『陶芸教室を通じ熟年と子供に生きがいを』

 平成4年11月に定年退職後、知人に勧められ滋賀県レイカディア大学(熟年大学)陶芸学科に入学し、それまでまったく経験のなかった陶芸について、2年間受講しました。 在学中は、陶芸技術よりも徹底的に雅味と感性を養うよう指導を受け、陶芸の奥の深さと魅力にアットいう間の2年間でした。
卒業後は自宅に信楽焼きの流れを汲む陶芸工房を開設しました。自らの作品造りとともに、陶芸愛好家にも開放しいつでも出入り自由の工房で現在8人の愛好家が創作活動をされており、お手伝いもしています。地域の公民館や集会所で小学生に年1〜2回陶芸教室を開き、約50名の子供達に陶芸の楽しさと創る喜びを伝えています。教室では子供たちの感性と発想には時として教えられることもあります。


< 陶芸を2年間学んだレイカディア大学>

<窯に火を入れる>

<わくわくの窯だし>

<子供達に創る喜びを>
<松愛会滋賀支部 陶芸教室で指導>
<松愛会滋賀支部 陶芸教室で指導>
松愛会滋賀支部の陶芸教室で年3回会員の皆さんの指導、また水口町で陶芸教室を月2回開き、地域の方々との陶芸を通じた生きがいづくりをお手伝いしています。
これまで『ぐいのみ』から壷、花器など数百点の作品を制作してきましたが、作品は自分で楽しむとともに各種の展示会や展示即売会などにも出品しています。また大きな花器などは近くの檀家寺で使っていただいています。

<滋賀県芸術祭 喜寿会陶展>

<滋賀県芸術祭奨励賞受賞作品>

<滋賀県芸術祭会場にて>
大学の卒業生を中心とした会『喜寿会』の一員として七年前から滋賀県芸術祭に参加し、毎年滋賀県芸術奨励賞を受賞しております。
陶芸技法のひとつ「透かし彫り」に更に技法を加え、木下流「重ね彫り」に挑戦中で日々精進と新たな技法開発とともに、陶芸を通じての生きがいつくりにこれからも励みたいと思います。

<透かし彫り>
<檀家寺への大壷>

<自宅の作品集>

<伊賀びん>


<竹編み重ね彫り>

<花入れ>
大津市在住 木下 弘