを給油する。
北海道の道は直線が多く信号が少ないので、ガソリンは実によく伸びる。
リッター40キロ近く走る。
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ついに来た。開陽台北19号 ライダーの聖地と呼ばれている道。
直線で道がうねっている。2年前、この近くの道を走っていた時、
20m前方を熊が道を横切った事を思い出した。
その時は、ビックリ!!
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開陽台に到着。地平線が綺麗だ
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昼過ぎに摩周湖に到着。それにしても暑い
7月というのに30℃以上ある。
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美幌峠(びほろ)からクッシャロ湖を望む。
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奈良のライダーは砂金専用の鍬
をバイクに積んでいる。
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16:00頃、北見のレッドバロンバイクステーションに
到着。シャワーと洗濯をして、近くのコンビニへ買出し。
ビール・ 焼酎・ツマミと弁当を買う。
このようなバイクステーションはライダ-にとって、安価で
便利につきる。もっと、北海道に増設して欲しいと思う。
宿泊しているライダーは私を含め4人。三重・奈良・群馬
・滋賀の人。
・三重のライダーは、1年前に脳梗塞で倒れる。右足に
後遺症。
・群馬のライダーは、夕食時、500mmのアサヒスーパ
ドライを6本飲む。よく飲むな
・奈良のライダーは、毎年、砂金を採りに来ている。
専用の鍬をバイクに積んでいる。今年は、利尻富士を
登山したらしい。
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◆10日目 7月10日 北見~上富良野 280km |
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今日も天気は快晴。本日のルートは三国峠を南下、上士幌(かみしほろ)、
鹿追、新得、狩勝峠を経由して富良野の日の出公園を目指す。
北海道の中央、酪農地帯へのツーリング。
いよいよ十勝平野へ。この辺は酪農地帯で牧場がたくさん点在している。
牧場が近くづくと、牛の独特な臭い。北の大地の臭い。
それにしても、真直ぐな直線道路が、いつまでも続く。
しかも、交通量は極端に少ない。1時間走って、10分休憩。
新得町は蕎麦の産地。国道沿いの蕎麦屋で、ニシン蕎麦を食べる。
美味かった。
狩勝峠を越えて、富良野へ道の駅で富良野メロンを頂く。
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三国峠。写真愛好家の人々(60歳以上?)
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まるで樹海の中を走っているようだ。
途中、鹿の死体を発見。
鹿の飛び出しに注意しなくては!
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上富良野の「日の出公園キャンプ場」
十勝連邦を望む綺麗なキャンプサイト
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シャワー後、スパで買ったステーキとビール
と昆布の焼酎で夕食。昆布の臭いが強烈。
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東近江市から来た。カブのライダー
昨夜は、一緒に酒を飲んだ。
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◆11日目 7月11日 富良野~美瑛 20km |
昨夜の夜、美瑛の民宿にTELで、部屋を予約。休養を兼ねて、民宿でゆっくりする事にする。 |
上富良野から美瑛に行く途中、NHKドラマ「北の国から」の舞台になった、麓郷の里にある |
「拾って来た家」に立ち寄る。もう、このドラマを知っている人は少ないだろう。 |
「拾って来た家」
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北の国からで「宮沢りえ」が入った
混浴の露天風呂「吹き上げの湯」。
お湯が熱かった。
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美瑛の「青い池」、なぜ、こんな色。
ここでも中国系の外人。
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昼過ぎに民宿に到着。昼飯は外へ食べに行く事にした。すると何と。大津の坂本にある「鶴喜蕎麦」 |
があるではないか。滋賀の蕎麦屋が北海道に店を出しているとは驚き! てんぷら蕎麦を食べる。 |
民宿で午後4時頃まで昼寝。
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夜、女将さんとお酒を飲みながらお話。今年の秋に新しく、新館を建築すると言う。 |
来年は、是非新館に泊めてあげるとの事。楽しみだ。 |
民宿の部屋(シングル、)けっこう綺麗。
エアコンは無い、扇風機が1台。
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民宿のおじいさんが、経営するお店で、
メロン(3個)を購入し家に送る。
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◆12日目 7月12日 美瑛~苫小牧東港 180km |
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いよいよ、北海道最終日。朝食後、休憩していると、おかみさんの
友達が来た。一緒にお話。美瑛の冬はマイナス20~25℃まで下がる。
暖房について聞いてみた。主流は、FF暖房と大型の石油ストーブで
部屋の温度は25℃ぐらい。若者は半袖でビールを飲んでいるらしい。
しかし、外出する時は、必死との事。
新日本海フェリーの苫小牧東港~敦賀のチケットを電話予約し、
帰り支度。11時頃、おかみさんに見送られ、美瑛を後にした。
苫小牧を目指し、穂別(ほべつ)付近の国道を走っていると、
コンビニに2人の女の子がいた。私のバイクを見るなり、
飛び上がって手を振ってくれた。うれしい限り。
私も手を振って応えた。道の駅では必ず、休憩をする。
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富良野の国道沿いのメロン農家で
メロンを食べる。
今回はよくメロン食べるわ。
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17:00頃 苫小牧東港に到着。ライダーが次々とターミナルに到着。
福岡県から来た65歳位のライダーと会話。
ヤマハのドッラグスター(400cc)に乗った鉄工所の社長。
行きは舞鶴から乗船して、帰りは敦賀から北陸道・名神を経由し、
ひたすら中国道を走って、福岡に帰ると言う。大変だ。
それに比べると滋賀県の私は恵まれている。
富良野の日の出公園で一緒に酒を飲んだ、東近江のカブのライダーも来た。
20:00にフェリー「すいせん」が入港。30人程ののライダーがフェリー
から降りて来た。「安全運転」で・・と、手を振る。
12::00いよいよ乗船。
翌日の20:00に敦賀に到着。敦賀のビジネスホテルに宿泊して、
7月14日の朝、無事帰還。
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◆まとめ
走行距離:約1700km
今回の、ツーリングは天気に恵まれ又、いろんな人との出合いが楽しかった。
「北の大地」は、言葉では言い表せない何かがあると思う。あるライダーと話をした時、
この道を走った者しか分からないと」・・・・
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