私の挑戦「手作りで山小屋」

大津市仰木の里  東山 正
 定年退職後1年間はのんびりと過ごすつもりでしたが、月日が経つにつれて退屈と身体の不調がきになりだしました。その時、思いついたのが私の趣味である植木、盆栽の知識を通信教育で本格的に勉強しようとしたことです。
 その結果、日本園芸協会から「庭園管理士」の資格を平成5年に取得することが出来ました。その後、造園業者へのお手伝いやご近所の庭木の剪定などをさせてもらっています。

次への挑戦は平成7年に自宅から6Km離れた大津市伊香立南庄町の山林を約60坪購入、その一部に手作りの山小屋(ログハウス)を家内と二人で建築しました。建設費は、材料費のみで約50万円程で、基礎工事着手から約1年の期間を要しましたが、平成8年10月に完成しました。周辺の空き地には、果樹、野菜などを栽培しています。菜園には4〜5年前から鳥、猿、猪が時々出没して、作物を食い荒らすため金網で囲い防御しています。今では季節の新鮮な美味しい無農薬野菜を収穫できるようになりました。

 これからの人生をいつまでも健康で楽しく暮らしていくためには、常に夢と目標を持って何かにチャレンジしてみること、そして無理をしないことが大切であると実感しています。

 




大津市伊香立南庄町の山林を切り開いた原野60坪購入
(平成7年7月)


敷地から出た石を妻と2人で積み上げ土台作りスタート
(平成7年8月)
 


夢の山小屋を手作りで模型製作
(平成7年9月)


山小屋の骨組みを模型から製作
(平成7年9月)


近くの製材所から設計図に基づいて木材を購入
(平成8年6月)


組み上げスタート
(平成8年6月)


大黒柱は防腐剤を塗装してしっかり土中に埋め込む


山小屋の骨格組立て仕上がる
(平成8年6月)


屋根葺き、樋の取り付けが終わった
(平成8年6月)


外装工事は立派な山小屋に仕上がる
(平成8年10月)


玄関側からウッドデッキを製作、デッキからの眺めは琵琶湖・伊吹山を見渡すことが出来る。


山小屋の周辺は掘り出した石を集めて石垣をつくり、耕した畑には季節の野菜が青々と育成しています。


内装工事も着々と進行
(平成8年10月)



中二階を製作、孫たちの遊び場となった


畑の一部は猿、猪に荒らされないよう金網で防御


実りの秋になると周辺の草木で山小屋はすっぽり囲まれる。