我が家の動物たち

大津市在住 森 弘子

 ペットと呼ばれる生き物たち、その中で犬、猫の野良との出会いにはドラマがあります。
いくつもの出会い、そして別れ。現在我が家に同居している犬、猫を紹介したいと思います。
 
*電車にはねられ、右うしろ足を切断。線路わきに血まみれになっていたメス犬。
 名前をウメといいます。頭のところに甘えてひっついている黒猫はタケ(メス)
 現在6歳。
 寒風が吹く駐輪場で1ヶ月ほどの子猫が足元に「ミヤーン」とよってきました。
 ウメは優しい犬で、一緒に寝ていますが、この時はかなり病気が進行していました。
 この後3ヶ月後に我が家にきて15年。ガンでなくなりました。
*大きな犬が家の前をウロウロ。ガリガリに痩せておどおどした態度。
 首輪がないので野良と思いつつも一週間ちかく様子を見てから捕獲。よく噛まれなかったと後で思いました。
 ウメ、タケといますので名前はマツ(オス)。強くなるように松五郎としました。左目が失明。犬歯も折れていました。
 フィラリアに罹患。空咳をして散歩の途中によく倒れました。推定1年から2年。若いので投薬で完治いたしました。
 我が家に来て2007年10月で6年が経ちます。心臓に雑音が残りましたが日常生活は支障なく暮らしております。

*夜、家の近く、道の真ん中で座っている猫と遭遇。骨だらけの猫です。
 ほっておけなくて、手招きをしながら連れて帰り、我が家を教えまし
 た。
 数日後、子猫を一匹連れてきました。動物病院で検診の結果、母猫は
 「極端な栄養失調」と告げられました。
 お母さん猫は、お乳を飲ましていましたのでチチと名づけ、子猫はキク
 (メス)としました。家の中にはタケがいますので、庭に犬小屋を置き
 外猫にして様子を見ることにしました。

*朝は6時半、玄関の扉をカリカリとひっかいていて、食事の請求をするようになりました。
 我が家の庭に住んで7ヶ月後、チチは亡くなりました。
*代々の動物たちの骨が埋まっている墓。
その上に乗っているキク。
 家の中で住むようになりました。
*タケにも友達ができ庭で遊ぶ二匹。ハナミズキにのぼるキク。

*お得意のポーズで寝るタケ。

*テレビが好きなタケ

*箱にこだわるタケ
*いろいろな遊びを見つけるタケ

*同じことをしたがるキク。甘えん坊です。

*松五郎は、タケ、キクには吠えません。
朝1時間ひも付き猫で庭に出て遊びます。

*大きな穴を掘って涼しさを楽しむ松五郎。
 

*散歩が大好きな松五郎。
 これから瀬田川へ行きます。

*松五郎を見送っているキク
 
動物の好き嫌いは個人差がありますが、よく言われていますように心を持った生き物ですから、さびしい、悲しい、嬉しいとさまざまな表現をします。飼ったら最後まで面倒をみてやって欲しいと思います。
多頭飼いは手間がかかりますが動物たちから優しさをもらいます。
松五郎はおとなしい性格で、幼児、小学生、中学生に散歩の途中。「可愛い」と言われ頭をなでてもらっています。
いつか、別れの時が来ますが、「いい想い出を沢山ありがとう。逢えてよかったね。」と感謝の言葉をかけてやりたいと思います。