― 私の愛する「あの道の会」を紹介します―

 
 昭和41年(1966)3月、信州野沢温泉村(民宿かじや)の一室で二十歳そこそこの若者が、酒宴の中で誰となく「スキー同好会を結成しようや・・・」と酒の勢いで「あの道の会」を結成して、以来45年の時を迎えました。
 現在、当時のメンバーで継続しているのは私を含めて2名ですが、会員は増え続け、会員の数は把握しきれない状態です・・・が、数は問題ではありません。
  仲間の絆・信頼の中で、その時代に即応したリーダーが自主的に現われ、また各自こだわりを持って会の発展のため、相互の信頼の中で運営されています。
 

野沢の常宿前で「あの道の会」メンバーと

ニセコスキー場にて
   

□「あの道の会」の命名由来についてお話します。
 あの道とは、いつか来た道・いく道と人生の道は多けれど、どの道にも通じる「あの道」をめざし、歩き続けることを誓い合い、「あの道の会」と命名しました。
  仲間との絆・信頼を基本に@スキーを愛し、A温泉を愛し、B宴会を愛する仲間が集い、互いの人生を応援することを目的としています。

□結成以来一貫していること。
      @会員資格 : 参加すれば会員資格を有する。(但し、拒むことは自由)
      Aスキー、ボード、宴会大好き人間
      B年齢不問
      C会則なし、会費(活動ごとに徴収) いたってシンプルで自由な(いい加減な)会です。

□あの道の会の活動はスキーが基本で年3〜4回、その他季節ごとに宴会、季節の行事(筍の子堀り、バーベキュー、餅つき) など。

□あの道の会は発祥の地、野沢温泉をホームゲレンデとし、45年間絶えることなく今に至っていますが野沢の魅力は、なんといっても「温泉」「民宿と食事」「ゲレンデ」でしょう。
 村の中に外湯が13箇所あり、どの湯でも最高ですが、私が推薦する外湯は「熊の手洗い湯」です。
 傷ついた熊がこの湯で癒したと伝えられるほど、この湯に浸かると身も心も芯から癒されます。
 また、民宿の親父と飲む酒は、格別のものがあります。野沢温泉スキー場は昔から温泉村で経営しており、他の観光会社やホテル関係は村が認可するシステムで、多くのスキー場のように大資本が開発する事はほとんどありません。
 しかし、開発は積極的で滑走面積は大幅に拡張され、設備導入も全国に先駆けて登行用遊ロード導入や、高速リフト・ゴンドラなど飛躍的に輸送スピードが改善されています。ゲレンデ状態も毎日メンテされ、最高の条件で滑走を楽しめます。
 
 天気のいい日は妙高山が眼前に映え、思わず感嘆の声が上がります。また気温が-10℃以下になると、頂上付近では滅多に見れない「ダイヤモンドダスト」がキラキラ光り、幻想的で神秘的な世界を体感できます。
 下山し温泉街を歩けば、野沢名物もどっさり。
 野沢といえば@温泉饅頭A野沢菜 でしょう。温泉街はいつも賑わっており、スキー客でなくても堪能できますよ。

   

野沢スキー場全景

大雪の毛無山ゲレンデ
   
 
     
 
                  2011年 2月      
                                あの道の会 相談役 
江本 克彦(草津市在住)