私のライフワーク 〜陶芸〜
 

◆私の趣味の一つに「陶芸」があります。 かれこれ10年続けています。
 その間、家(屋根、外壁など)を改装の際、チャンスとばかり工房を作り、電気ロクロも備えた 今回念願の小さな(6KW)電気窯を設置しました。 これで土・釉薬・などのテストができます。
 楽しみがさらに膨らみ、陶芸は趣味を越えて私のライフワークになっています。


◆今、取り組んでいますのは「いかに良い(ネライの)土をを創るか」です。
 以前に「めし椀グランプリ展」で入選した要因は、たまたま出来たオリジナルな土でした。
 赤土に長石、砂、雲母など適当に入れた粘土で作陶したものです。
 適当、偶然で無く計算された土でネライの通りに焼成することが課題です。
 志野焼には「もぐさ土」が良いと言われていますが、土を調合して何度もテストしていますが未だ思った焼き上がりは出来ません。
 何が足らないのか次回の焼成は温度、時間を調整して焼成しようと思い、情報を集めています。


草津市在住 小菅勇二
■信楽で情報収集

◆情報集めによく信楽に参ります。 少し信楽の事を紹介しますと「信楽焼」の始まりは、天平14年(742年)聖武天皇がこの地に紫香楽宮を造営したことから発祥している。
 遷都はならなかったが、そのために焼かれた布目瓦 須恵器の技法が後に古信楽を誕生させた。


紫香楽宮の森道

信楽県立自然公園案内板

紫香楽宮跡案内板
■信楽 陶芸の森
◆情報を得るのに陶芸の森は最適です。 産業展示、美術資料がある施設の窯の紹介をします。

登り窯

穴窯

穴窯焼成

焼成管理

古代金山窯


古代金山窯


焼成後の金山窯


いって来い窯


焼成後のいって来い窯

◆信楽狸の始まりは江戸時代後期以後に、絵画や工芸の題材として流行した。 この頃から信楽焼の顔見せが始まったようです。
 昭和天皇が信楽に行幸された折、日の丸を持たせた信楽狸を並べてお迎えしました。 後に昭和天皇が「幼なとき 集めしからになつかしも 信楽やきの狸をみれば」と詠まれた歌が注目され、信楽狸が全国的に知られたといわれています。

愛くるしい蛙と狸

とぼけた徳利狸
 
■信楽狸八相縁起

         笠   思はざる悪事災難避けるため用心常に身を守る笠
         目   何事も前後左右に気を配り正しく見る事を忘れそ
         顔   世は広く互いに愛想良く暮らし心を以って務めはげまん
         利   恵まれし飲食のみにこと足利て徳はひそかにわが身につけん
         通   世渡りは先ず信用第一ぞ活動常に四通八達
         腹   物事は常に落ち着きさりながら決断力の大胆ををもて
         金袋  金銭の宝は自由自在なる運用をなせ
         尾   何ごとも終わりは大きくしっかりと身を立つるこそ真の幸福

                                     以上

■駄作ですが私の作品の一部を紹介します■

信楽焼締大壷

信楽壷水指

信楽変壷

首長花器

信楽金山丸壷
「滋賀県シルバー展」入選作品

形の楽しい壷たち

形の楽しい花器

存在感溢れる茶碗

ご飯が食べたくなる茶碗群

湯呑あれこれ

うずくまる
 

失敗作?も又楽し
       
 
◇松愛会滋賀支部で地区委員として「陶芸教室」も担当しています。 陶芸に興味のある方、また興味をもたれた方はぜひお気軽に「陶芸教室」にご参加ください。 心よりお待ちしています。 <陶芸教室>Linkしています。

                                    
                                    2009年9月