〜深田会員 『煌き大津環境賞』を受賞〜
大津市に在住の滋賀支部会員の深田三好さんが、滋賀県大津市より「煌き(きらめき)大津環境賞」を受賞されました。

大津市では、市民の地道なまちづくりへの取り組みに対して、その功績を讃えるため、 「煌き(きらめき)大津環境賞」と言う表彰制度が設け、関係機関及び関係団体からの推薦で審査の上表彰者を決定されています。
平成19年12月27日大津市役所において、第3回煌き大津環境賞を目方大津市長から授与されました。

<大津市長から表彰される深田さん>


<賞状と記念の楯>

今回の受賞は、お住まいの近くの藤ヶ森河川敷周辺の環境整備を長年取り組んでこられたボアランティア活動に対してのものです。
深田さんが松下電子工業を定年退職された、平成5年当時、藤ヶ森河川敷周辺は、川床はゴミ捨てが目立ち、河川堤防は草木が繁りゴミも放置され荒地状態でした。

退職後間もなく、好きな花作りで地域へ貢献したいと知り合いと二人で「花いっぱい運動」の展開を計画し取り組みをはじめられました。

この地は幼稚園、小学校、中学校への通園通学路であり、地域からも人を募り、グループ(花の友グループ)を結成し、リーダーとなり花壇つくりと川床の清掃をはじめられました。
花壇作りは年間の活動計画に従い、花の苗作り、植え付け、肥料やり、土作りなどにほとんど毎日のように取り組まれました。
水やりの為の水の確保や台風などへの対応など苦労も多かったとのことです。

<グループメンバーの方々と>
荒地の堤防を段々式の花壇に開墾し、廃材を活用して整地し約120uの花壇とし、「何時でも何かが咲いている花壇」を目指し季節に応じて、30種以上の花を植え、四季折々の最盛期には「見事な光景」と道行く人達から感嘆の声をいただき評価していただけるまでになってきています。
10名のメンバーの定期的な活動によって、今では大津市からも助成、協力を得ておられます。

花作りともう一つ、川床の清掃、ごみ収集にも力を注いでおられます。川の水が減っている時に3m下の川床にロープを使って降りて行き、川床に散乱している大小様々なゴミを収集しておられます。一度きれいにしても雨の後は上流からのゴミで埋め尽くされてしまい繰り返しの作業になるとのことです。
通学の子供達や通行人から、「きれいな花やなー!、川がきれいになったなー!」の声で「長年の様々な苦労も吹っ飛び新たな力が湧いてきて、これからも体力の続く限り、この活動を続けていく。」と語っておられました。
取材 2008年1月 大野一宇、才野嘉昭