【食品リサイクルボランテイア… ごみの山を宝の山に!】 |
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近江八幡市在住 吉田栄治 |
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私が未だ小学生のころ、父(農業)は生ごみを稲わら等と一緒に堆肥にして田や畑に撒いておりました。 特に冬場の場合は地力が弱った田畑に生ごみをそのまま撒いて、自然堆肥にして弱った田の米の生育に励んでおりました。 私はそんな父の後姿に、生ごみは土に良い肥料になるのか… と子供心(約50年ほど前)に思っておりました。 |
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そしたら「君、一度試して(栽培テスト)くれ!」…と言われ、関係者と一緒に栽培テストに取組み、以来生ごみ(処理物)との関係が続き、滋賀県農業試験場や畜産試験場(現在の滋賀県農業総合センター)で、処理物の栽培テストやブタの飼料としての肥育・肉質等のテストを、又東京農業大学や香川県畜産試験場とも共同研究を体験させて頂き、一般的な生ごみ(除く特殊)は肥料・飼料化にとても有効であると確信しました。 |
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以上の経過もあり、現在は松下電器を始め、各機器メーカー(食品リサイクル機器連絡協議会)の業務用生ごみ処理機の販売先(処理物の排出事業所)から出る一次生成物(処理物)の農地還元を進めるべく、2004年8月にNPO法人を立ち上げ、2005年11月より関西エリアのモデルとして、滋賀県内の先進農家の方(近江たんぽぽ村)と連携し、食品リサイクルのネットワーク化を進めております。 (首都圏地区は2004年4月スタート済み) |
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現在、関西エリア企業の社員食堂や食品メーカー等の一次生成物 約50トン/年(生ごみ量約300トン分)を農地還元をしておりますが、利用された農家の方より大変良いとリピートがあり、「食の安全・安心」の農産物づくりの環境こだわり農産物(滋賀県認証制度)として、又JIS認証に頑張っておられる農家の方々もおられます。 | |
近い将来は多くの農業団体や生成物の排出事業所と連携し、又事業系のみならず家庭系も含め地域の循環型社会づくりに貢献すべく農地還元100トン/年(生ごみ量約600トン分)目標に頑張っていきたいと思っております。 | |
今、地球温暖化を始め自然の生態系が崩壊しかけていると警鐘されております。国連の発表によると過去50年間で、地球の生物の60%が絶滅に瀕していると云われ、今後30年間、この状態が続くと、再生が不可能とも云われてもおります。 連絡先 吉田栄治(E-mail:yoshida.e@air.ocn.ne.jp) |
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