日本一なが〜いケーブルに乗って
「花・花・花」とルーブル?気分


 

◆久しぶりに京阪坂本駅を降りると、以前と雰囲気が全く違い、降りる駅を間違ったように思えた。 駅舎を出て建屋を見ると斬新な駅舎に驚いた。 2005年10月に改築されていた。
 表通りを左に曲がると日吉大社の石造りの鳥居が見え、坂本の名の通り緩やかな坂道を上がって行くと、左手に大きな看板で坂本名物日吉そば「本家日吉そば」とあり、その少し左へ行ったところに「本家鶴喜そば」がある。
 どちらがおいしいのかなと思いながら歩き、鳥居を過ぎると日吉大社参道の両側には比叡山の隠居した僧侶が住む里坊や史跡があり、城址のような石積みが続く。

 

斬新な京阪坂本駅舎


城址のような穴太衆積み
 
   

【穴太衆積み(あのうしゅうづみ)と呼ばれる石垣があるが此れは、地域的特色が顕著で、重要伝統的建造物群保存地区に選定されているとの事である】

◆朱色の日吉大社鳥居を見ながら左へ行くと「一隅を照らす 比叡山高等学校」の掲示が有り、その辻を右手へ更に坂道を行くと、ケーブル坂本駅に着いた。(京阪坂本駅から約1Km弱)

 

■坂本ケーブルで延暦寺(山上)へ■

◆ケーブル坂本駅は、大正14年に建設された洋風2階建ての駅舎で、坂本ケーブルは昭和2年に開業し、平成5年にルニューアルされた車体は、窓を大きく取ったヨーロッパ調のデザイン、車両(定員140人)で車体に沿って駅のホームは階段状である。
 座席は進行方向に背をして座り、上りの時は後ろへ引っ張られる感じで上がり、車窓からは眼下の景色が眺められ、山上へ向かっている事を実感できる。

 


ケーブル坂本駅舎

ケーブル坂本駅舎・登録有形文化財
   

◆ケーブル坂本駅(山麓)海抜170mとケーブル延暦寺(山上)海抜654mを11分で結び、長さは2,025mの日本一長いケーブルです。 中間地点での「ターンアウト」で福号・緑号がすれ違い、橋梁7ヵ所、トンネル2ヵ所と変化に富み、所々で車窓から見える琵琶湖の眺望は格別です。


ターンアウト−2

ケーブル車窓より琵琶湖を望む
   
◆ケーブル延暦寺から徒歩15分くらいで、東塔バス停へ(ケーブル坂本駅〜延暦寺駅まで) 往復1,570円
 東塔バス停〜比叡山頂(ガーデンミュージアム比叡)迄、路線バス又はシャトルバス 片道160円
■紹介のハイライト「ガーデンミュージアム」■
◆ガーデンミュージアム園内は庭園も素晴らしいが、・モネ、・マネ、・セザンヌ、・ピサロ、・ルノワール、・ゴッホ等、フランス印象派の実物大絵画45点を陶板画で複製され屋外に展示されてあり、多くの美術館秘蔵の絵画を手で触ることができ、作者の筆使いや質感まで確かめることができる。 絵画に興味のある方には必見の場所です。

◆ガーデンミュージアム比叡、正面ゲート(プロヴァンス ゲート)右壁面には(陶板画)ゴッホのひまわりと説明書がある。

ガーデンミュージアム比叡 正面ゲート

ゴッホ(ひまわり)
   
◆プロヴァンス ゲートを入り、4〜5段の階段を上がった途端、目の前に花、花、花の景色が広がり、「香りの庭」を圧倒される思いで小道を歩んだ。
     

香りの庭・百花繚乱

マーガレット

ルピナス
     

レースラベンダー

ナスタチウム

ラムズイヤー
     
◆「プラタナス広場」に入ると、代表的な絵画がずらりと並んでいた。

ルノワール(田舎のダンス)

ルノアール(舞踏会他)

マネ(チュイルリーの音楽会)
       
◆睡蓮の咲く池、藤のからまる太鼓橋、印象派画家たちが思い描いた日本風の庭園を再現してあります。
 天候に恵まれ、園内をゆっくりと観て回る事ができた。

モネ、睡蓮の咲く池を再現(奥には太鼓橋)

モネ、睡蓮咲く池(太鼓橋からの景色)
   

睡蓮

睡蓮
     



花の小路



カルミア


ポピー
 


ギリア


ダリア・ミッドナイトムーン
     
◆「見晴らしの丘」からの眺めは、霞が掛かり少し残念であった。

見晴らしの丘より琵琶湖を望む
     
◆モネの自宅庭園をモチーフにした美しい花壇とバラのアーチ、フランス印象派の絵画をゆったりとした気分で観て回り、休憩を兼ね庭園奥にあるショップへ入ってみるとラベンダーの香りが溢れ、色々なグッズがあり、体験工房では学生グループがアロマ石鹸作りを体験していた。
 隣接のシアタールームで印象派の歴史や日本文化が 与えた影響、モネが愛した庭などについて、モネを模したロボットと映像で楽しく紹介していた。
     

花の庭入口

モネの庭を再現・花の庭
   

モリゾ(窓ベの女)・モネ(画家の家)

ショップ内体験教室風景
   

ダリア

ヤグルマギク

シャクヤク
 
◆「見晴らしの丘」近くにテーブルとイスが設置されてあり、お弁当を持っていくのも良し、カフェ「カフェ・ド・パリ」を利用するのも良し、又、展望塔でゆっくり琵琶湖&京都市内の眺望を楽しめます。
 取材に訪れた時は、バラの開花には少し時期が早く余り咲いていなかったが、7月中頃過ぎには見ごろになっている事と思います。
     

モネ(散歩道・日傘の女)&展望台

夕日鑑賞スポット&展望塔&カフェ

モネ(カミューモネと子ども)
 

*花壇の手入れも良く草花が咲き乱れ、また所々に名画が配置されていて花と絵画が堪能でき、1日充分楽しめる所でした。

*ガーデンミュージアム比叡を一度、お試しください。
*朝一番に入園できるように行かれる事をお勧め致します。 (草花が生き生きとしていて気分爽快になります)

ガーデンミュージアム比叡 (営業時間:10:00〜17:30)
              入場料 1,000円 (ケーブル乗り場での前売券 900円)

【ガーデンミュージアム比叡友の会 年会費 3,000円 (入会当日入園料込)で
1年間入園自由】



            
             2010年7月


                   取材・写真    大津市在住  上田 栄治