第96回 「春の笠置・桜と行場めぐり」

◆実 施 日 : 2008年4月10日(木)

◆参加人員: 9名(内家族会員 0名 )

◆コース  :JR笠置駅〜笠置山登山口〜 笠置寺山門〜 正月堂〜 磨崖仏〜ゆるぎ石 〜 もみじ公園(昼食)〜
        後醍醐天皇行在所〜笠置山登山口14:00(解散)
 

◆リーダー : 南岡 斡次氏   歩行  2時間/3Km

◆経  過  :
     * 朝6時過ぎの天候は強い雨、テレビをみると「寒く、雨」の天気予報 京都駅集合時点では小雨となる。
      *JR奈良線ホームから9時9分発の電車に乗る。 少人数ながら和気あいあい、談笑しながら木津駅〜加茂駅と
       乗り継ぎ 笠置駅へ 一時間余りで到着。
     * 駅よりすぐの「産業振興会館」に寄り、ガイドマップをいただき、コースを確認後、館内を拝借して軽く ストレッチ体操
       で体をほぐす。
     *酒店に立ち寄りアルコールを調達する 寒いのでお酒が大人気 桜は満開だが雨が強まり道路沿いの軒下を借用し、
       雨合羽着用後、笠置山をめざす。

    
      *笠置山自然公園のゲートをくぐり旧道の登山口より笠置寺をめざす いきなり急な階段が続く、雨が小ぶりとなり
       傘をたたむ。
     *道中、ムクロジ(無患子)の実を拾う 中の黒い実は「羽子板の羽ね」の材料である 果実は石鹸と同じように泡立つ
       ことから 宮人は髪洗いに用い、庭木とした伝えがある。
     *坂道から車道に出る 弓合戦で名のある「一の木戸跡」で休憩をとる。
     *登山口から笠置寺山門へ45分ほどで到着 入山料金窓口は不在で「荒天につき自由参拝」の貼り紙がある。
       入山料300円は不要。
     *正月堂〜磨崖仏〜胎内めぐり〜ゆるぎ石の順に巡る 巨岩・奇岩が多く圧巻 日本一大きい菩薩像が岩に
       彫られており1300年前に東大寺の僧が刻まれたとのこと。
     *標高288mの山頂に着く、笠置山は天武天皇が鹿狩りを楽しんだ際、笠を置き、目印としたことからその名がある。
     
      *山頂より蛇行した木津川の流れと春霞の山並みが美しい 昼食予定地のもみじ公園へ12時15分に着く。
       幸い大きな休憩所があり、冷えた体を飲み物で温め談笑しながらの食事を60分程楽しんだ。
     *後醍醐天皇行在所に向かう 急な石段を登ると50坪ほどの石柱の囲いがあるのみ 天皇軍はこの地で鎌倉幕府に
       敗れた 「うかりける 身を秋風にさそわれて おもわぬ山の紅葉を見る」天皇御製。
 

★残念ながらあいにくの雨天であり少人数だったが、雨もまた良し、趣と風情を味わいながら楽しい一日を過ごしました。
 (解散後:温泉へ直行3名/直帰6名)

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