私の趣味 〜ラジコン〜
 
◆大空へ 子供に戻ってマイブーム◆


◆私の小学生時代の遊びのマイブームは、ゴム動力の飛行機を飛ばすことでした。 ラジコン飛行機は子供の頃の憧れでした。
 家の近くに模型屋さんがあり、ウィンドウの中にはエンジン付きの飛行機が展示されていたが、高価で高値の花でした。
 今のように無線操縦ではなく、Uコン(ワイヤーで操作)での操縦でしたが、たまに学校のグランドでエンジンの音を轟かせて操縦飛行をしているのを見るのが楽しみでした。
 いつかは自分でエンジン付きの飛行機を作り、操縦するのが其の頃の夢でした。

◆その後は、子供の写真を撮るのが暫くのマイブームでしたが、子供が成長するにつれ、それも卒業しました。
 20数年前に淀川河川敷きへ遊びに行った時、たまたまラジコン飛行機が飛んでいるのを見て、子供のころの夢を実現しようと思い立ち、それがラジコン飛行機を始める切っ掛けとなり、今日現在、20年以上の趣味となりました。

■年月の経過と共に飛行機も増えました(各機種)


アストロホッグ70
      


ポスパ-15
 

マジックExtra70
 

電動機ファン、フライ
 

陸上飛行機の勢揃い
 


コンドル25
 


シーハンター45


水上機を前に


送信機の色々


フライト仲間(少し前の写真)
 
■飛行場が狭くても飛ばせるヘリコプターをやり始めてから約15年になり又々増えました

シャトル30Zxx
 

マイスター60
 

エルゴ30


エルゴ50


フレイヤー90
 


(イーグル80)ベル230
 


(シャトル30)ノバ


ヘリコプターの勢揃い

さあこれから、上空へ飛行です
 
◆自作、電動飛行機の製作工程◆
 

製作のポイント
この2〜3年の技術開発で激変したブラシレスモーターと、リポ電池を使用した自作電動飛行機の製作。

1.これまでは各メーカーのバルサキットを組み立て、エンジン機を作っていたが、バルサシート、バルサ角材、檜角材、ベニヤ、スチロールなど素材より切り出し製作する。
2.主翼を矩形翼でなく見た目の良い(製作難度の高い)テーパー翼にする。
3.設計目安、機体完成時の重量の見積もり(使用部材を計量)700g前後の見込み。
4.翼面荷重を30g/du以下にするには、翼長を102p翼幅平均を23pとし、翼面積23.5du以上で製作する。
5.機体の全体図の目安を決め、機長を90p翼長は102p主翼最大幅26p翼端幅17pの図面を作成する。

6  まず主翼の製作から取り掛かる。
6-1 テーパー翼形の図面作成後(翼長102p×翼幅(25.5×18)p)リブ切り出し原型を(翼元と翼端の)ベニヤ材で作製。
6-2 パルサ材よりリブを切り出す、中間リブは図面より長さと高さを割り出し、バルサ材を切り翼形を作製。
6-3 スパー材を入れる切り込みを上下に入れ、前翼形材を入れる切り込みを入れる。
6-4 主翼の前翼材は強度を増す為檜材を使用し、前翼形材、リブ、スパー、後緑材を接合して主翼を製作し、後緑材とリブの接合補強をする。
6-5 主翼補強バルサを張り、ダウエル棒、ウイングボルト取り付け補強ベニヤを張り、エルロンサーボ取り付け材を接合する。
6-6 主翼上下面にフイルム張りをし、スチロール材よりエルロン部を切り出し、ヒンジテープで主翼に取り付ける。

6-7 エルロンホーンを接合し(2mmベニヤで作製)サーボを組み込み、リンケージをすると主翼の完成。
   「主翼が完成するとこの飛行機の7割くらいの仕上がりです」
  

 


バルサ材と主翼型リブ治具


翼リブの切り出し

骨組み、組み込み溝入れ

翼、リブ組の完成

主翼、生地完成
 

7.胴体と尾翼の製作
7-1 胴体心材の檜材(900×10×5)にマウント取り付け部補強材(100×10×5)を接合する。
7-2 図面寸法に合わし、胴体上下パーツをスチロール材より切り出しをする。
7-3 下部マウント取り付け位置に檜材で補強をし(100×10×5)胴体各パーツの接合をする。

7-4 図面寸法に合わし、エルロンと尾翼パーツをスチロール材より切り出しをする。
7-5 ベニヤ板で(3mm厚)モーター取り付けマウントの製作をする。
7-6 胴体に尾翼とモーターマウントを接合し、垂直尾翼可動部と水平尾翼可動部をヒンジテープで取り付ける。


胴体檜心材とスチロール材

胴体パーツ切り出し

胴体の接合

ベニヤ板よりマウントの切り出し

マウントの完成

スチロール材よりエルロンと尾翼の切り出し
 

8-1 前輪ギャー取付補強材、ダウエル、ウイングボルト受けを3mmベニヤで加工し、胴体に埋め込み接合する。
8-2 バッテリー及びサーボ取り付け部の加工をし、組み込み用各パーツを胴体に組み付け 完成させる。
8-3 エルロン、エレベータ、ラダー各ホーンは2mmのベニヤ板で作り、リンケージロッドは1,5Фのピアノ線を使用し舵角を調整すれば飛行機の完成です。


機体各パーツの完成

機体の完成

組み込み用パーツ類

飛行機の完成
 
9.飛行前に完成機の出来を品評の後、初フライトである。
 トリム調整も少しでよく、機体の出来は上々である。ループ、背面飛行、ロールをしたが順調に飛行し、自作飛行機の出来に満足した一瞬だった。
 垂直上昇は機速が無いとモーターのパワー不足で出来ないが普通の飛行には十分なパワーであり、気楽に飛行できる機体に仕上がった。
 エンジン機と違い飛行後に、機体に燃料のオイルが付着していず後始末が大変楽であった。

飛行前に完成機の品評

いざ、初飛行、緊張の一瞬 !
 
 

◇エンジン音を高らかに大空に向かって飛行する姿を見た時のあの緊張感、開放感は至上最高である!
 ラジコンを始めた当初は毎回破損し、がっくりして帰っていたが、最近墜落は遠のいているので機体の数が増える一方です。 週末になると日曜日の天気予報を一喜一憂して見ています。

これからもフライト仲間とともに長く楽しみたいと思う今日この頃である。

 

アストロホッグ70の完成記念撮影
 

                                 2008年8月

                                 写真・文   大津市在住  上田 栄治