電話相談員のボランティアをやってます
― おうみ犯罪被害者支援センターをご存知ですか ―

 
今回は「おうみ犯罪被害者支援センター(以降OVSC)でのボランティア電話相談員活動とOVSCの活動概要について紹介させて頂きます。

□OVSCは10年前にNPO法人として産声をあげ、被害者支援活動をスタートしました。
  電話相談を核とする活動は ・被害者に寄り添う支援
                   ・被害者が見える支援
                   ・被害者の自立に繋がる支援
 が使命という想いでセンター運営を行っておられます。

 

おうみ犯罪被害者支援センター

掲示ポスター

募金のお願い(マスコットのふくろう)

掲示板を見入る市民
   
□支援内容は今日、大きな社会問題として取り上げられていますDV(ドメスチックバイオレンス)やいじめ・虐待問題・性被害などを中心にサラ金・ストーカー・恐喝・人権問題など、ありとあらゆる電話相談です。
 行き場がない、相談相手がいない、一人で悩みを抱えて動けない県民がいかに多いかと痛感しています。


□その他の活動として
    相談・支援では  ・・・  面接、裁判所などへの付き添い、手続き補助など。
    広報事業では   ・・・  広報誌発行、被害者支援フォーラムなど
                    平成22年11月12日のフォーラムは「松本サリン事件被害者、
                    河野義行さん」を招き、講演頂きました。
    研修事業では   ・・・  相談支援員、DV相談員の研修で養成とレベルUP。
                    また、各種研修会の講師派遣事業を通じた課題解決活動。
 など、運営費確保が本当に困難な中、幅広い援助活動を推進されています。
   

DV相談員研修

相談支援員養成講座

コンサートのイベント

研修資料など

犯罪被害者支援フォーラムのポスター

当日の受付

多くの市民が参加

アンケートにも協力的

フォーラム開演

参加者も熱心に

松本サリン事件被害者の「河野義行さん」の講演

交通被害者の会の活動

嘉田知事も街頭活動

犯罪被害者週間の活動

犯罪被害者早期援助団体指定書交付式
   
□私とOVSCの係わりは、現役時代からのカウンセリング、相談経験が少しでも社会や地域へのお役立ちになればとの思いから、3年前養成講座に参加し、今日に至っています。
 
 今やカウンセリングという言葉が世間に溢れていますが、相談者の生き方や人権に絡む問題が多く、相手の顔が見えない電話相談は本当に何度電話を受けても緊張の連続です。

□電話相談において基本となるコミュニケーション・スキルのポイントは次のように言われています。
        @自分の口を閉ざす      ―  相手7:3聴くの割合。
        A相手の人格を尊重する   ―  相手の考え方や意志を大切にする
            相手を尊重するための四戒   ・助言(アドバイス)しない。
                                ・結論を出さない。
                                ・お説教しない。
                                ・自分の考えを押し付けない。    
        B相手の身になって「素直に聞く」、「共感」を身につける。
             ・共感で大切なことは「自分の気持ち」でなく「相手の気持ち」
             ・共感に似て非なるもの ―  同情、同感
        C相手を評価しないで、「ありのまま」受け入れる。
        D自己一致(純粋性) ― 聴く側が自然な状態の自分であること。
        Eより多様な経験を。
        F言葉以外のコミュニケーション(非言語)の重要性
          ・言葉の内容が伝わる割合
             ・大切なことは、言葉の裏側に隠されている。
        G相手のペースに合わせる。
        H相手の沈黙に恐れない。
        10巻き込まれない、心を穏やかに保つ。

 特に電話相談におけるポイントは、面接相談スキルにプラスして
        @表情、身振り、姿勢が全く分からない。
         そのために伝わってくる感情を音声のみで細やかに的確に感じとる事。
         (聴覚の感受性と共感性と集中力)
         何故なら人間、話の内容は嘘はつけても 感情は嘘をつけないと言われている。
        A1回性の出会いの自覚。 が大切だと言われています。
 如何ですか皆さん、奥様やご家族、また、他人の話を十分聴けていますか、一度振り返ってみる価値があるのではないでしょうか?
□電話相談員をやってみて
   さて、私の実践感想です。
・「どれだけの事が出来ているやら」の不安と「出来るだけの事をしよう」という心の葛藤を続けています。
・一件一件の電話相談をお聴きし、私たちの身近な周りには本当に助けや援助を求められている沢山の被害者がおられる事に正直びっくりしています。
・私自身の恵まれた環境への再認識。
・相談者の「ありがとう」の一声で、やって良かったという実感、少しお役に立てたという感情。
 書き出したらキリがない程、今までの生活では体感、体験しえなかった大切なものを頂いています。まさしく新しい発見です。
 こんな事が、これからの活動に対するエネルギーになっていると確信出来つつあります。
   

電話相談対応中の筆者
   
□私のお願い
     ・是非、OVSCに皆さんのお力を頂きたいとの願いです。
     ・先ず犯罪被害は決して他人事でない、との認識が大切です。
     ・次に「おうみ犯罪被害者支援センター」という名前を覚えて貰えませんか。
          ― 知って欲しい
     ・そして一度だけでも、行事や活動に顔を見せて頂けませんか。
          ― 参加して欲しい
     ・また、皆さんの周りに被害者がおられたら、OVSCに相談したらと背中を押してあげてくれませんか。
          ― 紹介して欲しい
     ・センターの方は被害者の方々のために、もっと多くの皆さんに活動を知って欲しいと強く願っておられます。
   
     <OVSC 電話番号>   077−525−8103
                        077−521−8341
 
□一人でも多くの被害者に支援の手を
・心痛む新聞記事やマスコミ報道が連日続く現実、警察や司法だけでは救い切れない被害者の存在。
・そのために、どうしょうもないと諦めずに、一人でも笑顔に戻ってもらいたい<PTSDから解放されて、前を見れる元の姿に戻って欲しい、手を上げない母親に戻って欲しい。
・私自身どこまで出来るかわかりませんが、自分らしさを忘れず、本当に小さな小さな役立ちですがこれからも手弁当持参で、一歩一歩の草の根活動を進めなければと思っています。
 
                  2010年 11月      
                                              草津市在住  有本 功