◆ 生ごみリサイクル(堆肥作り)の注意点 |
1- 入れない方がよいごみ |
たまねぎの枯れた皮、ねぎ、切り花、腐敗物(腐敗と堆肥は別) |
2- 季節ごとの注意点 |
夏--梅雨~夏場にかけて湿度・温度が高い時期は虫がつきやすいので、水分を控える。 |
冬--気温低い時期は、容器を二重にし、箱の隙間にタオル、もみ殻等を入れ保温。 |
3- 水分の調整 |
水分が多過ぎると臭いや虫が発生するので、やや湿っている程度がよい。 |
4- 米糠の効用 |
糖度の高い物や生もの等は虫がわきやすい。しかし、米糠を入れることで発酵が進み温度が50~60度と
なり虫が寄り付かなくなる。 |
5- 固形物は処理時間が長くかかる |
魚の骨、卵の殻、蟹の殻等は処理時間長いが分解する。 |
6- 家を留守にしても大丈夫 |
20日間放置しても、水分を補給し、よくかき混ぜ2~3日置けば発酵する。 |
7- 容器が満杯になったら |
新しい箱を作り、古い発酵床を3分の1くらい入れ発酵床として使用する。 |
古い床は10日位で発酵が止まりそのまま、1ケ月間寝かす(成熟させる) |
ふるいに掛け(10㎜メッシュ)細かい肥料を、家庭菜園、花壇等に利用し、ふるいに残った固形物は再度
発酵床に戻し使用する。 |
8- 堆肥管理 |
堆肥保管は米袋(通気性のあるもの)がよい。できた堆肥は含水率が20%であるのでナイロン系の袋では
保存しないこと。 |
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◆ 総括 |
毎日出る家庭の生ごみをダンボ-ル箱で簡単に堆肥にできますが、「水分」と「栄養」と「酸素」のバランスが
非常に大切です。水分が多いと、全体に酸素がいきわたらないため、生ごみを分解する微生物が活動でき
ません。栄養が足りないと、微生物が生ごみを分解する力がなくなります。酸素が少ないと嫌気性の微生物は
育ちますが、この微生物は臭いを発生するため、虫が寄ってくるなど、快適に堆肥化が行えません。 |
適度に酸素と水分のバランスを保てるのがダンボ-ルなのです。
又、堆肥づくりを長続きさせるコツは、毎日興味を持って観察することです。
毎日続けることで分解が始まり生ごみは減少します。 皆様も是非ご家庭でチャレンジしませんか。 |
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